かながわなでしこファーマーズ

高橋 久美子

女性農業者紹介 Case.18 高橋 久美子 ひばりファーム 横浜市

社是は「美味しい野菜の喜びをお届けします」
農業経営は「女でも頑張れる」

  • 野菜

農業経営の概要

70aの露地畑で野菜を栽培し、出荷しています。労働力が基本的に自分だけなので、「大消費地横浜だから」売れる少品目に集約しています。出荷先はスーパーとJA横浜の3か所の直売所です。

主な作目はなんですか?

ブロッコリー、カリフラワー、なす、とうもろこし、ホウレンソウ

高橋 久美子の写真

就農の経緯をお聞かせください

2011年の東北の震災で家族が被災。いざという時に助け合えるような、地域とのつながりある仕事を志すようになりました。会社を辞め、かながわ農業アカデミーを卒業後、地元農家で研修し、2014年に横浜市泉区で経営を開始しました。
今は、多くの農業者、地域のボランティアさんや栄養士、保育士、起業家の方々とつながりがあり、農家と消費者の手をつなぐ情報発信や食育にも取り組んでいます。
2015年から、農水省の農業女子プロジェクトのメンバーです。

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農業におけるやりがいはなんですか

会社員時代と一番違うところは、全てが自己責任ということです。だからこそ、楽しいし、厳しいこともあります。
自分の技術向上や収量増、販売先の拡大、ボランティアさん、お客様など多くの方々との出会いを励みに頑張っています。

農業におけるこだわりはありますか

お客様の信頼が第一ですから、地元産ならではの新鮮野菜を販売すること、野菜本来の美味しさを追求すること、安心して手に取っていただける丁寧な説明と、パッケージングを心がけています。

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今後の目標ややりたいことについて教えてください

家族の今後の方針は、「農業+(プラス)で幸せに暮らす」です。
子供の成長と家庭の変化に柔軟に対応しつつ、農業経営を長く続けるのが目標です。

農業で働くことを考える女性へ(メッセージ)

新規就農して女性だから不利だったことはあまりありません。自分が得意でナンバーワンになれること、他の農家が取り組まないこと、そして、先人の少ないことのどれかを選べば道が拓けると思います。困りごとを相談できる指導者と仲間は必須。可能ならボランティア、家族、社員と共にやる方がいいです。すぐには儲からないので、長期計画と貯蓄も大事です。一緒に頑張りましょう。

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