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令和7年4月8日発行

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神奈川県 RSウイルス感染症情報(5)13週

RSウイルス感染症は、RS(respiratory syncytial)ウイルスによる感染症です。主に乳幼児に多く、感冒様症状(発熱・咳・鼻汁等)から重症の細気管支炎・肺炎など、様々な呼吸器の症状を起こします。特に、生後6か月未満で感染すると、重症化のリスクが高いと言われています。高齢者施設で集団発生する場合もあり、二次性細菌性肺炎により重篤化する場合もあります。乳幼児が周囲にいる場合は、予防のためにマスクの着用や丁寧な手洗いを心がけましょう。

  1. 年別・週別報告数の状況(全国2025年以外は、神奈川県全県。2025年は棒グラフ、過去は折れ線グラフ)
    神奈川県における2025年のRSウイルス感染症の定点当たり報告数は、4週から増加しはじめました。13週(3月24日~3月30日)は全国1.02、全県0.50、県域0.56です。全国、神奈川県ともに前週に比べて定点当たり報告数が減少しています。


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    2月24日
    ~3月2日
    3月3日
    ~3月9日
    3月10日
    ~3月16日
    3月17日
    ~3月23日
    3月24日
    ~3月30日
    全国 1.21 1.27 1.41 1.48 1.18 1.02
    全県 0.72 0.72 0.78 0.77 0.54 0.50
    県域 0.84 0.83 1.16 1.13 0.83 0.56
  2. 定点当たり報告数の保健所別推移(神奈川県 2025年11週~2025年13週)
    13週(3月24日~3月30日)は、横浜市、川崎市、横須賀市、茅ヶ崎市、平塚保健福祉事務所で定点当たり報告数が前週に比べて増加しています。

  3. 年齢・年齢群別の全県定点当たり報告数(神奈川県 2025年11週~2025年13週)
    年齢群別の定点当たり報告数は、13週は6~11カ月、1歳、2歳、9歳、10~14歳で前週に比べて増加しています。

<参考ホームページ>