CROSSTALK 新規採用職員座談会

CROSSTALK新規採用職員座談会

新規採用職員に、神奈川県職員を目指したきっかけや
職場の雰囲気を語ってもらいました。

PROFILE

  • 齊藤 篤司

    齊藤 篤司

    くらし安全防災局
    総務室 主事

    2023年入庁
    Ⅰ種行政

  • 中原 理紗

    中原 理紗

    総務局
    高津県税事務所
    管理課 主事

    2023年入庁
    Ⅰ種行政

  • 福山 ひかる

    福山 ひかる

    企業局
    谷ケ原浄水場
    浄水部施設課 技師

    2023年入庁
    Ⅲ種電気

  • 倉持 裕志郎

    倉持 裕志郎

    福祉子どもみらい局
    子ども自立生活支援センター「きらり」
    支援部子ども第二課 主事

    2023年入庁
    早期免許資格職(福祉職)

Q1

まずは皆さんの
業務内容を教えてください。

まずは皆様の業務内容を教えてください。
福山

私は電気職として浄水場で働いていて、電気施設関係の設計や点検を行っています。その他にも、日報でポンプ等の故障がないか確認を行っています。

齊藤

私は防災関係の部署におり、防災情報の収集・伝達に係る部分を担当しています。伝達手段が多重に必要になるため、「防災行政通信網」や「石油コンビナート用無線」などのメンテナンスや通信試験を行っています。その他に、予算の支払・執行業務を行っています。

倉持

私は福祉職として子ども自立生活支援センター( 通称「きらり」)で働いています。担当は中軽度の知的障がいのある男の子(小学生~高校生)です。生活の場所なので、彼らと一緒に何かをすることが多いです。話を聞いたり、生活の中で悩んでいることを解決したり、一緒に遊んだり、毎日楽しく向き合いながら働いています。

中原

私は高津県税事務所で働いています。管理課という部署で、主に窓口対応を行っています。納税証明書の発行や自動車税の減免の手続き、税金の還付業務などを行っています。

皆さんは働いている場所も行っている仕事もバラバラですが、座談会前に面識はありましたか?

齊藤

私は今受講している新採用職員研修で中原さんとちょうど同じグループになって、政策形成のグループワークを行っています。

倉持

新規採用職員が全体で約430人いるのですが、そういった研修などで会う機会があります。

Q2

神奈川県職員を
目指したきっかけを
教えてください。

中原

私は就職活動をしていく中で、公務員と民間企業どちらも検討しましたが、公務員は幅広く県民の方の暮らしに貢献できる点が魅力でした。また、都市部や自然豊かな環境、そして観光名所など多面性のある神奈川なら活躍できる範囲が広がると思い、神奈川県職員を目指しました。

倉持

私は大学で4年間、福祉のことを学んできて、生活保護のワーカーをやりたいと思っていました。大学3年から公務員になりたいと考え始め、どこの公務員を目指すか調べていく中で、生活保護のワーカー以外にも県職員だと児童相談所のワーカーの経験もできる、障害者支援施設もある、本庁もかっこいい、と様々なことを経験して自分のスキルを磨けるなと思い、志望しました。また、ちょうど私たちの代から神奈川県職員早期試験で福祉職の採用が始まったので、すごく良いチャンスだと思い、受験しました。

齊藤

私も大学で勉強したことがきっかけです。大学では津波について勉強をしていて、防災関係の仕事に就きたいと思っていました。東日本大震災や新型コロナウイルスの感染拡大を体験して、そのような災害等が発生した時に一番県民の役に立つのはやはり公務員だと感じたことが目指した理由としては大きかったです。大学は県外でしたが、地元で働きたいと思い神奈川県に戻ってきました。都会でもあるし、でも自然もたくさんあるという部分が気に入っています。また、財政規模が大きいことも神奈川県職員を目指した理由の一つです。

福山

私は兄が公務員として働いており、たくさん話を聞いていたので、公務員が身近な存在でした。高校で電気関係の勉強をしていた際に、公務員(電気職)の情報を見たことがきっかけで、就職先として興味を持ちました。地元よりも交通の便が良く自然もたくさんある神奈川県が魅力的だと感じ、神奈川県庁を志望しました。

Q3

就職活動で感じたこと
(つらかったことや
励みになったことなど)
を教えてください。

就職活動で感じたこと(つらかったことや励みになったことなど)を教えてください。
齊藤

神奈川県は人物重視の試験が多いので、当時勉強が苦手だった私にとっては嬉しかったです。面接で自分をアピールできるので学んできたことを活かすことができました。

倉持

福祉職は配属先の幅が広いことが魅力でもありますが、自分がどのように働くことになるかなど、現場のイメージがしづらい面もあります。でも、福祉全部を分かっていなくても、自分のスキルを磨きたい、人のために何かしたい、といった前向きな姿勢があれば就職活動の励みになると思います。入庁後は、プロフェッショナルな先輩にたくさん助けてもらいながら働けるので何の心配もいらないです。
また、私が受けた福祉職の試験も人物重視の試験だったので、自分のことを知ってほしい、と自分をアピールすることが大事だと思いました。

やはり入庁前に情報収集はしておいた方が良いですか?

倉持

すごく大切です。働くイメージを持つことはつらい就職活動の中でも前向きになれます。大学の先輩に話を聞くとか、説明会などのイベントに参加するとか。
ちょうど私の時は説明会で「きらり」の施設の話をしている方がいて、「いいな、働いてみたいな」と前向きなイメージが持てました。
そのため、実際きらりに配属になった時は嬉しかったです。やはり実際に話を聞くと、自分が働いているイメージを持ちやすかったです。

齊藤

他にもホームページに情報が載っていたり、県庁の新庁舎に県政情報センターがあったり、情報収集の方法はたくさんあるので積極的に活用してほしいです。

中原

私は就職活動の感想としては、筆記試験の準備などやることがたくさんあったためとても大変でした。
そういう時に齊藤さんや倉持さんがおっしゃったようにパンフレットや神奈川県が配信をしている動画などを見て自分だったらどういう仕事をしてみたいかな、と想像することでモチベーションを上げました。こういったことは面接の際にも活かせたので、情報収集をして自分がやりたいことを考えることは筆記試験の勉強と合わせて重要だと思いました。また、動画を観るまで知らなかった事業や仕事内容を多く知ることができ、ワクワクしました。

福山

私も情報収集はやはり大切だと思います。電気職を受けて自分が思っているよりも仕事の幅がありました。配属先によって仕事内容が違うので、自分の受ける職ではどんな仕事内容があるのか調べて勉強の励みにしてほしいです。

Q4

職場の雰囲気や先輩など、
入庁して感じたことを
教えてください。

中原

私は現在、県税事務所で働いていますが、最初は税関係の知識がほとんどありませんでした。業務内容を理解できるのかという不安がありましたが、周りの先輩や上司が大変丁寧に指導してくださいます。分からなくて困っていると、課の誰かがすぐに助けてくれて質問もしやすい雰囲気なのでとても働きやすいです。また、税務研修もあるので専門的な知識を身に付けることができます。

倉持

入庁してすぐに新採用職員研修という県庁全体の研修がありますが、私の所属ではそれとは別に所内研修というものが2日間ほどあります。施設の案内や業務説明をしてくれて、自分が配属される部署以外にも、施設全体で何をしているのか、その中で自分はどういうことをするのか知る場があり、自分がどのように働くのか具体的にイメージすることができました。
実際に働き始めてからも、周りの先輩方が優しく気にかけてくれます。大学では生活保護に関する勉強をしてきたので、最初は虐待を受けていた子や自分の感情を上手く表現できない子などへの接し方が分かりませんでした。そういった場合に、対応の仕方や基礎的な知識を丁寧に教えてくれる環境はありがたいです。他にも「あの子はああいう気持ちだったんじゃないかな」など、一人一人の子どもに対して、他の職員とすぐに話し合える環境で、とても良い雰囲気だと感じています。

齊藤

私も環境の良さを一番感じます。少しでも手が止まっていると「どうした?」とすぐに声をかけてくれたり、仕事を任せてもらった時に任せっぱなしではなくて「今どんな感じ?」と都度進捗を聞いてくれたり、休みや残業も気にしてくれます。周りの人たちにすごく助けられていると毎日感じます。他にも研修が充実していて、私の場合はドローンの操作研修や、デジタル研修を受けたり、無線の免許を取らせてもらったりと、様々な種類の研修があるためスキルアップができるというのも良いなと思います。

福山

私が働いている浄水場には、場外に施設が何十か所もあります。一つ一つにどういう役割があるのか、先輩職員が施設を何日もかけて全部回って教えてくださったことに驚きました。自分で勉強するというスタイルかと思ったので、そこまで丁寧に教えてくれることがすごく嬉しかったです。他にも浄水場内の施設の故障対応の際に、現場で実践的な対応方法を教えていただけることもすごく良い環境だなと思います。直接見たほうが本で勉強するよりも覚えられるため、最初の配属先が今の部署で良かったなと思います。

Q5

入庁して感じたギャップに
ついて教えてください。

倉持

公務員や県庁の職場は固い雰囲気のイメージがあったのですが、全然そんなことはなかったです。いい意味で和やかで部室の雰囲気みたいな感じです。職員同士プライベートの話から仕事の話までいろいろ話しやすく、休みの日に遊びに誘ってくれる先輩もいます。今は固いイメージは全くないです。

齊藤

私は防災関係の部署のため、土日・平日夜に庁舎に泊まり込む宿直勤務があるのですが、宿直というと私のイメージだと眠れずに緊張しながら、パソコンに向かっていないといけないのかと思っていましたが、実際はちゃんとベッドもあってシャワーもあって、ゆっくり休めるような優しい宿直でした。

宿直はどのくらいの頻度でありますか?

齊藤

2カ月に1回程度です。17:15から8:30までという勤務になります。
宿直の目的は、突然大きい地震が起きた時や大雨警報が出た時などに初動対応をするためです。
いつ災害が起きても動けるように備えていなくてはいけないのですが、ずっと緊張していると逆に動けなくなってしまうのでほど良くリラックスできるように21時以降は自由時間になっていて、寝ることもできます。

福山

私は、同じ電気職の方しかいない職場なのかなとイメージしていたのですが、私の職場には行政職や土木職など様々な職種の方がいます。フロアも全部一緒で、隣の課ともたくさん交流があり、関わりやすいなと感じています。

中原

私もそういうイメージがありました。他の課との交流は少ないと思っていました。

福山

全然そんなことはないですよね!

齊藤

確かに課を超えて交流があるのは驚きでした。私のグループには電気職の方もいて一緒に仕事をしており、職種を超えた交流も盛んだと思います。

中原

私も同じく公務員というと固いイメージがあったのですが、入ってみたら周りが優しい人たちばかりで働きやすく、入って良かったなと感じました。
新しい仕事で困っている時には手伝ってくださったり、みんなで協力し合っていて、優しい雰囲気だなと思いました。

Q6

休日やノー残業デーの日の
過ごし方を教えてください。

休日やノー残業デーの日の過ごし方を教えてください。
中原

私は定時で上がった時には友人とご飯を食べに行ったり、仕事が終わった後の時間も有効活用できています。お休みの時間はしっかりとれているなと感じます。

倉持

私は変則勤務なので土日ではなく平日が休みの時もあります。
平日が休みの時はいろいろな場所が空いているのでアクティブに一人時間を楽しんでいます。最近先輩に釣りとキャンプを教えてもらったので今度やってみようかなと思っています。

齊藤

私は野球部に入っていて、試合に出たり練習をしたりしています。

中原

県のですか?

齊藤

県の野球部です。他にもバドミントン部や卓球部などいろいろな部活動が豊富にあって、楽しく活動しているのでスポーツを社会人でも続けたいなって方にはすごくお勧めです。

倉持

試合の対戦相手はどんな人たちなんですか?

齊藤

他の県庁や市と試合をします。大会があって、神奈川県庁の野球部は勝ち残って、結構強いチームです。大阪まで交流試合に行ったりもしています。卓球部は他県との関わりが強くて、合宿なども行っているみたいです。

倉持

そうなんですね!すごく楽しそう。

福山

私は拡大時差出勤をしていて、早く出勤する分早く帰れるのでその後に友人とご飯を食べに行ったりしています。

拡大時差出勤について教えてください。

福山

通常の勤務時間は8:30~17:15なのですが、拡大時差出勤は7:00から10:30までの間で30分単位で始業時間をずらすことができて、私は7:30~16:15で勤務しています。誰でも申請をすることができるのですが、1年目で入ったばかりで申請は通らないかなと思っていたのですが、すんなり許可が下りました。驚きつつありがたい制度だなと思います。

Q7

仕事のやりがいについて
聞かせてください。

仕事のやりがいについて聞かせてください。
齊藤

私は情報通信グループという部署に所属しているので、「テレビがつかない」や「コンセントが抜けない」など県庁内で他のグループから頼られることがあり、それに応えることができた時に役に立っているんだなと思い、やりがいを感じます。
直接県民の方と関わる機会が今はないので、職場の人の役に立つことができた時にやりがいを感じることが多いです。

中原

私がやりがいを感じる時は、県民の方から直接言葉をかけていただいた時です。私は窓口業務を行っているので県民の方と接する機会が多く、その中でも自動車税の減免手続きで要件や仕組みなど難しい部分を分かりやすく説明できた時に達成感があります。その際に県民の方から「ありがとう」とお礼の言葉をいただくと、お役に立てたと思い、嬉しい気持ちになります。

福山

私は最初、先輩の作業する様子を見て電気点検などの業務を覚えていたのですが、初めて実際に自分でやってみた際に間違えずに対応することができ、その時にやりがいを感じました。
私はもともと情報系の学校だったので、しっかり電気のことを勉強したわけではなかったため、新しく覚えることが多く、先輩から教えてもらいながら見てシミュレーションして覚えています。

倉持

私はやりがいが何個かあるのですが、やっぱり一番は子どもたちの成長を見届けることです。
生活の場所なので一気に大きく成長することはなかなか難しいですが、小さな成長を一番近くで毎日見届けられることはやりがいがあります。
自分の感情を出すことが苦手な子がちょっと打ち解けて相談してくれたり、苦手な野菜を食べられたり、宿題ができたなど、小さいことでも子どもたちの生活の中でしか見られない成長を見ることができるのはすごく嬉しいです。
他には子どもたちが抱えている不安やイライラなどに対しての支援の難しさを自分の中でたくさん考えて、職場の人たちと話し合って「今の支援よりもこっちの方がいいかもね」「こうするともっといいかも」といろいろな方法を試行錯誤していくこともやりがいの一つです。試した結果それが上手い方向に進んだ時はすごく嬉しいし、上手く進まなくてもチームで協力しながら支援できることは仕事が楽しいと感じる瞬間です。

Q8

最後に学生の皆さんに
向けてメッセージを
お願いいたします。

福山

電気職の先輩の皆さんは優しく丁寧に教えてくれるので、迷っている方は難しく考えず挑戦してみて欲しいです。一緒に働けるのを待っています。

齊藤

私も働いている人の良さを伝えたいです。いろいろな個性の人がいるのですが、お互い認め合っていて、すごく尊重しあっているなと感じる職場なのでぜひ一緒に働きましょう。

倉持

学生の皆さんの中には、経験や知識不足から働くことに不安を感じている方もいるかと思います。ですが、経験や知識は実際に働いて現場で身に付けることがほとんどだと思うので、「人のために何かしたいな」と思っているなら大丈夫だと思います。絶対なんとかなるので頑張ってください!

中原

私もまだ入って1年ですが、その1年の中でも様々なことを学ばせていただく機会が多く、成長できる場所だと思います。なので、専門的な知識がなくても入ってから学ぶことができるのが魅力です。試験の準備でつらい時期もあると思いますが、一つ一つ継続することで、道は開けてくると思います。入庁後どのように働きたいかをイメージしながら、頑張ってください。

WORKS
職種紹介