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更新日:2024年1月19日

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農産物の上手な利用法(ナツミカンジャム・材料)

「農産物の上手な利用法」のページでは、オープンラボで実験された農産加工実験や神奈川県農業技術センターの過去の研究成果を紹介しています。

材 料

 

ナツミカン 1kg
砂糖(グラニュー糖) 1.5kg
レモン果汁 60g

写真:ナツミカンジャムの材料写真:ナツミカンジャム

★ナツミカン

ナツダイダイ、ナツカンともよばれます。表皮が厚く、手で簡単に剥けないのですが、サッパリとした香りと酸味は魅力的で、根強い人気があります。市販されるナツミカンは「甘夏」と呼ばれる、酸味が抜けやすいものですが、家庭で庭木として栽培しているものは、食べると背筋が寒くなるような酸味のあるものも少なくありません。食べたらおいしかったので種を蒔き、それが大きく育ち、実をつけるようになったものということがよくあります。このような木になるナツミカンはおいしく食べることはできないので、見るだけとなっていますが、加工原料として上手に利用することもできます。
写真:ナツミカンが鈴なりの木写真:ナツミカン

★砂糖

砂糖はグラニュー糖を使ってください。グラニュー糖がなければ上白糖を使ってください。ナツミカンの香りと味を生かすため、香りのある三温糖や黒砂糖などの砂糖はさけた方が良いでしょう。
写真:グラニュー糖と上白糖写真:

★レモン果汁

ナツミカンを煮崩し、袋に含まれるペクチンを溶かすためには酸が必要です。ナツミカンは酸が多いものですが、場合によっては酸が少なくなっています。良質なペクチンが取れなければ、砂糖を加えて加熱しても、良好なゼリー化はしません。ペクチンを取り出すためには酸を増やし、pHを低下させなければなりません。酸はレモンのように多量の酸を含む果汁を加えるか、食品添加物として入手できるクエン酸を使わねばなりません。レモンはレモン絞りで絞り、ガーゼで濾して、レモンの種子を除いてください。
写真:レモン写真:レモン果汁絞り

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