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更新日:2023年4月7日

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鳥インフルエンザ情報(鶏等の家きん飼養者の方へ)

鳥インフルエンザに関する情報(鶏等の家きん飼養者の方へ)

鳥インフルエンザについて

鳥インフルエンザは、A型インフルエンザウイルスが引き起こす鳥の病気です。鳥に感染するA型インフルエンザウイルスをまとめて鳥インフルエンザウイルスといいます。家畜伝染病予防法では、鳥インフルエンザウイルスは家きんに対する病原性やウイルスの型によって、高病原性鳥インフルエンザ、低病原性鳥インフルエンザ等に区別しています。

家きんが高病原性鳥インフルエンザウイルスに感染すると、その多くが死んでしまいます。一方、家きんが低病原性鳥インフルエンザウイルスに感染すると、症状が出ない場合もあれば、咳や粗い呼吸などの軽い呼吸器症状が出たり産卵率が下がったりする場合もあります。

鳥インフルエンザのまん延防止には異常家きんの早期発見と早期通報が極めて重要であることから、養鶏農家、家きんを飼育されている方及び関係者の皆様におかれましては、引き続き、本病の侵入防止に万全を期されるようお願いいたします。また、飼養衛生管理基準の遵守、家畜伝染病予防法第13条の2第1項の特定症状をご理解の上、早期通報の再徹底高病原性鳥インフルエンザのモニタリングの強化について(神奈川県告示第130号)(PDF:105KB)についても、御協力よろしくお願いします。飼養している家きんに異状がみられた場合には、すぐに最寄りの家畜保健衛生所へ連絡してください。

なお、我が国ではこれまで、家きん肉や家きん卵を食べて、鳥インフルエンザウイルスに感染した例は報告されていません。

最新情報新着

令和4年12月22日「鳥インフルエンザ関係閣僚会議」が開催され、総理大臣より「発生予防及びまん延防止の取組を徹底していくため、緊急消毒を発生県から順次、全国的に実施していく」との発言がありました。本県では、既に令和4年10月7日付けで家畜伝染病予防法に基づく消毒命令を公示したところですが、本日12月22日より1週間を「緊急消毒強化週間」と位置づけ、警戒体制の強化をお願いいたします。

  • 鳥インフルエンザ関係閣僚会議の詳細は「首相官邸HP」をご覧ください。

高病原性鳥インフルエンザの発生リスクが高まっていることから、県では家畜伝染病予防法第30条の規定に基づき、緊急消毒を発令します。

令和3年度「令和3年度シーズン高病原性鳥インフルエンザに係る緊急消毒について

令和2年度「令和2年度高病原性鳥インフルエンザに係る緊急消毒について(第1回)」、「令和2年度高病原性鳥インフルエンザに係る緊急消毒について(第2回、第3回)」

家きん飼養者の方にお願いしたいこと

令和4年度シーズンは、県内の野鳥において高病原性鳥インフルエンザ(H5N1亜型)陽性事例が確認されました(令和4年9月25日回収、9月29日確定)

令和3年度シーズンは、11月から5月までに12道県で25事例の飼養家きんにおける高病原性鳥インフルエンザが確認され、計189万羽を殺処分することとなりました。

令和4年4月以降も、海外では飼養家きんにおける発生が継続しています。このことから、今シーズンも厳重な警戒が必要と考えられます。

鳥インフルエンザウイルスは野鳥(主に渡り鳥)の糞便により拡散されるため、鶏舎周囲等の環境中にウイルスが存在する可能性があります。家きんを飼養している方は、環境中にウイルスが存在するという前提で適切な飼養衛生管理の徹底をお願いします

まずはこちらをご覧ください

家畜を飼養する方へ(神奈川県畜産課のページ)

早期発見・早期通報をお願いします

次に示す「特定症状」を呈している家きんを発見したときは、至急、家畜保健衛生所へご連絡ください。

  • 同一の家きん舎内において、1日の家きんの死亡率が、平時の2倍以上となること
  • 鶏冠、肉垂等のチアノーゼ、沈うつ、産卵率の低下等の症状を呈している家きんがいる場合
  • 5羽以上の家きんが、まとまって死亡している場合又はまとまってうずくまっている場合

※家きんの飼養管理のための設備の故障、気温の急激な変化、火災、風水害その他の非常災害等高病原性鳥インフルエンザ以外の事情によるものであることが明らかな場合は除きます。

届け出先等は次のページをご参照ください。

一斉点検の実施について

令和4年度シーズンも、10月から、以下の飼養衛生管理基準(農林水産省ページ)の項目について、飼養衛生管理者の方による自己点検をお願いしています。

  • 衛生管理区域に立ち入る者の手指消毒等
  • 衛生管理区域専用の衣服及び靴の設置並びに使用
  • 衛生管理区域に立ち入る車両の消毒等
  • 家きん舎に立ち入る者の手指消毒等
  • 家きん舎ごとの専用の靴の設置及び使用
  • 野生動物の侵入防止のためのネット等の設置、点検及び修繕
  • ねずみ及び害虫の駆除

シーズン中、特に気を付けていただきたいこと

  • 家きん舎の防鳥ネットの隙間及び破損個所の確認及び修繕
  • 堆肥舎及び飼料保管庫等の防鳥ネットの設置
  • 農場及び家きん舎出入り時長靴の交換及び手指の消毒
  • 集卵・集糞ベルトの家きん舎外への開口部の隙間の確認と対策
  • 家きん舎入口の消毒 ※踏込消毒槽は消石灰より即効性のある液体消毒薬を使用しましょう。
  • ネズミ対策
  • 車両の衛生管理区域の出入り時の消毒
  • 農場及び家きん舎周辺の整理整頓(小動物の隠れ場所をなくしましょう。)
  • 家きん舎周囲の樹木の剪定及び消石灰散布等の消毒の徹底

内における鳥インフルエンザ発生状況について

家きんでの鳥インフルエンザの発生状況について 

最新の発生

  • これまで、26道県84事例(4月7日時点)の発生が確認されています。詳しくはこちらをご覧ください。

令和4年度シーズン 高病原性鳥インフルエンザ発生状況新着

過去の発生状況

令和3年度シーズン「令和3年度シーズン 高病原性鳥インフルエンザ発生状況

令和2年度シーズン「令和2年度における高病原性鳥インフルエンザ発生状況」

野鳥での鳥インフルエンザの発生状況等について新着  

  • 今シーズンは多数の陽性事例が確認されています。

最新の情報はこちらをご覧ください。

環境省ホームページ(別ウィンドウで開きます)

神奈川県での陽性事例確認について 新着
野鳥国内1例目(令和4年9月29日、伊勢原市)

令和4年9月25日、神奈川県伊勢原市でハヤブサ1羽の衰弱個体が回収され、同年9月26日に簡易検査を実施したところ、A型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が確認されました。

その後の国立研究開発法人国立環境研究所での遺伝子検査の結果、同年9月29日に高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1亜型)が検出されました。

神奈川県内の野鳥における鳥インフルエンザ陽性事例については、次のとおりです。

  回収日 場所 種類 種名 回収羽数

簡易検査結果判明日

遺伝子検査(国立研究開発法人国立環境研究所)
HA亜型・病原性 結果判明日
野鳥1例目 9月25日 伊勢原市 死亡野鳥 ハヤブサ 1 9月26日 H5亜型・H5N1亜型高病原性 9月29日
野鳥206例目 3月3日 相模原市 死亡野鳥 ハシブトガラス 1 3月3日 H5亜型・H5亜型高病原性 3月9日
野鳥213例目 3月10日 相模原市 死亡野鳥 ハシブトガラス 1 3月10日 H5亜型・H5亜型高病原性 3月16日
野鳥214例目 3月10日 相模原市 死亡野鳥 ハシブトガラス 1 3月11日 H5亜型・H5亜型高病原性 3月16日
野鳥216例目 3月15日 相模原市 死亡野鳥 ハシブトガラス 1 3月16日 H5亜型・H5亜型高病原性 3月23日

 

 

令和2年度の発生状況はこちらをご覧ください。

飼養鳥における発生新着

最新の発生

  • 今シーズンは多数の陽性事例が確認されています。

最新の情報はこちらをご覧ください。

環境省ホームページ(別ウィンドウで開きます)

隣県での陽性事例確認について新着 
飼養鳥国内10例目(令和5年3月2日、東京都)

東京都日野市で飼養されているソデグロヅルについて、令和5年2月23日に簡易検査を実施したところ、A型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が確認されました。

その後の国立研究開発法人国立環境研究所での遺伝子検査の結果、同年3月1日に高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)が検出されました。

飼養鳥国内9例目(令和5年2月17日、東京都)

東京都日野市で飼養されているツクシガモについて、令和5年2月14日に簡易検査を実施したところ、A型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が確認されました。

その後の国立研究開発法人国立環境研究所での遺伝子検査の結果、同年2月17日に高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)が検出されました。

海外における発生 

  • 詳細な情報については、こちらをご覧ください。 

鳥インフルエンザに関する情報(農林水産省ホームページ)(別ウィンドウで開きます)

 鳥インフルエンザモニタリング検査

高病原性鳥インフルエンザのモニタリング検査の結果について(令和4年度)

過去のモニタリング検査の結果等についてはこちらをご覧ください。

過去の鳥インフルエンザモニタリング検査結果及び発生状況

防鳥ネットの補修等の補助について

家きん舎の防鳥ネット等の補修等、バイオセキュリティの向上に資する資材の購入について補助します。

詳細は畜産課までご相談ください。

家畜防疫互助事業について 

万が一の発生に備えて、家畜防疫互助事業への参加を積極的にご検討ください。事業の詳細は次のパンフレットをご確認ください。

家畜防疫互助事業にご参加を!(PDF:541KB)

 

高病原性鳥インフルエンザ等発生時対応マニュアルの策定

高病原性鳥インフルエンザ等発生時対応マニュアル(平成16年12月策定 令和4年3月25日改正)(PDF:1,684KB)

県央家畜保健衛生所  

電話番号 046-238-9111 ファクシミリ 046ー238ー9124

管轄区域

横浜市、川崎市、相模原市、横須賀市、鎌倉市、逗子市、三浦市、厚木市、大和市、海老名市、座間市、綾瀬市、葉山町、愛川町、清川村

湘南家畜保健衛生所

電話番号 0463-58-0152 ファクシミリ 0463-58-5679

管轄区域

平塚市、藤沢市、小田原市、茅ヶ崎市、秦野市、伊勢原市、南足柄市、寒川町、大磯町、二宮町、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町、真鶴町、湯河原町

このページに関するお問い合わせ先

このページの所管所属は環境農政局 農水産部畜産課です。