三保ダム(みほダム)
掲載日:2020年3月18日
三保ダム
三保ダムは、昭和40年に入り、さらなる水需要の急激な増大に対し、水道用水や発電用水の確保、洪水調節を行うことを目的に、酒匂川総合開発事業の基幹施設として、昭和54年(1979年)に完成しました。
諸元
水系 | 酒匂川水系 |
河川 | 河内川 |
貯水池 | 丹沢湖 |
位置 | 神奈川県足柄上郡山北町神尾田 |
完成年 | 1979年 |
目的 | 洪水調節、水道用水、発電 |
形式 | ロックフィルダム |
堤高 | 95.0メートル |
堤頂長 | 587.7メートル |
ゲートの種類 | ラジアルゲート、ローラーゲート |
集水面積 | 158.5平方キロメートル |
湛水面積 | 2.18平方キロメートル |
総貯水容量 | 64,900,000立方メートル |
有効貯水容量 | 54,500,000立方メートル |
常時満水位 | 標高321.5メートル |
利用水深 | 39.2メートル |
洪水流量 | 毎秒800立方メートル |
- 三保ダム容量配分図
関連施設等
関連発電所
関連設備
- 常用放流設備
丹沢湖の水を、水力発電所に通して下流へ流すため設けられたトンネルや鉄管路等の設備です。三保ダムでは、田ノ入発電所と嵐発電所へ水が送られます。
大雨などがなく、上流からの流入量が少ない場合は、この設備のみを使用して下流に水を流しています。
- 洪水吐
大雨などで流入量が増え、常用放流設備では流しきれない場合に使用する設備です。
三保ダムでは5門あり、1門はローラーゲート(上下に開閉)、他の4門はラジアルゲート(円弧状に開閉)です。
- 底部放流設備
常用放流設備や洪水吐が点検や故障等で使用できない場合に丹沢湖の水を下流に流すための設備です。
洪水吐の上流側湖底にある水抜き坑と繋がっており、丹沢湖の水を放流することができます。