令和5年11月27日発行
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神奈川県 インフルエンザ情報(11)46週
第46週(11月13日~11月19日)のインフルエンザの定点当たり報告数1は全県14.64、県域17.32と先週より増加しました。全国でも21.66に増加しました。
第46週に届出された急性脳炎の1例はインフルエンザウイルスA型が原因と報告されています。
感染予防と感染拡大の防止のため、こまめに手を洗い、せきが出るときはマスクをするなどの、せきエチケットを徹底しましょう。また、体調がすぐれないときは無理をせずお休みしましょう。
[1] 年別・週別報告数の状況(全国2023年以外は、神奈川県全県。2023年は棒グラフ、過去は折れ線グラフ)
5週前 | 4週前 | 3週前 | 2週前 | 1週前 | 今週 | |
41週 | 42週 | 43週 | 44週 | 45週 | 46週 | |
10月9日 ~10月15日 |
10月16日 ~10月22日 |
10月23日 ~10月29日 |
10月30日 ~11月5日 |
11月6日 ~11月12日 |
11月13日 ~11月19日 |
|
全国 | 11.07 | 16.41 | 19.68 | 21.13 | 17.35 | 21.66 |
全県 | 16.59 | 22.47 | 22.80 | 18.32 | 12.53 | 14.64 |
県域 | 14.19 | 21.47 | 22.03 | 18.55 | 14.36 | 17.32 |
1 | インフルエンザは、県内約380か所のインフルエンザ/COVID-19定点の医療機関から毎週報告されています。定点当たり報告数とは、その週の報告数を報告医療機関数で割った値であり、1定点医療機関当たりのインフルエンザの報告数をあらわしています。 注意報レベルは定点当たり報告数10以上、警報レベルは30以上となっています。 |
[2]年齢・年齢群別の全県定点当たり報告数(神奈川県全県 2023年第44週~第46週)
10~14歳、15~19歳、70歳代及び80歳以上で増加、6~11カ月と60歳代で横ばい、0~5カ月、2歳、20歳代、30歳代、40歳代及び50歳代で減少しています。
基幹定点12病院のインフルエンザ入院サーベイランスでは、入院者数15例で、年齢群は10歳未満10例、50歳代1例、60歳代1例、70歳代2例、80歳以上1例でした。
(9歳以下 全県 再掲)
[3]定点当たり報告数の保健所別推移(神奈川県 2023年第44週~第46週)
インフルエンザの定点当たり報告数が、注意報レベルの10を第45週に引き続き上回ったのは、横浜市12.03、川崎市15.16、相模原市15.08、茅ケ崎市27.00、平塚保健福祉事務所27.73、三崎センター18.33、小田原保健福祉事務所19.00及び厚木保健福祉事務所28.89でした。横須賀市15.07、鎌倉保健福祉事務所13.70および大和センター10.67は再び注意報レベル10を上回りました。注意報レベル10を下回ったのは秦野センター9.50、藤沢市8.25、足柄上センター1.60でした。
[4] インフルエンザ様疾患発生報告2(神奈川県全県 2023年第36週~第46週)
第46週に学級閉鎖等3のあった保育所・学校等は160施設、患者数は2674名でした。
2 | インフルエンザ様疾患発生報告は保育所や学校等の閉鎖数や欠席者数等を計上する報告です。 |
3 | 学級閉鎖等とは、休校、学年閉鎖学校数、学級閉鎖学校数の合計を示します。 |
[5]インフルエンザウイルス検出状況(神奈川県衛生研究所実施分)は、今号から、疾患別情報 インフルエンザ(鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザ等感染症を除く)に掲載しています。
参考ページ
<全国のインフルエンザ情報>
<インフルエンザに関すること>
- インフルエンザとは(国立感染症研究所感染症疫学センター)
- インフルエンザ様疾患発生報告(学校欠席者数)(国立感染症研究所感染症疫学センター)
- インフルエンザ脳症の治療戦略(「新型インフルエンザ等への対応に関する研究」班)
<神奈川県の感染症の発生状況>