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北見 満智子

女性農業者紹介 Case.39 北見 満智子 有限会社 ハム工房まいおか 横浜市

6次産業継続は、とても大変な人生、「私だからやってこれた!」と思う時と、行政等の皆さんの協力が有ったからこそで続けて来れました。

  • 畜産品

農業経営の概要

私の経営の特徴は、早くから、今でいう6次産業化に取り組む、養豚・野菜・稲作・加工の複合経営です。
野菜・稲作部門は、家族経営で、養豚・加工部門は、法人経営です。
養豚関係は、夫と従業員が担当し、加工は、夫と私と従業員5名が担当し、稲作・野菜は夫、「浜梨」と苺は娘夫婦と、家族で分担して多角経営をしています。

主な作目はなんですか?

養豚、水稲、野菜、果樹、及び、市民参加型栽培体験収穫ファーム

北見 満智子の写真

主な出荷先と時期(作物を買える場所)について教えてください

・横浜市内のJA、近隣の小学校から大学まで納品
・当社ハム工房にて店頭販売

就農の経緯をお聞かせください

北見家は、戸塚区舞岡町で代々農家をしており、夫は21代目にあたります。養豚業は、先代が昭和36年に1頭から始め、その後、種豚経営(親豚を生産、販売する経営)をしていました。私は、昭和48年に夫と結婚、二人で種豚経営から母豚50頭の一貫経営にしました。これが私の就農のきっかけです。

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農業におけるやりがいはなんですか

皆を笑顔にでき、畜産や農業に興味を持ってもらえることがやりがいで感謝です。

農業におけるこだわりはありますか

自分たちで農業や加工をする傍ら、地域住民からの要望もあり、「栽培・収穫・体験ファーム」を現在35a、76区画開設しています。また、地域の子供たちに稲刈り体験やソーセージの作り方なども教えています。ということで、地域(住民)との交流を大切にした農業経営がこだわりです。

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今後の目標ややりたいことについて教えてください

同じものを同じように長く販売していると飽きられるので、新製品の開発には時間を掛け、従業員と各地に足を運んで商品開発に努力しています。
娘夫婦とは現在分業していますが、将来に向け、後継者育成に丁寧に時間を掛けていきたいと思います。

農業で働くことを考える女性へ(メッセージ)

まずは、ご自身の健康管理をし、新しい事への挑戦と、地域の人との繋がりを大切にして、多方面で応援をしてくださる行政の方々との連携も大切にすることです。

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