更新日:2025年3月28日

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中間立坑について

矢上川地下調節池事業における発進立坑の紹介です。

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中間立坑の概要

 中間立坑本体工事は、平成23年度から事業に着手し、平成25年度から施工を開始し、平成29年3月に完成しました。この中間立坑は、直径25.5m(内径19.5m)、深さ62.1mの円筒形であり、流入口から調節池(トンネル)へ流入させる機能と流入した水をポンプにより排水する2つの機能を有しています。

中間立坑

中間立坑の施工手順

施工方法は、ニューマチックケーソン工法で、以下の手順により施工しました。

 

土砂セントル工事~刃口金物設置工事

テキスト1 中間1
中間1-2 中間1-3
  平成26年8月~10月施工

 

 

1ロット(底版)躯体構築工事・2ロット(側壁①)躯体構築工事

テキスト2 中間2
中間2-2 中間2-3
  平成26年10月~12月施工

 

 

ケーソン設備設置工事

テキスト3 中間3
中間3-2 中間3-3
  平成27年2月~3月施工

 

 

3ロット(側壁②)躯体構築工事・タワークレーン設置工事

テキスト4 中間4
中間4-2 中間4-3
  平成27年5月施工

 

 

4~6ロット(側壁③④⑤)躯体構築工事

テキスト5 中間5
中間5-2 中間5-3
  平成27年5月~10月施工

 

 

 

無人化掘削工

テキスト6

中間6
中間6-2 中間6-3
  平成27年11月開始

 

 

中埋コンクリート工

テキスト7

中間7
 
中間7-2
  平成28年9月~28年11月施工

 

 

 

 工法紹介

中間立坑は、ニューマチックケーソン工法で施工しています。

ニューマチックケーソンの「Pneumatic」とは「空気の」、「Caisson」は「潜函(せんかん)」という意味です。

コップを逆さまにして水中に沈めると、中の空気圧と外の水圧がつりあった状態になります。この空気はコップを深く沈めるほど、水圧によって圧縮されますが、コップ内に空気を送ると、空気圧が大きくなり、コップ内の水を排除することができます。

ニューマチックケーソン1

ニューマチックケーソン工法は、これを応用したもので、地下水と同じ圧力の圧縮空気を作業室に送り、作業室から地下水を排除することによって、ドライな環境で掘削することができます。また、掘削と躯体の構築・沈下を繰り返して施工するため、仮土留を使用せずに立坑を築造しました。

ニューマチックケーソン2

 

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