〝皆働社会〟への想い、
地域にひろがり、人々をつなぐ
障がい者雇用のパイオニア企業による〝キットパス〟作品の展覧会「キットパス皆画(かいが)展」が、川崎市高津区のかながわサイエンスパーク(KSP)内のHOTEL ARU KSPのロビーと県立川崎図書館で開催されています(会期は2024年11月まで)。展示されているスペースには、プロの作家もアマチュアも、障がいの有無に関係なく、作品はまぜこぜに並んでいます。その作品は唯一無二のもの。ただひとつ共通しているのは「キットパス」という画材を使っている――ということだけ。この展覧会の実現には、川崎の企業同士の共感がありました。そして、この〝共感〟に、県立川崎図書館が呼応――。この素敵な展覧会が開催されているHOTEL ARU KSPのロビーで、開催実現の経緯、想い、これからの展望について、関係者に取材しました。