初期公開日:2026年10月26日更新日:2026年10月26日
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職員が実際に見たこと、感じたことを綴ります!
平塚と言えば、七夕まつりが有名ですが、「囲碁のまち」としても知られていることをご存じでしょうか。
毎年10月の休日に開催される「湘南ひらつか囲碁まつり」は、今年で第29回目となる日本最大級の囲碁イベントで、平塚の秋の風物詩として定着しています。
まつりの目玉は、プロ棋士約80名と囲碁ファンが一斉に対局する「1000面打ち」。商店街の目抜き通りを碁盤が埋め尽くす光景はまさに圧巻で、全国から多数の囲碁ファンが集まります。
囲碁好きの筆者が、2026年10月11日(日曜日)に開催された今年の囲碁まつりに参加し、プロ棋士と実際に対局して1000面打ちを体験するとともに、合わせて行われた様々な催しを楽しんできました!
囲碁まつりの会場は、平塚駅北口から歩いてすぐの紅谷パールロード周辺です。
平塚駅を降り、駅前のロータリーに出ると、「囲碁のまち ひらつか」の記念塔がありました。

平塚は近代囲碁の発展に大きな功績を残した昭和の大棋士、木谷實九段(1909~1975年)が住居を構えた地で、木谷實九段は自宅に弟子を招いて多くの名棋士を育て、いつしか自宅は「木谷道場」と呼ばれるようになりました。
そのような縁から、市は囲碁文化の普及を推進しており、その一環として、囲碁まつりを毎年開催しています。
ロータリー沿いを歩いていると、和菓子屋さんに「囲碁最中」ののぼりが。いったいどんな最中なのでしょうか。ちなみに、のぼりに描かれている眼鏡をかけた方は、木谷實九段その人です。

ロータリーを左に曲がると、そこがもう囲碁まつりの会場です。
ご覧ください。碁盤が2列に視界の遠くまでズラリと並べられています!
まさに壮観です。


並べられている碁盤の数は、なんと500面!
1000面打ちは、12時50分開始の第1局と14時35分開始の第2局の2部制で、それぞれ500人ほどの囲碁ファンがプロ棋士と対局するため、合わせて1000面になるというわけです。
なお、当日は923人の囲碁ファンが参加したとのことです。
12時25分からプロ棋士の入場と開会式が行われました。
2列に並んだ碁盤の間を、デキシーランドジャズの演奏隊と3人の湘南ひらつか織り姫さんの後に続いて、総勢約80名のプロ棋士が入場してきました。
普段テレビでしか見れない有名なプロ棋士を間近で見られるのは感激です。



続いて開会式が行われ、平塚市の落合市長と日本棋院の高尾理事長が開会の挨拶を行いました。
筆者は12時50分開始の第1局に参加しました。
囲碁は、オセロゲームと同じように、黒石を持つプレイヤーと白石を持つプレイヤーが対戦するゲームで、それぞれ自分の石を交互に碁盤に置いていき、自分の石で囲んだ「陣地」が多い方が勝ちとなります。
アマチュアがプロと普通に打ったら全く勝負にならないので、ハンディとして、あらかじめ盤上に黒石をいくつか置いてから始める「置き碁」となります。
対局開始の合図が鳴り、筆者は黒石を4つ置いて対局に臨みました。
プロは1人で6~7人を相手にします。
アマチュアが次にどこに打とうか考えている間に、プロは自分の持ち場を順番に回って、ほぼノータイムで次々と白石を打っていきます。いったいどのような頭の構造をしているのでしょうか。


対局は、ハンディに物を言わせて、序盤は順調に打ち進めましたが、中盤で致命的な悪手を打ってしまい、大石を取られそうになってしまいました。もうダメかと思いましたが、幸い何とかしのげて逃げ切ることができました。
ハンディ戦ですが、見事プロに勝利!
プロも同時に7人を相手にするのは大変なのです。
自分の対局に夢中になって気づきませんでしたが、会場を見渡すと、多くの人が1000面打ちを観戦しに来ていて、大変な賑わいでした。
囲碁まつりでは、ほかにも様々な催しが開かれているので、対局を終えた後、会場内を回って見学しました。
まずは「囲碁ボール体験」。


囲碁と同じように、黒のボールを持つプレイヤーと白のボールを持つプレイヤーが対戦し、スティックでそれぞれ黒のボールと白のボールを交互に10球ずつ打って、マットの上のへこんだ所にボールを並べて得点を競います。
パターゴルフのような感じで、小さな子どもも楽しんでいました。
こちらは、湘南ひらつか名産品の販売コーナーです。

よく見ると、行きに会場まで歩いているときに見た囲碁最中が売っています。

どんな最中なのか興味をそそられたので、お土産に1パック購入しました。
1パックに碁石をかたどった黒皮と白皮の最中が3個ずつ入っており、黒皮の餡は小豆を、白皮の餡は白いんげん豆を使用しているそうです。
家に帰っていただいたら、両方ともとても美味しかったです。


そのほかにも、湘南みかんパン、湘南ゴールドパン、スイートポテトパンなどが売っており、多くの人が買い求めていました。

会場の一角の広場では、「誰でも囲碁in平塚ふれあいコンサート」が開かれていました。これは、障害のある人もない人も、子どもも大人も、囲碁ファンも初めての人も、音でつながり心でひとつに、みんなで楽しもうと企画されたものです。
写真は、音楽に合わせて囲碁音頭を踊ってる様子です。ノリノリの方もいらっしゃいました。

こちらでは、プロ棋士入場のときに先導していたデキシーランドジャズ演奏隊による演奏が行われていました。

そのほかにも、囲碁入門教室やトッププロ棋士による囲碁講座、トークショーなど、様々なイベントが行われていて、多くの人が楽しそうに参加していました。
会場を後にし、会場から少し歩いて、ひらしん平塚文化芸術ホールの2階にある「木谷實・星のプラザ」を見学しました。
木谷實九段の功績をたたえ、木谷實九段の生涯や歴史をたどる資料や木谷道場の模型など、木谷實九段や木谷道場ゆかりの品が展示されていました。


最後に平塚駅南口にある木谷道場跡地を訪れました。
かつて木谷實九段の自宅兼弟子たちの稽古場があった場所は、現在はマンションの敷地となっており、今では木谷道場跡地の石碑が立っているだけですが、ここにかつて木谷道場があり、「囲碁のまち 平塚」はこの地から始まったのだと思うと、少し胸が熱くなりました。

以上が囲碁まつりに参加した筆者のレポートになります。
囲碁まつりは、囲碁が好きな方はもちろんのこと、1000面打ちの壮観な光景は、囲碁をやったことがない方も面白いと感じることができると思いますし、ほかにも囲碁を知らなくても楽しめる様々な催しが行われています。
来年以降も、地域に定着したイベントとして開催されると思いますので、今度ぜひ訪れてみてください。
「囲碁のまち ひらつか」や今年行われた「第29回湘南ひらつか囲碁まつり」開催の様子の詳細は、次のリンク先をご覧ください。
公益財団法人平塚まちづくり財団HP(囲碁のまち ひらつか)(別ウィンドウで開きます)
公益財団法人平塚まちづくり財団HP(囲碁まつり)(別ウィンドウで開きます)
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