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令和7年4月16日発行

前号

神奈川県 RSウイルス感染症情報(6)14週

RSウイルス感染症は、RS(respiratory syncytial)ウイルスによる感染症です。主に乳幼児に多く、感冒様症状(発熱・咳・鼻汁等)から重症の細気管支炎・肺炎など、様々な呼吸器の症状を起こします。特に、生後6か月未満で感染すると、重症化のリスクが高いと言われています。高齢者施設で集団発生する場合もあり、二次性細菌性肺炎により重篤化する場合もあります。乳幼児が周囲にいる場合は、予防のためにマスクの着用や丁寧な手洗いを心がけましょう。

定点当たり報告数の減少が続いていますので、毎週の情報発信は終了します。今後は必要時情報発信いたします。

  1. 年別・週別報告数の状況(全国2025年以外は、神奈川県全県。2025年は棒グラフ、過去は折れ線グラフ)
    神奈川県における2025年のRSウイルス感染症の定点当たり報告数は、4週から増加しはじめました。14週(3月31日~4月6日)は全国0.80、全県0.36、県域0.35です。全国、神奈川県ともに前週に比べて定点当たり報告数が減少しています。


        5週前 4週前 3週前 2週前 1週前 今週
    9週 10週 11週 12週 13週 14週
    2月24日
    ~3月2日
    3月3日
    ~3月9日
    3月10日
    ~3月16日
    3月17日
    ~3月23日
    3月24日
    ~3月30日
    3月31日
    ~4月6日
    全国 1.27 1.41 1.48 1.18 1.02 0.80
    全県 0.72 0.78 0.77 0.54 0.50 0.36
    県域 0.83 1.16 1.13 0.83 0.56 0.35
  2. 定点当たり報告数の保健所別推移(神奈川県 2025年12週~2025年14週)
    14週(3月31日~4月6日)は、厚木保健福祉事務所大和センターで定点当たり報告数が前週に比べて増加しています。

  3. 年齢・年齢群別の全県定点当たり報告数(神奈川県 2025年12週~2025年14週)
    年齢群別の定点当たり報告数は、14週は0~5カ月、3歳、7歳で前週に比べて増加しています。

<参考ホームページ>