ホーム > 産業・働く > 事業者支援・活性化 > 産業振興・企業組合 > 神奈川県の健康経営の取組~CHO(健康管理最高責任者)構想~ > 健康経営取組事例集【平成27年度版】
更新日:2025年4月7日
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健康経営に取組まれている企業をご紹介します。
健康経営の取組状況を把握するため、企業への取材を通じて得た情報を基に事例集を作成しております。
健康経営に取組むにあたってぜひご活用ください。
中小企業経営者向けの情報サイト「HANJOHANJO」と協力し、事例集を掲載しています。
本社 〒104-0061東京都中央区銀座3-7-3銀座オーミビル
2000年設立。モチベーションエンジニアリングによる企業変革コンサルティングを提供する企業として2000年設立。
主な事業:
モチベーションマネジメント事業(人事・教育支援)
エントリーマネジメント事業(採用・動員支援)
従業員規模
約200名(単体)
約1400名(グループ全体)
経緯
同社が提供する「モチベーションエンジニアリング」は、多様化する価値観や社会環境の中、従業員の
モチベーションを科学することで、企業や組織の活性化・変革をサポートするもの。
そのソリューションは実証を兼ねて自社にも展開している。
体制
社内新聞・社内報・全社総会などコミュニケーションを増やすための全社的な体制を敷く。
主な取組み
社内新聞発行(月1回)
象徴的な案件や活躍している社員にスポットライトをあてた特集記事を掲載。
発行は2001年から
イントラネット新聞(日次更新)
マネージャコラムなどを掲載
発行は2001年から
社内報(年4回)
発行は2004年から
イントラネットでの情報発信(週1回)
代表からのメッセージ
発信は2004年から
生活習慣改善アプリの配布
リンクアンドモチベーション:2015年3月から5月
他グループ会社2社:2015年10月から12月
自主サークル(適時)
ウォーキング他
2015年6月から
効果
生活習慣に課題のある部署に対して、全社的な対応・対策がとれるようになった。
検証方法
生活習慣・上司特性・職場特性・仕事環境の4つの領域についてヒアリング調査を実施し、
これらの特性や課題を組織ごとに可視化・分析する。
さらに多様化する価値観、複雑化する社会に対応するため、分析手法の改善・強化。
本社 〒107-0052東京都港区赤坂2丁目23番1号 アークヒルズフロントタワー
1976年設立。三井物産が新社屋を建てる際、その社員食堂を自ら運営するために創業された。
主な事業:
企業、学校、病院、保養所、スポーツ関連施設などにおける給食事業
職域食堂などのレストランマネジメント
飲食施設の設計、施設管理、リネンサプライなど
従業員規模
約25000名(グループ全体)
経緯
安心安全な食の提供にあたり、従業員の健康をチェックするために「健康チェックシート」を導入。
体制
毎朝のシート提出を義務化
従業員同士による相互チェック体制を構築(上役提出だと正しく記入しない可能性があるので、
同僚どうしのチェックを導入。仲間への声掛けにもなっている)
上役、およびその上役によるトリプルチェック体制で、社員の健康を管理
主な取組み
「健康チェックシート」で社員の健康状態をマーク入力(10年ほど前から実施、現在も継続中)
体調不良が見つかった場合には、即座に出勤を停止
効果
社員の体調を管理し、常に健康を保てるようになった
上役が部下の体調変化を把握できるようになった
体調についての話をきっかけに、社員同士のコミュニケーションが活性化した
自社提供の健康メニューを社員に提供できる仕組みの構築
健康チェックシート
本社 〒250-0002神奈川県小田原市寿町1-2-32
海産物問屋として1911年創業。1948年に有限会社古川商店を組織
主な事業:
LP(プロパン)ガスをはじめ重油・軽油の供給
氷の製造販売
宅配ウォーターサービス
メガソーラー発電
住宅建築販売
住宅リフォーム
従業員規模
非公開
経緯
同社がスポンサーを手掛けるプロフットサルチーム、湘南ベルマーレフットサルクラブの
久光重貴選手ががんを患ったこと。
体制
6月から12月の受診期間に、社員が順にがん検診を受ける日時をスケジューリング
がん検診の日時は就業時間内とする
主な取組み
久光選手などの識者を講師に招いた、がんについて社内での勉強会
がん検診のスケジュールを貼り出し、社員全体への周知を徹底
湘南ベルマーレフットサルクラブのトレーナーによる、社内での週1回のストレッチ
(社員参加)
同トレーナーによる月1回、20分程度の指導(社員参加)
効果
社員のがん検診の受診率でほぼ100%を達成
社内でのストレッチやトレーニングによる体質改善
がんについての勉強会にて、社員の配偶者にも参加を呼びかけ
ストレッチの様子
本社 〒213-0002神奈川県川崎市高津区二子6-10-10
「昭和設計事務所」として1944年に設立。
主な事業
放送局などで使われる業務用放送カメラを支えるペデスタル(操作台)製造。
クレーンなどの放送機器アクセサリー製造。
工業材料の強度や特性を調べるための「試験片」製造。
従業員規模
432名(平成27年6月現在)
経緯
毎年行っている社員の健康診断で、生活習慣病や高血圧による再検査者が増加傾向にあったこと。
体制
健康促進に向けてのプロジェクトチームを設立。
スポーツなどのサークル活動費を倍増。
近隣のフィットネスクラブの会員権を貸与する社内サークルを設立。
ヘルシーメニューデーや完全定時退社デーの設定。
主な取り組み
「屋上クラブ」を拡充してベンチプレスなどを設置。スポーツ活動の活性化を促す。
目標体重や体脂肪率を設定しての「健康づくりコンテスト」を実施。
社員食堂で肉を排したメニューを提供。
効果
昼休みに屋上でスポーツをする社員が増えた。
会社が社員の健康に留意していることを伝えられた。
屋上クラブ
サントリーワールドヘッドクォーターズ 〒135-8631 東京都港区台場2-3-3
1899年創業
主な事業:酒類・食品の製造・販売
従業員規模:337社42,081名(グループ全体)
経緯
従業員の健康診断結果や一人当たりの医療費に関するデータの分析を行ったところ、従業員の健康づくりが生産性向上や競争力強化といった経営上のメリットに繋がることが分かったため、今年から健康経営を導入した。
体制
新浪社長の強いリーダーシップの下、副社長がCHOとなり具体的な健康経営に取り組む。
主な取組み
睡眠セミナーの実施
ヘルシーランチ社内販売の実施
外食やコンビニ弁当では栄養が偏りがちなため、1食当たり500kcal程度で塩分控えめなヘルシーランチを社内で販売する。
1泊2日メタボ選抜合宿の実施
健康診断の結果を元に、選抜方式で正しい食事の選び方の指導や運動実技などを行う合宿を実施する。
ウォーキング、ラジオ体操の実施
サントリーヘルスケアマイレージの導入
社員が主体的・継続的に取り組む仕掛けとして、健康づくりに取り組むことで賞品と交換可能なポイントがもらえる制度。
※ 一部、今後導入予定のものを含みます。
まずは国内グループ会社へ取組みを波及させた上で、最終的には海外グループ会社にも展開していく。
このページの所管所属は政策局 いのち・未来戦略本部室です。