パソコンの購入に併せてWi-FiやWiMAX等モバイルデータ通信を勧められて契約した際、販売員の説明不足と、消費者の理解不足によってトラブルが発生するケースがあります。

ご相談内容

パソコン購入の際、モバイルデータ通信を併せて契約すれば割引になると言われて契約した。しかし、実際に自宅で使ってみると不安定で通信速度も遅いので、解約したいと伝えたところ、違約金が5万円かかると言われた。納得できないと伝えたが、ベストエフォート型(性能や品質は保証しないが、可能な範囲で最善を尽くすという形態のサービス)で、速度が保証されているわけではないと言われてしまった。違約金を払わなければいけないのだろうか。

アドバイス

勧誘時に「必ず早くなる」「絶対に通信が切れることはない」等の誇大な表現があったのであれば、説明内容と現実との相違を整理し、交渉する必要があります。全く繋がらないようであればサービスの提供が行われていないので解約を主張できるものと思われますが、「通信速度が遅い」「切れることがある」という場合はサービスの提供は行われているので、無条件解約は難しいことが多いです。特にモバイルデータ通信の場合、表示されている数字と実際が大きく異なることがあるため、契約時に十分注意しましょう。2年縛りで解約料がかからないのは1か月だけといったケースもあるため、解約する場合の状況までよく確認してください。