Case

そもそもロボットを導入すると、どのような効果があるの?

施設の運営にあたり、これまで人が担ってきた作業をロボットが補完(協同作業化)すること、ロボットが代替することで、お客様への接客・おもてなしなど、施設のスタッフがより価値の高い業務に従事することができるようになります。また、人手不足、業務効率化・生産性向上のお悩みに対しても、ロボットを利用することで、様々な解決策を模索することができます。

人が担う作業をロボットが補完・代替することで、解決が期待できること

期待される効果例 対象作業のイメージ
ミスを減らす 定められた手順、ルールはあるものの、人が作業をすると間違いが生じやすい作業
例:【飲食店】 注文とは異なる料理を、誤って別のテーブルに運んでしまう
バラつきを減らす 定められた手順、ルールはあるものの、人によって判断に違いが生じやすい作業
例:【施設一般】 スタッフによって清掃漏れや清掃の丁寧さにバラつきがある
確認漏れを減らす 人が見落としがちな些細な違いや変化、リアルタイムの状況確認などの作業
例:【商業施設】 忘れ物や不審物、不審者の早期発見ができていない
需要の波に対応する 不定期開催のイベントなどの対応に際して、人手を確保することが難しい作業がある
例:【商業施設】 イベント開催時は人手が足りず、受付や窓口に行列ができてしまう
負担を減らす 身体的な負担や、作業上の負荷が大きい作業
例:【宿泊施設】 お客様のスーツケースなど、重い荷物の運搬に係る負担を減らしたい
リスクを減らす 人が担うにはリスクが高い作業
例:【施設一般】 高所での確認や屋上の点検など、危険を伴う作業がある

例)「荷物を運ぶ」という作業にロボットを導入した場合のイメージ

ロボット導入前

  • お客様に満足してもらえる
    サービス提供に必要な運搬スピードを
    実現できていない

  • 従業員が荷物の運搬に
    多くの時間を割いているため、
    付加価値を生む業務に注力できていない

従業員の負担が重く
他の業務への注力が困難

移動作業型
ロボットの導入

ロボット導入後

  • 素早い運搬作業を
    実現し、質の高いサービス提供を実現

  • 従業員の運搬業務に割く時間を削減し、
    より付加価値を生む業務への注力を実現

従業員の負担を軽減しながら
より付加価値の高いサービス提供へ

これまでの神奈川県事業における取組紹介

神奈川県では令和3、4年度に実施したロボットの導入実証の成果を基に、ロボット導入を支援する「ロボット導入サポートブック(旧ロボット導入の手順書)」を作成しました。ぜひロボット導入の検討にご活用ください。

神奈川県が令和4年度に実施した「新型コロナウイルス感染症対策ロボット実装事業」を通じて、湯本富士屋ホテルが実施した食事配膳の動線を対象としたロボットの導入実証~実装の取組についてご紹介します。