国土調査法の制定

第2次世界大戦の敗戦によって崩壊した日本経済の再建を図るために、狭く限られた国土をいかに活用するかが大きな課題でした。

そこで、1951年(昭和26年)5月に国土調査法が成立し、6月1日に施行され、地籍調査を始め、土地分類調査や水調査など、国土の様々な調査が推進されていきます。

1963年(昭和38年)5月には、国土調査を計画的に推進するため、第1次国土調査事業十箇年計画を策定。現在、第7次十箇年計画が進行中です。

近年は測量技術の発展が著しく、コンピュータ等の電子技術を利用した、角度と距離を同時に測定するトータルステーション測量機のほか、GPS(Global Positioning System)など、人工衛星からの電波を受信して位置を決定する宇宙技術を利用した測量方法も活用され、さらなる精度の向上と作業の簡素化が図られています。

トータルステーションによる測量とGNSS測量等