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更新日:2025年12月1日
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神奈川県の広報紙「県のたより」のページです。毎月1日(4月号は3月31日)発行。WEB版では、バックナンバーもご覧になれます。
終戦から今年で80年を迎えました。昭和6(1931)年の満州事変後、首都に隣接する神奈川県は軍事的な要衝として、陸海軍の基地や軍需工場が多く設置されました。昭和20(1945)年に米軍の爆撃が本格化し、市街地が廃虚と化し、多くの人が犠牲になりました。
ここでは、県内の戦災当時の一部の様子を紹介するとともに、戦争の記憶を風化させないため、平和への思いを次世代へ語り継ぐことを目的とした県の取り組みを紹介します。
平塚市内の被害状況 ※米国立公文書館蔵 平塚市博物館提供
平塚市は、昭和20年7月16日深夜から7月17日未明にかけて、B29爆撃機133機による大空襲を受けました。投弾範囲は現在の平塚市域にとどまらず、現在の茅ケ崎市・大磯町・二宮町・小田原市にまで及びました。
出典:総務省ホームページ(平塚市における戦災の状況(神奈川県))
を加工して県が作成
川崎市役所付近の焼け跡(現在の平和通り) ※川崎市平和館所蔵
川崎市は、昭和20年4月15日にB29爆撃機200機余りによる大規模な爆撃を受け、市中心部と南武線沿いの工場が集中している地域は、壊滅的な被害を受けました。写真奥にある時計塔は、戦時中、迷彩色に塗られ、防空監視哨(かんししょう)の役割を担っていました。
出典:総務省ホームページ(川崎市における戦災の状況(神奈川県))
を加工して県が作成
県の取り組みについて詳しくは
「追悼」「継承」ポータルサイト

語り部の記憶や思いを未来へ継承するため、AIを活用した対話型語り部システムを今年から導入しました。AI語り部では、長崎での原爆投下時の惨状や被爆体験の講話が聴けるとともに、戦時中の様子等を質問することができます。かながわ平和祈念館遺品展示ホールに常設してあり、予約不要で体験できますので、ぜひお越しください。
AI語り部体験の様子
戦争を体験された方々が「語り部」となり、証言を語り伝えるビデオを公開していますので、ぜひご覧ください。
【問合せ】
戦争体験を語り継ぐ次世代継承事業については県生活援護課
[電話]045(210)4903
[ファックス]045(210)8859
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