第31週報は8月12日に掲載予定です。
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![]() 神奈川県全域と県域(横浜市・川崎市・相模原市を除く)で発生した感染症の発生動向調査の情報を週報・月報でお知らせしています。 |
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〇お知らせ
「欧州及び米国における小児の原因不明の急性肝炎の発生について(協力依頼)」(2022年4月27日 厚生労働省事務連絡・令和4年5月13日一部改正)(PDF)
疑似症定点医療機関においては、疑似症として直ちに最寄りの保健所に届け出ることとされています。(参考:疑似症サーベイランスの運用ガイダンス(第三版)(PDF))
疑似症定点以外の医療機関においては、直ちに最寄りの保健所に相談することとされています。
週報 2022年・30週(7月25日~7月31日)
第31週報は8月12日に掲載予定です。
今週の注目感染症
【緊急速報】インフルエンザ 2022年8月10日掲載
- RSウイルス感染症
- 手足口病
手足口病はコクサッキーA群ウイルスとエンテロウイルス71型が主に原因となる感染症です。主な症状は手、足、口の中にできる水疱性の発疹です。主な感染経路は咳やくしゃみなどの飛沫感染と、水疱の内容物や便に排出されたウイルスが手などを介して口や目などの粘膜に入って感染する、経口感染、接触感染があります。予防接種や特別な治療法は有りません。予防には咳エチケットや手洗いが有効です。 - 新型コロナウイルス感染症
2022年第30週の報告数は98,747例となり、前週75,255例とくらべて増加しています(※患者情報の変更により、前週と数字が異なる場合があります)。暑い日が続いていますので、熱中症予防のためにマスクを外してもよい場面を把握し、適度な水分補給をしましょう。感染拡大を防ぐために、適切な場面でのマスク着用、手洗い、三密の回避等の基本的感染予防の徹底をお願いします。また、神奈川県が公開している情報などで感染時にとるべき行動を確認しておきましょう。
今週の全数把握対象疾患
(当該週の国による集計及び各保健福祉事務所からの報告をもとに期日を決めて集計しているため、集計数が前後することがあります。)
全数把握対象疾患情報
- 結核13例:年齢群は20歳代2例、30歳代1例、40歳代2例、70歳代4例、80歳代3例、90歳以上1例、病型は肺結核8例、大腸結核1例、無症状病原体保有者4例
- 腸管出血性大腸菌感染症8例:年齢群は10歳代1例、20歳代3例、50歳代1例、60歳代3例、血清型・毒素型はO157VT2 1例、O157VT1VT2 4例、O157VT不明 1例、O145VT2 1例、O103VT不明 1例、推定感染経路は経口感染4例、不明4例、推定感染地域は神奈川県5例、日本国内都道府県不明2例、不明1例
- E型肝炎1例:年齢群は50歳代、推定感染経路は経口感染、推定感染地域は神奈川県
- A型肝炎2例:年齢群は20歳代1例、40歳代1例、推定感染経路は経口感染1例、性的接触1例、推定感染地域は神奈川県1例、日本国内都道府県不明1例、ワクチン接種歴は不明2例
- レジオネラ症4例:年齢群は50歳代1例、60歳代1例、70歳代2例、病型は肺炎型3例、ポンティアック熱型1例、推定感染経路はその他1例、不明3例、推定感染地域は神奈川県1例、日本国内都道府県不明1例、不明2例
- カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症1例:年齢群は70歳代、菌種はCitrobacter braakii 、感染経路は不明、推定感染地域は神奈川県
- 侵襲性肺炎球菌感染症1例:年齢群は80歳代、感染経路は不明、推定感染地域は神奈川県、ワクチン接種歴は無し
- 水痘(入院例)1例:年齢群は50歳代、病型は検査診断例、推定感染経路は飛沫・飛沫核感染、推定感染地域は神奈川県、ワクチン接種歴は不明
- 梅毒11例:年齢群は20歳代5例、30歳代5例、40歳代1例、病型は早期顕症梅毒Ⅰ期5例、早期顕症梅毒Ⅱ期6例、推定感染経路は性的接触10例、不明1例、推定感染地域は神奈川県5例、東京都2例、日本国内都道府県不明1例、不明3例
新型インフルエンザ等感染症
- 新型コロナウイルス感染症 98,747例
今週の定点把握対象疾患
- 鎌倉保健福祉事務所三崎センターで咽頭結膜熱の定点当たり報告数が3.0で警報レベルとなっています。
- 手足口病の定点当たり報告数が、横浜市5.0、茅ケ崎市5.29、小田原保健福祉事務所5.17、厚木保健福祉事務所7.5、厚木保健福祉事務所大和センター5.29、と警報レベルとなっています。
週報(PDF)|
保健所別|
年齢別|
5週前~今週の推移|
全数報告疾患 (横浜市・川崎市・相模原市を除く)
月報
令和4年6月報(PDF)
疾患別情報
「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)」における分類(一類感染症から五類感染症)に従って掲載しています。
一類感染症
➣エボラ出血熱 |
二類感染症
➣結核 | ||
➣重症急性呼吸器症候群(病原体がベータコロナウイルス属SARSコロナウイルスであるものに限る。) | ||
➣中東呼吸器症候群(病原体がベータコロナウイルス属MERSコロナウイルスであるものに限る。) | ||
➣鳥インフルエンザ(H7N9) |
三類感染症
➣細菌性赤痢 | ➣腸管出血性大腸菌感染症 | ➣腸チフス・パラチフス |
四類感染症
➣ジカウイルス感染症 | ➣つつが虫病 | ➣デング熱 |
➣レジオネラ症 |
五類感染症(全数把握疾患)
➣ウイルス性肝炎(B型・C型) | ➣劇症型溶血性レンサ球菌感染症 | ➣後天性免疫不全症候群(AIDS) |
➣先天性風しん症候群 | ➣百日咳 | ➣風しん |
➣麻しん |
五類感染症(定点把握疾患)
➣RSウイルス感染症 | ➣A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 | ➣感染性胃腸炎 |
➣水痘 | ➣手足口病 | ➣突発性発しん |
➣ヘルパンギーナ | ➣流行性耳下腺炎 | ➣マイコプラズマ肺炎 |
その他の感染症
➣ウイルス性結膜炎 | ➣海外で注目すべき感染症 |
各種資料など
- 急性弛緩性麻痺を認める疾患のサーベイランス・診断・検査・治療に関する手引き(第2版)(PDF 12.3MB) 2022年2月
厚生労働科学研究費補助金「エンテロウイルス等感染症を含む急性弛緩性麻痺・急性脳炎・脳症の原因究明に資する臨床疫学研究」研究班 作成
診断・届出のフローチャートや病原体検査についての詳しい解説を掲載しています。 - 感染症法に基づく消毒・滅菌の手引き(厚生労働省)(PDF 624KB) 2019年1月11日更新
- 結核集団発生事例・研修教材(PDF 752KB)
- 結核集団発生事例・研修教材2(PDF 272KB)
公益財団法人 結核予防会 結核研究所との共同研究事業で作成しました。ご活用下さい。