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更新日:2024年2月21日

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矢上川地下調節池事業の紹介|川崎治水センター

川崎治水センターの矢上川地下調節池事業の紹介です。

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 川崎治水センターが実施している矢上川地下調節池事業を紹介します。

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事業の概要

 矢上川流域は、流域の市街地率が90%を越える県内で最も市街化が進む地域で、雨水の浸透や保水する機能が減少しているため、洪水被害が起こりやすくなっています。

 矢上川を含む鶴見川流域では、昭和54年から河川と下水と流域が一体となって総合治水対策を進めてきましたが、それら流域の一体的取り組みを法的に定めて推進するために、平成19年3月に「流域水害対策計画」を策定するとともに、河川法に基づく具体の整備計画として「鶴見川水系河川整備計画」を策定しました。

 これら2つの計画において、矢上川では約60mm/時間(概ね10年に1回発生する規模)の降雨対策として、洪水の軽減を目的とした洪水調節施設が位置づけられています。

 現在の矢上川の川沿いは人家が密集した市街地で、また、川底はコンクリートで覆われているところが多いため、現況の川幅を広げたり、川底を掘り下げたりする改修工事を行うには、多くの時間と費用を要します。そこで、洪水調節施設としてのトンネルを河川の地下に設置することとしました。

 

<治水効果の早期発現に向けた取組>

 矢上川地下調節池は、矢上川領域のトンネル2,026mと、有馬川領域のトンネル2,000mで洪水を貯留する施設です。当初、矢上川領域と有馬川領域を合わせた全区間を一連で整備する計画でしたが、規模が大きく完成までに時間を要することから、治水効果の早期発現を図るため、矢上川領域の整備が完了した段階で、暫定供用を行うこととしました。

 

暫定整備R4

 

工事の進捗状況

 ・トンネル本体Ⅰ期工事の発進箇所である「発進立坑」が、令和2年9月に完成しました。

 ・トンネル本体Ⅰ期工事の到達箇所である「中間立坑」が、平成29年3月に完成しました。

 ・トンネル本体Ⅰ期工事の工事契約を、令和4年10月に施工業者と締結しました。

発進立坑(川崎市宮前区梶ヶ谷)

発進立坑イメージ

中間立坑(川崎市高津区久末)

中間立坑イメージ

 

施工技術検討会

 近年、シールドトンネル工事の影響による地盤沈下等の事象が発生していることを踏まえて、工事に伴う周辺環境への影響や、施工時に想定される課題及び対策等について事前に検討することが不可欠であることから、シールド工法による地下トンネルの施工に関する技術的な検討を行うことを目的として、学識経験者等で構成する「矢上川地下調節池施工技術検討会」を設置しました。

 ・設立趣旨書(PDF:43KB) 

 ・規約(PDF:147KB)

 

<開催状況>

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 第1回 矢上川地下調節池施工技術検討会(2022年3月8日)

 ・議事要旨(PDF:45KB)

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 第2回 矢上川地下調節池施工技術検討会(2022年8月31日)

 ・議事要旨(PDF:58KB)

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 第3回 矢上川地下調節池施工技術検討会(2023年3月17日)

 ・議事要旨(PDF:50KB)

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 第4回 矢上川地下調節池施工技術検討会(2023年9月26日)

 ・議事要旨(PDF:63KB)

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工事説明会

 トンネル本体Ⅰ期工事における工事内容やスケジュールについて、近隣の皆様を対象とした工事説明会を開催しました。

 ●第1回工事説明会(工事着手前):令和5年1月29日、2月1日、4日

 ●第2回工事説明会 

     ・令和6年1月21日(日)14:00~ 野川小学校体育館

     ・令和6年1月24日(水)19:00~ 梶ヶ谷小学校体育館

     ・令和6年1月27日(土)14:00~ 久末小学校体育館

<説明会資料>

 ・資料1(トンネル本体Ⅰ期工事について)(PDF:4,482KB)

 ・資料2(家屋調査範囲図)(PDF:928KB)

 ・資料3(矢上川地下調節池パンフレット)(PDF:3,984KB)

 

家屋調査

 トンネル工事は、地上部に影響が生じないよう安全に実施していきますが、想定外の事象により、万が一、工事が原因で地上部の建物等に損傷が生じた場合は、原状回復に必要な費用を所有者に補償します。

 家屋調査は、工事前に建物等の状況を記録するために実施するものです。

 

<家屋調査の範囲>

  家屋調査範囲図(PDF:928KB)

  ※トンネル本体Ⅰ期工事説明会 資料2と同じ

<家屋調査の意向確認>

 令和5年2月から10月にかけて、家屋調査対象範囲に建物等を所有する方に、調査の実施や内容について、意向を確認しました。まだ、回答をしていない方で、調査を希望される方は、川崎治水センターまでご連絡くださるようお願いします。

 

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