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更新日:2023年10月2日
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神奈川県の認知症対策の取組をまとめています。
県では、認知症の人や家族の方が安心して地域で生活を続けられるよう、市町村などの関係機関と連携し、様々な取組を行っています。
認知症の専門医療機関として、専門的な鑑別診断や定期的なアセスメント、地域連携などを行い、かかりつけ医などを支援します。県内には、25か所の認知症疾患医療センターがあります。
ご本人やご家族等からの若年性認知症に関する困り事や悩み事等の相談に対して、解決に向けた支援を行います。県内では、認知症疾患医療センター等8か所に配置されています。
認知症サポート医は、地域において認知症に関わっている医師の中で、「かかりつけ医認知症対応力向上研修」の企画立案・講師、かかりつけ医の認知症に関する相談役を担っています。また、地域の医師会や地域包括支援センターとの連携づくりへの協力や認知症医療にかかわる正しい知識の普及も担っています。
住民に身近な立場から、早期段階での発見・気づきを促し、専門医療機関への受診につなげます。一般の患者として、日常的な身体疾患の対応を行うほか、家族の介護負担や不安への理解を示します。
早期に認知症の鑑別診断が行われ、すみやかに適切な医療・介護などが受けられる初期の対応体制を構築し、できる限り住み慣れた地域のよい環境で生活を継続できるよう、各市町村において「認知症初期集中支援チーム」を設置しています。医療系職種と介護系職種(保健師・看護師・介護福祉士・社会福祉士・精神保健福祉士等)がチームとなり、認知症サポート医等とも連携しながら、受診勧奨や認知症の人と家族へのサポート等を行います。
地域の実情に応じ、認知症の人やご家族の視点にたち、地域の当事者組織の連絡先などの地域資源の情報を提供したり、専門的な相談を担う保健師や看護師等を「認知症地域支援推進員」として各市町村に配置します。
認知症サポーターは、認知症の方や家族の方を温かく見守る応援者として、全国で養成されています。県では、県内市町村と連携し、認知症サポーターの講師役となる「キャラバン・メイト」を養成しています。さらに、認知症サポーターが、「オレンジパートナー」として、認知症の方を支援するボランティア活動を行う県独自の取組を行っています。
「認知症の人と家族の会」の認知症介護の経験者が、ご家族などからの介護の悩みなど、認知症全般に関する相談を受け付けています。
行方不明者の捜索・発見・通報・保護や見守りに関するネットワークを、市町村と連携して構築しています。協力機関は、地域包括支援センターや社会福祉協議会、介護保険事業所、市町村により金融機関・コンビニ・公共交通機関等が含まれています。
かかりつけ医・病院勤務の医療従事者・歯科医師・薬剤師・看護職員に対し、それぞれに求められる、認知症の対応力を向上するための研修を行っています。
かかりつけ医認知症対応力向上研修の企画立案・講師、かかりつけ医や初期集中支援チームへの助言等を行う「認知症サポート医」を養成しています。また、県主催で認知症サポート医に対してフォローアップ研修を実施しています。
認知症初期集中支援チームに携わる専門職を対象に、国立長寿医療研究センターが実施する「認知症初期集中支援チーム員研修」への派遣を行っています。
認知症初期集中支援チームに携わる専門職の資質向上を図るため、令和元年度より県主催でフォローアップ研修を行っています。
認知症地域支援推進員を対象に、支援体制の構築などについて、理解を深める研修を行っています。令和元年からは新任者向け・現任者向けに分けて実施しています。
認知症介護にかかわる、介護職員・看護職員等を対象に、階層や職種ごとに必要となる知識・技術を習得するための研修を行っています。
高齢福祉グループ
電話045-210-4846
このページの所管所属は福祉子どもみらい局 福祉部高齢福祉課です。