街区境界調査

通常の地籍調査は、皆さんの土地の一筆一筆の細部まで調査が必要になるので、費用と時間がかかります。残念ながら都市部では土地の数や所有者の数が多いことなどから、必ずしも進んでいないのが現状です。
そこで、官民境界(官地と民地の境界)を先行して調査し、台帳などの整備に役立てる作業も合わせて進められています。官民境界が明らかになることで、災害発生時に官民境界の復元が速やかに行うことができ、道路やライフラインの復旧などを迅速に行うことができます。また、土地に関する測量作業や登記手続きの簡素化や費用縮減に繋がります。

街区境界のイメージ図

※地域全体の官⺠境界(赤線)を調査

※街区境界調査の流れ

1.土地の確認

土地所有者の方々と立会いを行い、道路、水路など官民境界を確認します。

2.測量

立会いにより確認した道路、水路等の境界を測量します。境界は座標値(世界測地系データ)で示しており、測量データが整備されます。

3.成果

測量の成果をもとに、正確な官民境界線を記載した図面(街区境界調査図)と簿冊(街区境界調査簿)を作成します。

4.法務局への送付

神奈川県に成果を送付し、測量成果等に誤りがないか審査され、認証及び国の承認を受けます。その後、成果は法務局へ送付されます。