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更新日:2025年8月22日
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入込観光客調査のページ
(1)延観光客数
令和6年中に神奈川県を訪れた観光客(入込観光客)の推計延人数(以下「延観光客数」という。)は2億806万人で、令和5年の延観光客数(1億9,111万人)に比べ1,694万人の増加(前年比+8.9%)となった。
延観光客数は、平成24年以降増加傾向にあり、平成29年に初めて2億人を突破したが、令和2年は新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により前年の半分に近い1億849万人まで激減し、その後は感染症拡大防止の行動制限が段階的に解除され、観光需要喚起策の実施や国の水際対策の緩和等もあって、延観光客数も徐々に回復していった。
令和6年は、コロナ後の回復基調が継続し、令和元年の2億467万人を339万人(+1.7%)超え、過去最高となった。
〇令和6年の月別入込観光客数の推移について
7月、8月、11月を除く全ての月で前年を上回っており、好調なインバウンド需要、宿泊旅行の増加等により、概ね1年を通じて堅調に推移した。
(2)日帰り客数
日帰り観光客の推計延人数(以下「日帰り客数」という。)は1億8,783万人で、延観光客数の90.3%を占めており、前年に比べ1,464万人の増加(前年比+8.5%)となった。
日帰り客数は、平成24年以降増加傾向にあり、令和元年に1億8,732万人に達したが、令和2年は新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により9,794万人に激減。
その後、令和3年以降は回復基調が続き、令和5年に1億7,320万人と令和元年比の9割の水準に到達し、令和6年には令和元年を超えて過去最高となった。
(3)宿泊客数
宿泊観光客の延人数(以下「宿泊客数」という。)は、2023万人で、前年に比べ231万人の増加(前年比+12.9%)となった。
宿泊客数も、平成24年以降増加傾向にあり、平成30年に1,791万人となったが、令和2年は新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により1,054万人に激減。
その後、令和3年以降は回復基調が続き、令和5年に1,792万人、令和6年に2023万人と2年連続で過去最高となった。
令和5年3月策定の第5期神奈川県観光振興計画に合わせ、県内を7つのエリアに分けて分析を行った。
(1)横浜・川崎エリア
横浜・川崎エリアの延観光客数は7,887万人で、前年に比べ885万人の増加(前年比+12.6%)となった。
市別にみると、横浜市は754万人の増加(前年比+13.9%)、川崎市は132万人の増加(前年比+8.4%)であった。
横浜市では、大規模イベント時に開催事業者と市が連携した様々な回遊施策による宿泊客の増加により754万人増加し、過去最高の入込観光客数となった。川崎市では、「川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム」等への来訪者の増加などにより、132万人増加した。これらにより、地域全体での入込観光客数は885万人増加した。
(2)箱根エリア
箱根エリアの延観光客数は3,377万人で、前年に比べ100万人の増加(前年比+3.1%)となった。
市町別にみると、小田原市が5万人の増加(前年比+0.7%)、箱根町が80万人の増加(前年比+4.1%)、真鶴町が4千人の増加(前年比+0.4%)、湯河原町が14万人の増加(前年比+3.6%)であった。
小田原市では、「小田原城址公園」等への来訪者の増加などにより5万人増加し、過去最高の入込観光客数となった。箱根町では、「大涌谷・芦ノ湖」等への来訪者の増加などにより、80万人増加した。湯河原町では、「奥湯河原」への来訪者の増加などにより、14万人増加した。これらにより、地域全体での入込観光客数は100万人増加した。
(3)湘南エリア
湘南エリアの延観光客数は5,036万人で、前年に比べ479万人の増加(前年比+10.5%)となった。
市町別にみると、平塚市が60万人の増加(前年比+8.7%)、鎌倉市が366万人の増加(前年比+29.8%)、藤沢市が79万人の増加(前年比+4.0%)、茅ヶ崎市が50万人の減少(前年比▲17.8%)、寒川町が34万人の増加(前年比+15.9%)、大磯町が8万人の減少(前年比▲6.4%)、二宮町が3万人の減少(前年比▲5.5%)であった。
平塚市では、「平塚市総合公園」等への来訪者の増加などにより、60万人増加した。鎌倉市では、「鶴岡八幡宮」等への来訪者の増加などにより、366万人増加した。藤沢市では、「湘南海岸・江の島」への来訪者の増加などにより、79万人増加し、過去最高の入込観光客数となった。これらにより、地域全体での入込観光客数は479万人増加した。
(4)丹沢大山エリア
丹沢大山エリアの延観光客数は1,261万人で、前年に比べ53万人の増加(前年比+4.4%)となった。
市町村別にみると、秦野市が7万人の増加(前年比+1.6%)、厚木市が36万人の増加(前年比+17.3%)、伊勢原市が12万人の増加(前年比+6.6%)、愛川町が1万人の増加(前年比+0.9%)、清川村が3万人の減少(前年比▲1.4%)であった。
秦野市では、「ヤビツ峠」等への来訪者の増加などにより、7万人増加し、過去最高の入込観光客数となった。厚木市では、「飯山」等への来訪者の増加などにより、36万人が増加した。愛川町では、「県立あいかわ公園」等への来訪者増加などにより、1万人増加した。これらにより、地域全体での入込観光客数は53万人増加した。
(5)相模湖・相模川流域エリア
相模湖・相模川流域エリアの延観光客数は1,206万人で、前年に比べ56万人の増加(前年比+4.9%)となった。
市別にみると、相模原市が9万人の減少(前年比▲0.9%)、大和市が45万人の増加(前年比+52.9%)、海老名市が12万人の増加(前年比+19.5%)、座間市が3万人の増加(前年比+9.5%)、綾瀬市が5万人の増加(前年比+35.5%)であった。
大和市では、「大和市民まつり」等への来訪者の増加などにより、45万人増加した。海老名市では、「おだきゅうFamilyFunフェスタ」等の開催などにより、12万人増加した。綾瀬市では、「日米親善春祭り」等への来訪者数の増加などにより、5万人増加した。これらにより、地域全体での入込観光客数は56万人増加した。
(6)三浦半島エリア
三浦半島エリアの延観光客数は1,627万人で、前年に比べ116万人の増加(前年比+7.7%)となった。
市町別にみると、横須賀市は141万人の増加(前年比+15.8%)、逗子市は1万人の減少(前年比▲1.6%)、三浦市は19万人の減少(前年比▲4.1%)、葉山町は4万人の減少(前年比▲5.8%)であった。
横須賀市では、「ヴェルニー公園」等への来訪者の増加などにより、141万人増加し、過去最高の入込観光客数となった。これらにより、地域全体での入込観光客数は116万人増加した。
(7)足柄エリア
足柄エリアの延観光客数は412万人で、前年に比べ4万人の増加(前年比+1.0%)となった。
市町別にみると、南足柄市が7万人の増加(前年比+6.2%)、中井町が2万人の減少(前年比▲6.9%)、大井町が1万人の減少(前年比▲2.7%)、松田町が16万人の減少(前年比▲27.0%)、山北町が12万人の増加(前年比+7.7%)、開成町が4万人の増加(前年比+14.2%)であった。
南足柄市では、「春木径・幸せ道桜まつり」等への来訪者の増加などにより、7万人増加した。山北町では、「やまきた桜まつり」等への来訪者の増加などにより、12万人増加した。開成町では、「開成町あじさいまつり」等への来訪者の増加などにより、4万人増加した。これらにより、地域全体での入込観光客数は4万人増加した。
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