神奈川県 かながわ こどもまんなかプロジェクト #こどもまんなかやってみた
TOP

2共生社会(インクルーシブ社会)

株式会社湘南ベルマーレ
一般社団法人INCLUSIVE HUB SHONAN

みんなの「たのしめてるか。」
Q:自己紹介をお願いします。
A:私は、一般社団法人INCLUSIVE HUB SHONANの渋谷剛と申します。INCLUSIVE HUB SHONANというのは、Jリーグクラブの湘南ベルマーレが共生社会の分野を推進するため立ち上げた一般社団法人です。
株式会社湘南ベルマーレ 一般社団法人INCLUSIVE HUB SHONAN
Q:こどもまんなかアクションの取組について教えてください。
A:みんなの「たのしめているか。」という事業で、平塚市内の4校ある特別支援学校と共生社会の分野で連携しながらイベントを行い、地域で課題を解決していく活動です。年齢、性別、障がいのあるなしを問わず誰もが楽しみ、夢中になれるものを発見するきっかけづくりとなることを目的としたイベントです。
株式会社湘南ベルマーレ 一般社団法人INCLUSIVE HUB SHONAN
Q:こどもまんなかアクションを通じて心に残っているエピソードがあれば教えてください。
A:支援学校のブースでは触覚で遊べるグッズを一緒に作ったり、盲学校とは自分の名前を手話で教えるプログラムを行い、ベルマーレファンの方々もたくさん参加しました。そこの場では、子どもたちは障がいのあるなしに関わらず壁をつくることもなく自然に同じ空間で楽しむことができています。目線を合わせるようにしゃがんで話したり、サポートが必要な子には、その子たちに適したルールでやってあげたり、自分でどうするべきかということを考えて楽しむことで自然と笑顔が生まれていました。
株式会社湘南ベルマーレ 一般社団法人INCLUSIVE HUB SHONAN
Q:あなたが感じる子どもや子育てに関する社会課題をお聞かせください。
A:昔は空き地とか公園とか校庭開放なども多く、今はあってもボール遊び禁止など色々なルールがあったりして、こどもの居場所の環境が変わってきているなと感じます。子どもの遊びから生まれる興味の選択範囲とか、スポーツとの出会いといったものも制限される時代になって、全国的な運動能力の低下にも関わってきているのではないでしょうか。
株式会社湘南ベルマーレ 一般社団法人INCLUSIVE HUB SHONAN
Q:あなたはどんな子どもでしたか?
A:子どもの頃は恥ずかしがり屋で、親の後ろに隠れたり、習い始めた水泳もなかなか馴染めず数回で辞めてしまいましたが、幼稚園から始めたサッカーが大好きになってチームの練習がない日も、公園や校庭で、みんなで集まり、遊びでもサッカーをしていました。
株式会社湘南ベルマーレ 一般社団法人INCLUSIVE HUB SHONAN
渋谷剛さん(中央)
Q:子どもの頃の自分が今の取組を見たらどう感じると思いますか?
A:遊びの中でもルールを自分たちで考えて学び、みんなで揉めたりしながらも解決していくような場の提供や、色々なコンテンツを準備して行うこのようなイベント活動は、子どもだった自分が見ても胸を張れる活動だと思います。
株式会社湘南ベルマーレ 一般社団法人INCLUSIVE HUB SHONAN
Q:子どもを取り巻く社会がこうなったらいいな、という思いをお聞かせください。
A:支援学校とのイベントを通じて、共生社会について自分事として考えられる人が増え、その活動を自分事として誰かに話したりできることが大事だと考えています。みんなが何か困っている人がいたら声をかけるなどの行動ができるようになったらいいと思っています。
Q:未来の子どもたちにメッセージをお願いします。
A:自分らしさを持つこととか、自分が好きなことに熱中するっていうのは人生の上ですごく大事なことです。誰かと同じになる必要もないし、真似しないといけないということもないので、自分が好きなことに一生懸命になるような時間がたくさん持てるような子どもたちになってほしいなと思っています。

県民のみなさまへのメッセージ

神奈川県では、みなさんの「こどもまんなか」の取組を応援しています。
今、子育て中の方も、これから子どもを出産したいと思っている方も、おじいちゃんおばあちゃんも、企業団体の方も、皆さんで、「子どもや若者にとって何がいいか」を考えるきっかけになることを願っています。

こどもたち