令和6年1月15日発行 |
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令和6年1月15日発行 |
咽頭結膜熱は38℃以上の高熱、のどの痛みや咽頭炎、結膜炎による目の充血や痛み、目やに・涙の増加などの症状があります。
原因ウイルスはアデノウイルスで、2023年は全国ではアデノウイルス3型が最も多く、次いで2型が多く検出されています(国立感染症研究所:https://kansen-levelmap.mhlw.go.jp/Byogentai/Pdf/data40j.pdf)。
感染経路は、接触感染や飛まつ感染です。結膜炎の症状がある時は、目をこすった手にもウイルスが付着しています。ウイルスはドアノブなどの環境表面でも感染性が保たれるため、噴霧による消毒ではなく、拭き掃除が大切です。
アデノウイルスはアルコールによる消毒が効きにくいため、石鹸と十分な流水による手洗いを行い、タオルの共有はさけましょう。集団発生時などは使い捨てのペーパータオルの使用を検討します。
症状がなくなっても糞便中に1か月程度ウイルスが排泄されるため、トイレの後やおむつ交換などの場面できちんと手洗いをしましょう。
咽頭結膜熱は学校保健安全法上第二種の学校感染症に指定されており、主要症状がなくなった後、2日を経過するまで出席停止となります。
令和6年1月1日から1月7日までの第1週の定点当たり報告数は全国が1.46、全県1.00、県域1.41でした。年始は医療機関が休業し、第1週の報告数が減少します。
5週前 | 4週前 | 3週前 | 2週前 | 1週前 | 今週 | |
48週 | 49週 | 50週 | 51週 | 52週 | 2024年1週 | |
11月27日 ~12月3日 |
12月4日 ~12月10日 |
12月11日 ~12月17日 |
12月18日 ~12月24日 |
12月25日 ~12月31日 |
1月1日 ~1月7日 |
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全国 | 3.72 | 3.48 | 3.49 | 3.31 | 2.65 | 1.46 |
全県 | 3.07 | 2.64 | 2.73 | 2.60 | 1.99 | 1.00 |
県域 | 2.89 | 2.92 | 3.07 | 3.16 | 2.57 | 1.41 |
厚木保健福祉事務所4.58は引き続き警報レベル(3)を超えています。小田原保健福祉事務所足柄上センターからの報告はありませんでした。
9歳は増加しました。なお、52週に0~5カ月および15~19歳の年齢群の報告はありませんでした。
咽頭結膜熱の代表的な原因ウイルスである、アデノウイルス3型の検出が続いています。