インタビュー|介護フェアinかながわ

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インタビュー

今村 真さん

介護職は明るい仕事だということを伝えたい
「希望」「期待」「感動」の3Kがある!

社会福祉法人 吉祥会 寒川ホーム
副施設長 部門長 今村 真さん

 大学卒業後、医療系の会社へ就職したものの1週間で辞めてしまい、他に行く所もなくしかたなく入ったのが介護の仕事です。そんな私が、なぜ20年もこの仕事を続けてこられたのでしょうか。それは「まだ答えが見つからない」からだと思います。この仕事の喜びや達成感、つまり、ゴールが見えないのです。それを知りたいという思いが、自分を前進させているような気がします。
 ただ、「これが答えかな」と思えることもあります。それは、入居者さんの「ありがとう」という一言、落ちた物を拾ってあげただけで見せてくれる笑顔です。さりげない、小さな喜びに溢れた場所、それが介護の現場ではないでしょうか。
 介護には、とかくネガティブなイメージがあります。確かに働く環境は厳しい、待遇面など社会全体で見直して行かなければなりません。ただ、入居者さんは家族のようなもの。「一緒に歩いて行こうね」という明るい雰囲気が溢れた職場です。「3K」なんてとんでもない。むしろ、「希望がある」「期待がある」「感動がある」の「3K」だと言いたいですね。

栗原千恵さん

一緒に楽しむのだから辛いわけがない。
もっと介護の楽しさを伝えたい

社会福祉法人 小田原福祉会
小田原市鴨宮ケアセンター
通所介護事業書 相談員 栗原千恵さん

 「3K」…。世間には介護に対してこんなイメージがあると思います。私もそうでした。福祉系大学に入学したのに「この仕事には就きたくない」と思っていました。でも、実習で出会った、介護の最前線にいる方たちの強い「プロ意識」が私のイメージを変えてくれました。ネガティブなイメージは全然なかったですね。むしろ、専門性が高くプロとして仕事をする姿はかっこいい、と思えました。実際に現場に入ってみると日々が楽しい。言葉にするのは難しいですが、人と人が直接ふれあい、手をつなげる仕事ってあまりないと思うのです。心が触れ合ったと感じる時、ご利用者の弱さや温かさに触れ合えた時には、特にそう感じます。
 介護に大切なのは「想像力」。この人は「どう思っている」のか。何を感じ、何を大切に生きているのか。様々な「この人」を想像します。そこから支援方法を導き、ご利用者にアプローチしていきます。様々な支援方法がある中でベストの対応ができたのか、自分のことも振り返りながら、ご利用者やその周りにいる人を笑顔にするために支援していきます。この仕事の楽しさや専門性をもっともっと伝えていきたいですね。

當間雄二さん

生身の人とふれあう仕事。
入居者様に顔を覚えてもらえる喜びがある

社会福祉法人 敬愛 けいあいグループ
特別養護老人ホーム けいあいの郷 緑園
生活支援部 生活介護課 課長 當間雄二さん

 電気科の高校に通い、就職も電気関係へと思っていましたが、機械を相手の毎日を思うと 疑問が湧きました。ある時、知り合いに誘われて経験したのがデイサービスボランティアです。お年寄りと笑って話しをする中で、介護という仕事が楽しいと思う様になりました。それをきっかけに、介護の専門学校へ入学。けいあいの郷へは20歳の時に入職しました。
 現場では、入居者様・ご家族・職員と「話す」ことに重点を置いています。まじめな話しはもちろん、世間話しや冗談を言うことで、「相手を知り 自分を知ってもらう」事が出来ます。先日、2週間程入院して 帰ってきた方が「あんたの顔は覚えてる」と言ってくれました。挨拶をすると「ゆうじ君」「課長さん」と毎回呼んでくれる方もいます。「顔と名前を覚えてもらえる」事が、本当に嬉しいと、日々感じています。
 今は人材育成や全体の調整をメインとする毎日ですが、必要に応じて現場へ入ることもあります。課長職を担う上で、うまくいかない事や失敗する事もあり 落ち込む事もあります。しかし入居者様・ご家族・職員と、笑って話すことが出来る職場にいる事で、やりがいと向上心を持ち続けることが出来ています。

吉田克弘さん

フラットな気持ちで関わることがいい効果に。
今は若手を育てる喜びがある

社会福祉法人 孝楽会
特別養護老人ホーム けやき荘
介護課 別館担当課長 吉田克弘さん

 軽い気持ちで飛び込んだこの世界。熱い思いとか、介護福祉はこうあるべき、という確固とした考えがあったわけではありませんでした。しかし、今思えばそれがずっと続けてこられた理由のような気がします。実際に仕事に就いて、自分なりに勉強し直したり、考えながらすごくフラットな気持ちで仕事に向き合えた気がします。だから、研修や見学で来る学生さんには、「熱い思いがなくてもとりあえずやってみることが大事」と伝えることにしています。今は、課長職に就いて3年。新人を育てたり、フロアをまとめるなどの役割になりましたが、入居者さんに名前を呼ばれ、「吉田さんお願い」と声をかけられるのはやはりすごくうれしいことですね。
 介護という仕事に関心のある方に一言。自分はこの仕事に向いているとか、向いていないとか、あまり考えずやってみたらいい。僕自身がそうでしたから。生活のためという理由で始めた人で、ずっと続いている人が以外に多いのです。
 いつしか、後継者を育てる立場になってしまいました。現場から遠くなってしまったのは寂しいですが、新たな人材を育てることに喜びを感じる毎日です。

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