令和6年1月22日発行 |
前号 | 次号 |
神奈川県 インフルエンザ情報(17)2週
第2週(1月8日~1月14日)のインフルエンザの定点当たり報告数1は全国12.99、全県11.96、県域12.83で、いずれも第1週より増加しました。
感染予防と感染拡大の防止のため、こまめに手を洗い、せきが出るときはマスクをするなどの、せきエチケットを徹底しましょう。また、体調がすぐれないときは無理をせずお休みしましょう。
[1] 年別・週別報告数の状況(全国2023,24年以外は神奈川県全県。2024年は棒グラフ、過去は折れ線グラフ)
5週前 | 4週前 | 3週前 | 2週前 | 1週前 | 今週 | |
49週 | 50週 | 51週 | 52週 | 2024年1週 | 2024年2週 | |
12月4日 ~12月10日 |
12月11日 ~12月17日 |
12月18日 ~12月24日 |
12月25日 ~12月31日 |
1月1日 ~1月7日 |
1月8日 ~1月14日 |
|
全国 | 33.72 | 29.94 | 23.13 | 21.65 | 12.66 | 12.99 |
全県 | 23.22 | 24.18 | 22.10 | 19.05 | 7.77 | 11.96 |
県域 | 24.15 | 23.52 | 19.83 | 17.21 | 8.79 | 12.83 |
1 | インフルエンザは、県内約380か所のインフルエンザ/COVID-19定点の医療機関から毎週報告されています。定点当たり報告数とは、その週の報告数を報告医療機関数で割った値であり、1定点医療機関当たりのインフルエンザの報告数をあらわしています。 注意報レベルは定点当たり報告数10以上、警報レベルは30以上となっています。 |
[2]年齢・年齢群別の全県定点当たり報告数(神奈川県 2023年第52週~2024年第2週)
第1週は医療機関が休診している場合が多いので、昨年末の第52週と比較すると、全ての年齢・年齢群で、横ばい又は減少しています。基幹定点12病院のインフルエンザ入院サーベイランスでは、入院者数47例:年齢群は10歳未満14例、10歳代3例、60歳代1例、70歳代9例、80歳以上20例でした。80歳以上の入院患者が増加しています。
(9歳以下 全県 再掲)
[3]定点当たり報告数の保健所別推移(神奈川県 2023年第52週~2024年第2週)
インフルエンザの定点当たり報告数が、注意報レベル(10)を超えていたのは、横浜市10.31、川崎市13.95、相模原市12.18、横須賀市14.14、茅ケ崎市13.36、平塚保健福祉事務所13.82、鎌倉保健福祉事務所13.40、鎌倉保健福祉事務所三崎センター26.33、厚木保健福祉事務所21.21および厚木保健福祉事務所大和センター10.92でした。警報レベル(30)を超えた保健所はありませんでした。
[4] インフルエンザ様疾患発生報告2(神奈川県全県 2023年第36週~2024年第2週)
第2週に学級閉鎖等3のあった保育所・学校等は7施設、患者数は51名でした。第52週と第1週は、保育所・学校等が冬休みのため学級閉鎖の報告はありませんでした。
2 | インフルエンザ様疾患発生報告は保育所や学校等の閉鎖数や欠席者数等を計上する報告です。 |
3 | 学級閉鎖等とは、休校、学年閉鎖学校数、学級閉鎖学校数の合計を示します。 |
[5]インフルエンザウイルス検出状況(神奈川県衛生研究所実施分 12月21日時点速報値)
2023年9~11月の検出状況は次のとおりです。インフルエンザウイルスB型は非検出です。
参考ページ
<全国のインフルエンザ情報>
<インフルエンザに関すること>
- インフルエンザとは(国立感染症研究所感染症疫学センター)
- インフルエンザ様疾患発生報告(学校欠席者数)(国立感染症研究所感染症疫学センター)
- インフルエンザ脳症の治療戦略(「新型インフルエンザ等への対応に関する研究」班)
- インフルエンザ抗体保有状況―2023年度速報第1報―(2023年11月21日現在)(国立感染症研究所)
<神奈川県の感染症の発生状況>