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島崎 薫

女性農業者紹介 Case.11 島崎 薫 薫る野牧場 山北町

牛も人も無理をせずに続けていける酪農を目指しています。

  • 畜産品

農業経営の概要

中洞牧場で学んだ山地酪農を基本に、朝夕の搾乳時以外、牛は山で自由に過ごし、自生する草を主食としています。1頭あたりの乳量は少ないですが、山の草を牛に食べてもらうことで、山の管理につながることが大きな特徴のひとつです。搾った生乳は、許可をとった自分の加工室でソフトクリームミックスに加工して、飲食店に販売しています。

主な作目はなんですか?

酪農 ソフトクリームミックス

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就農の経緯をお聞かせください

大学在学中に山地酪農を知り、岩手県岩泉町の中洞牧場での研修を経て、卒業後に就職しました。
数年働いた後に独立の地を探していたところ、中洞牧場長のもとへ、大野山の県営育成牧場跡地の活用について関係者が相談に訪れたことがきっかけで、地元神奈川での就農を決め移住しました。約1年半の準備期間を経て、2018年6月に「薫る野牧場」を開設しました。

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農業におけるやりがいはなんですか

自生している山の植物から、牛の力によって、生乳の生産ができることです。林業従事者が減る中、乳製品で収入を確保しながら、山の管理ができる酪農として広めていきたいです。

農業におけるこだわりはありますか

牛も人も無理をせずに続けていける酪農を目指しています。牛たちには、約20年の寿命を全うしてもらいたいです。

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今後の目標ややりたいことについて教えてください

まずは、始まったばかりなので、経営を軌道にのせることが目標です。
ゆくゆくは、牛乳や他の乳製品への加工・販売もしていきたいと思っています。山地酪農に限らず、女性でも新規就農が珍しいことではない世の中にしたいです。

農業で働くことを考える女性へ(メッセージ)

農業は、私たちの身体を作る食べものを生産する、とても魅力的な仕事です。
もちろん大変なこともありますが、完全なマニュアル等はなかったり、思い通りにいかなかったりすることも含めて、楽しみながらやっていけたらと思います。

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