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令和7年4月1日発行

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神奈川県 RSウイルス感染症情報(4)12週

RSウイルス感染症は、RS(respiratory syncytial)ウイルスによる感染症です。主に乳幼児に多く、感冒様症状(発熱・咳・鼻汁等)から重症の細気管支炎・肺炎など、様々な呼吸器の症状を起こします。特に、生後6か月未満で感染すると、重症化のリスクが高いと言われています。高齢者施設で集団発生する場合もあり、二次性細菌性肺炎により重篤化する場合もあります。乳幼児が周囲にいる場合は、予防のためにマスクの着用や丁寧な手洗いを心がけましょう。

  1. 年別・週別報告数の状況(全国2025年以外は、神奈川県全県。2025年は棒グラフ、過去は折れ線グラフ)
    神奈川県における2025年のRSウイルス感染症の定点当たり報告数は、4週から増加しはじめました。12週(3月17日~3月23日)は全国1.18、全県0.54、県域0.83です。全国、神奈川県ともに前週に比べて定点当たり報告数が減少しています。


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    ~2月16日
    2月17日
    ~2月23日
    2月24日
    ~3月2日
    3月3日
    ~3月9日
    3月10日
    ~3月16日
    3月17日
    ~3月23日
    全国 1.06 1.21 1.27 1.41 1.48 1.18
    全県 0.79 0.72 0.72 0.78 0.77 0.54
    県域 0.85 0.84 0.83 1.16 1.13 0.83
  2. 定点当たり報告数の保健所別推移(神奈川県 2025年10週~2025年12週)
    12週(3月17日~3月23日)は平塚保健福祉事務所秦野センター、鎌倉保健福祉事務所、厚木保健福祉事務所、厚木保健福祉事務所大和センターで定点当たり報告数が前週に比べて増加しています。

  3. 年齢・年齢群別の全県定点当たり報告数(神奈川県 2025年10週~2025年12週)
    年齢群別の定点当たり報告数は、12週は3歳で前週に比べて増加しています。

<参考ホームページ>