神奈川県 かながわ こどもまんなかプロジェクト #こどもまんなかやってみた
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4こども・若者主体のアクション

NPO法人あおば学校支援ネットワーク

青葉おばけやしきプロジェクト
Q:自己紹介をお願いします。
A:NPO法人あおば学校支援ネットワーク 理事長の竹本靖代と申します。私たちは学校での教育支援活動、体験活動やキャンプなどの地域での社会教育、そして子どもの居場所づくり、キャリア教育などの活動を行なっています。
NPO法人あおば学校支援ネットワーク
Q:こどもまんなかアクションの取組について教えてください。
A:青葉おばけやしきプロジェクトという活動を行っています。これは、小学生から大人まであらゆる世代の人達が集まって地域でおばけやしきを作るという活動です。小学生が、企画・制作・設営、そして本番ではおばけ役になったり、受付をやったり、荷物を預かったりなど、運営も大人たちと同じように関わります。8月のオープンに向けて、6月頃から、振り返りまで入れると9月まで活動を行なっています。
NPO法人あおば学校支援ネットワーク
Q:こどもまんなかアクションを通じて心に残っているエピソードがあれば教えてください。
A:私たちの活動は、どの子にとっても自分の数年先のロールモデルが見つかる、というものです。子どもたちは、自分もこのぐらいになったらこうしようって思っているみたいなんですね。ある子は、小学生の時は自由に活動していたんですけれども、中学1年生になった途端に、背の小さい子と目線が合うようにちょっと腰をかがめて小学生と話をしているんですね。そういうふうにいろんな子のちょっとした成長を感じることができる、とても楽しく嬉しい活動です。
NPO法人あおば学校支援ネットワーク
Q:あなたが感じる子どもや子育てに関する社会課題をお聞かせください。
A:多様な人との関わりが子どもの成長には欠かせないと考えています。しかし、今の子どもたちは親や先生とはつながる機会があるんですが、それ以外の大人ってなかなか自分から出ていかないと関わる機会が少ないと思います。
だからこそ私たちは、楽しい活動で、思わず行ってみたい、参加したいって思えるようなワクワクする活動をたくさん用意して、その場で子どもたちが色々な大人と関わってもらいたいと考えています。
NPO法人あおば学校支援ネットワーク
Q:あなたはどんな子どもでしたか?
A:何でもやりたい、挑戦したいという子どもでした。実際に色々なことを親からさせてもらっていました。父が登山を趣味にしていて、自宅にテントや飯ごうがあったのですが、当時住んでいた社宅のグラウンドにテントを張って、飯ごうでご飯を炊いてキャンプファイヤーをするというようなイベントを子ども会で開催してもらいました。そして、自分が6年生になった時には、自分が子ども会の企画をする側で新入生の歓迎会や運動会、クリスマス会など、色々なことを実施して楽しんでいました。今も同じようなことをやっているな、という気がします。
NPO法人あおば学校支援ネットワーク
Q:子どもの頃の自分が今の取組を見たらどう感じると思いますか?
A:おばけやしきプロジェクトを見たら、きっと、「やる、やりたい行きたい」と親に言うと思います。そのぐらい子どもの目に魅力的な活動だと思いますし、そういう活動を作っているつもりでいます。
NPO法人あおば学校支援ネットワーク
Q:子どもを取り巻く社会がこうなったらいいな、という思いをお聞かせください。
A:具体的な話からしますが、おばけやしきプロジェクトの企画会議には社会人や大学生から小学生までが参加していますが、小学生は、自分はこれがやりたいという様々なアイデアを出してきます。私たちは、大人と子どもで線を引いてしまうのではなくて、共に活動することができたらいいなと思っています。その場で、大人が導くのではなく、子どもたち自身がちょっと数年先のロールモデルと出会い、その人たちの行動を見て、自分もこういうふうになりたい、やりたいという目標を見つけて一歩一歩成長していきますので、社会でもそういうふうに大人も子どもも共に生きるっていうことを念頭にやっていきたい、そんな思いがあります。
NPO法人あおば学校支援ネットワーク
Q:未来の子どもたちにメッセージをお願いします。
A:子どもたちの目の前の世界にはワクワクするたくさんのことがいっぱいあるので、ぜひ一歩踏み出してほしい。そして、私たち大人もその場で一緒に遊びたいし、一緒に学びたいと思っています。
NPO法人あおば学校支援ネットワーク

県民のみなさまへのメッセージ

神奈川県では、みなさんの「こどもまんなか」の取組を応援しています。
今、子育て中の方も、これから子どもを出産したいと思っている方も、おじいちゃんおばあちゃんも、企業団体の方も、皆さんで、「子どもや若者にとって何がいいか」を考えるきっかけになることを願っています。

こどもたち