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三上 繭

女性農業者紹介 Case.86 三上 繭 加藤花園 伊勢原市

"わたしたちも笑顔で"大切に育てた花達が、皆様に笑顔を与えられるよう、私たちも笑顔でお見送りをします。

  • 花き
  • 野菜

主な作目はなんですか?

シクラメン、花壇苗、野菜苗、水稲、エディブルフラワー

主な出荷先と時期(作物を買える場所)について教えてください

日本国内レストラン、カフェ、パティスリー、結婚式場などの飲食店や
温室での直売、生花市場、JA湘南直売所、県内フラワーロード、福祉施設など

三上 繭の写真

就農の経緯をお聞かせください

『幼少期からの"夢"を叶えるため』
幼い頃から、祖父母や両親が農業で活躍する姿を見て、農業には無限の可能性があることを感じていました。
中高時代は楽器に専念していて、音楽大学を目指していた矢先に起きた、東日本大震災。
音を出すのも、車に乗るのも、電気を使うのも控えなければならない状況が続く中で、"生きる“ということは"食すこと"だと強く感じました。
私を育ててくれた多くの自然を守りたい。食の大切さを目の前で実感できる場所を創りたい。そう思い、Uターン就農しました。

農業経営の概要を教えて下さい

・施設温室 1,300㎡ 花用露地畑 700㎡で鉢花や花壇苗を栽培。
・水田 5haで稲作
・露地畑 30aで家庭菜園程度の野菜作り

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農業におけるやりがいはなんですか

『0から創り、無限に広がる可能性』
一次産業と言われる農業ですが、"0から1を創る"のは、とても難しい事だと感じています。
その1を創るには、とても時間がかかり、労力も必要で、大変な事も沢山あります。 その努力が、花を通して消費者の方に届いた時に、一番のやりがいを感じます。
それと同時に、アイディア次第で、無限に広がる、創造できる、そんな世界である事にも心が躍ります。

農業におけるこだわりはありますか

『花いっぱい うるおい生活』
父が創業当時からモットーにしている言葉です。
"花が健康であること" 人以上に天候に左右されながらも、頑張って咲いている花達が、健康第一に過ごせる環境をつくっています。
"ありがとうは魔法の言葉" 種まきから出荷まで、丁寧に丁寧に育てています。「今日も綺麗に咲いてくれてありがとう!」と声をかけながら栽培しています。
"わたしたちも笑顔で" 大切に育てた花達が、皆様に笑顔を与えられるよう、私たちも笑顔でお見送りをします。

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今後の目標ややりたいことについて教えてください

『農家カフェ(レストラン)を創ること』
食の大切さや、有り難さを、目の前で感じていただける場所を創りたいです。
自分たちが口に入れる物が、どんな場所で、どんな人が、どんな風に作られているのか。日本の未来を担う子ども達に、食育を通して食から身体が作られている事を体感してもらいたいです。

農業で働くことを考える女性へ(メッセージ)

『健康第一!』
何をするにも、心身共に健康である事が全てです。
体力も筋力も継続力も必要ですが、何より、楽しく働くことが、心身の健康に不可欠だと思います。
夢や目標を実現するために、"諦めない気持ち"を持つこと。広い視野を持ち、様々な分野を勉強することも、とても大切です。前向きに、楽しく、元気に!日本農業の未来を信じてチャレンジしましょう!

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