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更新日:2022年2月25日
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神奈川県の公共事業評価委員会
審議(会議)結果
次の審議会等を下記のとおり開催した。
審議会等名称 |
令和3年度第3回神奈川県県土整備局公共事業評価委員会 |
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開催日時 | 令和3年11月8日(月曜日)13時30分から15時まで | ||
開催場所 |
神奈川県庁新庁舎12階 県土整備局大会議室 (各委員はWeb会議にて参加) |
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出席者 |
家田 仁(委員長) 中村 英夫(副委員長) 真田 純子 高橋 陽子 田邉 勝巳 中村 幸人 |
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次回開催予定日 | 今回をもって、本年度の委員会は終了。 | ||
所属名、担当者名 |
県土整備局総務室 山本、吉岡 |
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掲載形式 | 審議経過 |
議事概要とした理由 |
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会議資料 |
・県道46号相模原茅ケ崎(上郷立体)道路改良事業(PDF:1,682KB) ・都市計画道路横浜藤沢線(関谷工区)街路整備事業(PDF:1,476KB)
・二級河川 境川(下流) 河川改修事業(PDF:4,260KB) ・稲村ガ崎3丁目地区 急傾斜地崩壊対策事業(PDF:1,954KB)
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審議経過 |
(委:委員発言内容、事:事務局・事業実施課発言内容)
[資料の修正等について]
委:二級河川境川の改修事業について、今回の評価は計画降雨50mmで行ったというご説明があったかと思う。「総合的な効果」のア)の下※印に、現在の河川整備計画では60mmだが、今回は事業着手時の計画降雨で実施したというのは、これは50mmで評価したという意味か。 事:そのとおり。 委:その整備計画と50mmというか、要するに50mmというのが、この今の事業をやっている整備水準が50mmだと、そういうことか。 事:現在の境川の整備は60mmでやっている。 委:分かったが、その着手時の50mmで評価したというのは意味があるのかないのか分からなくなってしまったので質問させていただいた。 今は60mmでやっているが、評価は50mmでやっているという話が腑に落ちない。 事:境川の整備は長くやっているが、事業区間ごとに取って今回こういう形で評価の資料を作らせていただいた。それに当たっては、途中で変わるとかいう話になると、今までの再評価もあり、なかなか縦で見たときの整理がつかないということで、50mmでも50mmの評価がでるので、そちらのほうで今回、事後評価をやらせていただいた。 委:承知した。首尾一貫しているということであれば納得した。 委:今のところ、50mmで計画を立てて50mmで事業をして50mmで評価をした。その上においては一貫しているが、その後、計画が60mmになっている。50mmではこの本事業を実施することで浸水想定区域が0haとなったということになるが、60mmが降ったときにはどうなるのというのが、読み手としては当然、事後評価だから気になるところである。恐らく委員がおっしゃっているのはそういう意味での論理的完成だと思うが、どういう理解をすればよろしいか。 事:そこは難しいところだと思う。我々もかなり悩んでいたところである。委員がおっしゃるように60mmで評価した場合は、当然のことながら浸水区域が出るはずである。それは境川全体が事業中という中では、境川がどこかであふれて必ず浸水は出る。ただ、今回は先ほど申し上げたように、一連縦軸で見たときの整合性ということで、50mmで評価させていただいた上で今審議をしていただいている。考え方としてはいろいろあると思うので、私どものやっていることが全て正しいというわけではないと思うが、一つの評価の方法としてこういう方法を取らせていただいたということでご理解いただければと思う。 委:作業したというのは理解できるが、この読み手は普通の市民だから、それで話が合っているんだったら何も60mmにする必要ないじゃないということなんだけど、60mmに変えているということは50mmでは心配ということで60mmにしている。そうすると、この事業はどういう位置づけになるのかということに対して、どこかで何か言う必要があるのではないか。 事:今のようなお考えに対しては、60mmを目指して引き続き整備を進めていくということしか今のところ考えていない。 委:そこのところを書いておかないとね。だから、60mmとしているが、今回は着手時のでやったということが言いたいんじゃなく、それは作業はそうだけども、今は60mmになっているから引き続き状況をよく見て事業を継続していく所存であるとか何か、そういうところが一番言いたいことではないか。 委:今の委員のご発言はもっともだと思う。そういう意味で言うと、この今の資料の5ページ目の対応方針のところで、事後評価としてきちんと実施し、良いという評価だが、加えてその後、河川計画も整備計画も見直され、いろいろリスクが高まっていることもあり、引き続き60mm対応について一生懸命頑張っていくと記せばよろしいんじゃないかと思うので、ご検討いただきたい。 委:いかがか。ごもっともなご意見のように感じた。 事:承知した。そういう形で再度資料を修正させていただきたい。 委:対応方針の下に「考察」というのがあるので、そこでもいい。 事:承知した。 委:どちらかで何か、60mmにしたということも事実なんだし、そうなってくるとこれで終わったわけじゃないよねということも事実だから、何か保留的な話が要る。 事:承知した。 委:ありがとうございます。大変重要なことをおっしゃっていただいた。 また、4ページの左側、総合的な効果の安全・安心のところで、浸水想定区域が0haになったと書いてあるが、浸水が想定される区域がなくなっただよ。 事:基本的に工事、対策を行った形で、今の段階では区域が解除され、イエローだったが、区域が解除されている。そうした中で、レッドだと当然そういうところに建物を建てないようにと規制がかかるような形にはなるが、イエローについては、こういう対策が行われたので解除されたという表現でまとめさせていただいている。今後の対応については、レッドについては規制を、当然建物を建てる場合については、その前段として安全対策、防災対策を行い、その斜面が安全であることを確認した後に対応させていただくということになるので、その表現を記載するかどうかというところについては、苦慮するところである。 委:ただ、そういう議論が出たということは何か要る。 事:ご意見頂いたというところは表現をこの資料の中に残させていただくような形、どういう形で考察に入れるのかどうかというのは整理させていただいてもう一回ご相談させていただければと思う。 委:承知した。 委:ここのところは、現在指定されていないという受け身の書き方じゃなくて、本事業により対策施設が設置された結果、解除されたというのが一番正確な言い方でしょ。 だから、されていないって何かよその人が言っているみたいだけど、そうじゃない。まず主体的に書くべき。 事:はい。 委:だけど、委員が言っているのは、危険性が和らいだことは確かだが、かといって平地ではないので、やはり避難等、より気をつけてもらわないといけないことも確かである。あるいは最初から工事をやって解除するのなら、何もしないで全部撤去、移転してもらったほうがいいじゃないかと、こういう根本的な議論もないことはないと思う。恐らくは最低限の話としてこの「考察」や何かのところで、解除するためにやっているんだからそういうことでしょうけども、引き続き警戒を怠らないとか、そういう種類の書きぶりもあるんじゃないかということだったと思うが、どうされるか。 事:基準的なもので言えばイエローは解除されているので、区域として指定されているかされていないかということであれば、当然解除なので指定されていないという表現にはなってしまうが、そうした中で解除されたところの表現としてここに書き込むかどうかというのは整理させていただいてもう一回ご相談させていただければと思う。 委:承知した。委員、またご相談だということなので、ここの場では保留になる。 委:はい。 委:ありがとうございます。ほかのご意見はいかがか。 委:私は別の角度で、No.10の山北つぶらの公園と11の浜見平地区の事業に関してご意見させていただく。まずNo.10の山北つぶらの公園の考察の追記について、整理番号21、ここに記載いただいた内容は、たしか私も意見を言わせていただいた。ここに追記いただいたことで本当に気持ちのこもった事業だということがわかり、見た人もとてもハード・ソフト面で一緒に地域連携が何かワクワクできるような、よりそういった考察になったなと思い、すごくありがたく、よかったと思った。ありがとうございました。 そしてNo.11の浜見平地区の茅ヶ崎の事業、こちら整理番号24に関して、5ページの(2)の②の下段に、従前の居住者と新規居住者の関わり方の重要性ということを明記いただいた。ここにおいても新しい工事という点とソフト面の、そこに住まう人たちの気持ちというものを非常に明確に書いていただいたことで、何か一体となってという感がより生まれるのかなという点で、追記をいただいてとてもよかったし、今後に期待したいと思う。ありがとうございました。 委:ありがとうございます。事務局、いかがか。 事:都市公園課、それから茅ヶ崎市とも、今頂いたご意見、ありがとうございますということで今うなずいている。ありがとうございました。 委:なるほど。ついでながら、従前居住者と新規居住者の関わり方について、ソフト面で重要視しているとあるが、目的語がない。ソフト面の関わり方を重要視していると読めるが、何を重要視しているのか、オブジェクティブがないと思う。委員のご趣旨がよく伝わるように、事務局で文章を修正して欲しい。ありがとうございます。 事:頂いたご意見を基に文章を修正させていただく。ありがとうございます。 委:続いて、委員、お願いします。 委:再評価の整理番号の8、No.3の横浜藤沢線について、これは前回私がコメントして修正していただいたが、何点か確認させていただきたい。進捗率がマイナスに変わってしまうのでというコメントをしたところ、ページ数でいうと13ページ目の表のところで、前回再評価時が47%※印で今回再評価での事業費をベースとした進捗率となっており、これはほかの事業の進捗とは違う書き方になってしまっている。自分で言っておきながらこれって逆に分かりにくくなっていないかと思ったので、マイナスになったけど、それは総事業費が増えたから、総事業費ベースでは16%きちんと進捗しているというような脚注に書いたほうがいいと思ったのが1点と、これを見ていて気になったのは、例えば事業費が増えたというのは、9ページ目にあるNo.2の案件でも事業費は増えている。それで、これはうまく進捗したので何も書いていない。ただ、事業費は増えているので、工事自体はかなり進捗したというところが違う書き方になっているのは混乱するというのと、この2つの表を見比べたとき、No.3は前回再評価時が平成30年で、それ以外の案件というのは全部平成28年になっているが、再評価は5年に1回とは限らないのかという質問と、今度逆にNo.2のほうは基準年という行の項目がない。それで、項目も順番がばらばらだったりするので、何かこの辺を統一されたほうが見やすいと思う。 委:事務局、いかがか。 事:まず進捗率について、前回の委員会の際に横浜藤沢線がマイナスの進捗率という分かりにくい表現になっているとのご指摘をいただいたので、前回再評価時の表現を直したのだが、そうなると横並びでほかの箇所との統一感がなくなってしまうことから、改めて表現を修正させていただく。 それから、表の項目の順番がまちまちだということについては、統一するように整理させていただく。 最後に再評価の期間のことでご質問があったと思うが、通常は先生おっしゃるとおり5年で再評価ということで取り扱っている。横浜藤沢線については事業執行上のことで、補助金を国から頂く中で事業費を増額する際には再評価を行うという要件があるため、5年たってはいないが、再評価を取り直して、確かに効果があることを確認した上で引き続き補助金を活用させていただきたいということで、今回委員会の案件とさせていただいた。 委:ありがとうございます。ほかにいかがか。 (質問、意見等:なし) それでは、先ほど委員から出たところについて少々の保留があり、また今の道路も含めて微小な修正が残ったが、保留は1か所だけだった。大体修正の方向が見えた。以上になるが、事務局いかがか。 委:ありがとうございます。個々にご発言いただいた方ははっきりしているので、個々にご発言いただいた方に見ていただきたいと思う。最終的に私も見るが、発言した方が一番丁寧に見てくださるので、ぜひ事務局から個々にご確認をいただきたいと思う。それでは、次第の1は以上でよろしいか。 (異議なし)
令和3年度に審議を行った全ての評価対象事業の総括を行った上で、委員会が具申する意見内容について検討がなされた。 (以上)
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