令和5年12月25日発行 |
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神奈川県 インフルエンザ情報(15)50週
第50週(12月11日~12月17日)のインフルエンザの定点当たり報告数1は全国29.94と警報レベル(30)を下回りました。全県24.18は増加しましたが、県域23.52は減少しました。
感染予防と感染拡大の防止のため、こまめに手を洗い、せきが出るときはマスクをするなどの、せきエチケットを徹底しましょう。また、体調がすぐれないときは無理をせずお休みしましょう。
[1] 年別・週別報告数の状況(全国2023年以外は、神奈川県全県。2023年は棒グラフ、過去は折れ線グラフ)
5週前 | 4週前 | 3週前 | 2週前 | 1週前 | 今週 | |
45週 | 46週 | 47週 | 48週 | 49週 | 50週 | |
11月6日 ~11月12日 |
11月13日 ~11月19日 |
11月20日 ~11月26日 |
11月27日 ~12月3日 |
12月4日 ~12月10日 |
12月11日 ~12月17日 |
|
全国 | 17.35 | 21.66 | 28.30 | 26.72 | 33.72 | 29.94 |
全県 | 12.53 | 14.64 | 18.34 | 17.09 | 23.22 | 24.18 |
県域 | 14.36 | 17.32 | 20.47 | 17.31 | 24.15 | 23.52 |
1 | インフルエンザは、県内約380か所のインフルエンザ/COVID-19定点の医療機関から毎週報告されています。定点当たり報告数とは、その週の報告数を報告医療機関数で割った値であり、1定点医療機関当たりのインフルエンザの報告数をあらわしています。 注意報レベルは定点当たり報告数10以上、警報レベルは30以上となっています。 |
[2]年齢・年齢群別の全県定点当たり報告数(神奈川県全県 2023年第48週~第50週)
6~11カ月、2~4歳、6~7歳および20歳以上の年齢・年齢群別で増加しています。0~5カ月は横ばい、1歳、5歳、8~19歳で減少しています。基幹定点12病院のインフルエンザ入院サーベイランスでは、入院者数44例:年齢群は10歳未満15例、10歳代3例、30歳代2例、60歳代4例、70歳代9例、80歳以上11例でした。
(9歳以下 全県 再掲)
[3]定点当たり報告数の保健所別推移(神奈川県 2023年第48週~第50週)
インフルエンザの定点当たり報告数が、相模原市31.26は警報レベル(30)を上回りました。引き続き、茅ケ崎市30.00および厚木保健福祉事務所34.53は警報レベル(30)を超えています。平塚保健福祉事務所秦野センター26.90は警報レベル(30)を下回りました。
引き続き、横浜市22.05、川崎市25.79、横須賀市21.07、藤沢市10.75、平塚保健福祉事務所22.27、鎌倉保健福祉事務所20.40、鎌倉保健福祉事務所三崎センター27.00、小田原保健福祉事務所24.10および厚木保健福祉事務所大和センター26.75は注意報レベル(10)を超えています。
[4] インフルエンザ様疾患発生報告2(神奈川県全県 2023年第36週~第50週)
第50週に学級閉鎖等3のあった保育所・学校等は251施設、患者数は3901名でした。
2 | インフルエンザ様疾患発生報告は保育所や学校等の閉鎖数や欠席者数等を計上する報告です。 |
3 | 学級閉鎖等とは、休校、学年閉鎖学校数、学級閉鎖学校数の合計を示します。 |
[5] インフルエンザウイルス検出状況(神奈川県衛生研究所実施分 12月21日時点速報値)
2023年9~11月の検出状況は次のとおりです。インフルエンザウイルスB型は非検出です。
[6]連絡事項:次回のインフルエンザ情報の発行は、令和6年1月12日以降を予定しています。
参考ページ
<全国のインフルエンザ情報>
<インフルエンザに関すること>
- インフルエンザとは(国立感染症研究所感染症疫学センター)
- インフルエンザ様疾患発生報告(学校欠席者数)(国立感染症研究所感染症疫学センター)
- インフルエンザ脳症の治療戦略(「新型インフルエンザ等への対応に関する研究」班)
- インフルエンザ抗体保有状況―2023年度速報第1報―(2023年11月21日現在)(国立感染症研究所)
<神奈川県の感染症の発生状況>