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初期公開日:2026年4月24日更新日:2026年4月24日

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豊かな海を守るために 海のルールを守りましょう!

いまはたくさんの魚がいる海でも、誰もが勝手に獲ってしまえば直ぐにいなくなってしまいます。豊かな海を次世代に残すため海には様々なルールが設けられており、そのルールがきちんと守られることを目指して陸上、海上から啓蒙、取締り活動を行っています。

 

 

tachibana

5代目漁業取締船「たちばな」
長さ:22.51m×幅:4.6m×深さ:2.45m 総トン数:33トン

 

★海のルール、漁業取締りに関する情報はこちらからどうぞ★


1.海のルールとは? 
2.漁業取締りとはどのような仕事なの?
3.漁業者以外の人が気をつけたい海のルールとは?
4.漁業取締りに関する最新情報について
5.その他

1.海のルールとは?

海のルールとは、主に法律などによって定められています。
法律で定められたルールは、漁業者は勿論のこと、漁業者以外の方も守らなければいけません。
海のルールは、関係法令、各地域によるローカルルールなどがありますが、ここでは下記の4つのルールについて簡単に説明していきます。

 

(1)漁業法
漁業法は、漁業のルールに関する基本的かつ重要な法律であり、皆さんがよく耳にする漁業権、漁獲割当、許可漁業などの記載があります。

 

(2)水産資源保護法
水産資源保護法の目的は、水産資源の保護培養を図り、且つ、その効果を将来にわたって維持することにより、漁業の発展に寄与することを目的としています。

 

(3)神奈川県漁業調整規則(PDF:536KB)
魚類、貝類、海藻等の動植物は、都道府県によって生息環境やライフサイクルが異なるため、都道府県独自のルールを定めており、言わば都道府県独自のルールです。水産動物の採捕禁止期間や禁止区域、遊漁者等の漁具又は漁法の制限などのほか漁業の取締りについて記載があります。

 

(4)神奈川海区漁業調整委員会指示
神奈川海区漁業調整委員会指示は、神奈川海区漁業調整委員会がその権限に基づいて発動しているもので、現在10の指示が発動されています。

2.漁業取締りとはどのような仕事なの?

漁業取締りは、水産資源の適切な保存管理と漁業操業秩序の維持を目的として行っており、本県では、漁業取締船などを用いて違法操業の監視・検挙、密漁の防止、関係法令の周知、指導を行っています。
また、船舶による取締りのほか、徒歩やドローンを利用した磯の取締りを実施しています。
取締りを行う職員は、漁業監督吏員や司法警察員の資格を持ち、必要に応じて水産庁、神奈川県警察、横須賀海上保安部とも連携、情報共有を行っています。

 

(1)違法操業の監視・検挙
小型機船底びき網、中型まき網、小型まき網、しらす船びき網、さより船びき網、刺網などの本県知事許可漁業に関する違反操業を取締船にて定期的にパトロールを行い、監視・検挙を実施します。


(2)漁港パトロール
採捕禁止期間などにより、市場に出荷できない魚介類が水揚げされていないかを監視しています。例えば、クロマグロが定められた漁獲枠を超えた場合や、イセエビの採捕禁止期間(6月1日~7月31日まで。ただし、抱卵中や体長13cm以下物は周年採捕禁止)など。
※遊漁者が30kg以上のクロマグロをルールにそって正規に採捕しても飲食店や市場には売れません。


(3)密漁の防止
漁業者以外の人、他県漁業者等による悪質な潜水器密漁等の検挙を実施します。


(4)関係法令の周知、指導
海のレジャー活動では、釣りなどができない場所、漁業者以外の人では使用できない漁具、漁法、採捕できない水産動植物があります。
そのため、チラシなどを配布して関係法令の周知や指導を行い、悪質な違反行為については検挙をしています。

 

磯

磯での啓蒙・取締り活動

iso2

官民合同パトロール

3.漁業者以外の人が気をつけたい海のルールとは?

 

(1)定置保護区域の設定について
令和8年4月現在、神奈川県海面には19の大型定置網が設置されています。この大型定置網には、海洋生物の持続的な保護と漁業活動の安定を目的として保護区域が設定されており、区域内では定置網漁業に支障を及ぼすような漁業(定置網以外の漁業)、及び、遊漁船、プレジャーボート、ローボート、サップ等による水産動植物の採捕、又は魚道の遮断、もしくは魚群を散逸させる行為を禁止しています。
最近では、プレジャーボートの他に、サップやペダルボート、2馬力船外機を搭載した免許不要の乗り物で遊漁を行う方が急増しており、これらの方の違反行為が問題になっています。
神奈川県では陸上での啓蒙活動に加え、漁業取締船「たちばな」によるパトロールを実施しており、違反者の取締りを行っています。
大型定置網の敷設箇所は神奈川県のホームページ内にある地図情報e-かなマップにアップされています。

 

大型定置

大型定置網 定第16号(米神漁場)小田原市漁業協同組合

画像:水産技術センター相模湾試験場提供

 

(2)東京湾横断道路木更津人工島「海ほたる」周辺海域における水産動植物の採捕及び遊漁船案内の禁止に関する違反
東京湾横断道路木更津人工島「海ほたる」周辺海域には、水産動植物の繁殖保護を図るため、水産動植物の採捕及び遊漁案内業の禁止区域が設定してあります。
近年、この禁止区域においてプレジャーボートや遊漁船による釣り行為の違反が多くなっています。

 

(3)遊漁者等の漁具又は漁法の制限に関する違反について
遊漁者等の漁具又は漁法の制限に関する違反で多いものは、トローリング(ひき縄釣り)、忍者くまで(爪の間に水かきのような網目がはいっている)、発射装置(ゴム紐のついたモリ)の使用などがあります。
神奈川県水産課が作成した【海のルール】に関するパンフレットに「守ってください豊かな海と海のルール」「定置網周辺の保護区域図」「遊漁者によるトローリングは禁止です」「あさり採りをする皆さんへ」「まき餌籠の大きさなどの制限」「木更津人工島(海ほたる)周辺海域は禁漁区となっています」があります。これらのチラシはここからダウンロードして確認することができます。

 

(4)クロマグロ等の資源管理について
近年、クロマグロは乱獲や環境変化の影響により個体数が減少し世界的な問題となっています。日本では水産庁主導のもと、クロマグロ等の資源管理を目的としたルール(TAC法)を設定し、資源の持続可能な利用を目指しており、神奈川県ではそのルールに沿った取締り活動を行っています。
クロマグロの漁獲量割り当て等に関する情報は神奈川県のホームページに記載されています。
遊漁に関する情報は水産庁ホームページ【クロマグロ遊漁の部屋】に詳細が記載されています。

4.漁業取締りに関する最新情報

(1)漁業取締りに空中ドローンの導入!!

漁業関係法令違反に関して、密漁した魚介類を隠蔽するなど手口が巧妙になっています。
また、限られた人員で効率よく取締りを行う手段としてドローンの導入を行いました。
ドローンは人が入れないような複雑な海岸線や、陸からごく近い浅瀬(島)に上空より近づき、密漁者がいれば証拠を撮影できます。
危険な場所に入らず証拠を撮影できることや、漁業取締船のような大きな船舶では入ることのできない場所にも接近し証拠を撮影できるようになりました。
ドローンには精度の高いカメラを装備しており、悪質な違反者の検挙へ向けて取締り業務の強化を行っています。

5.その他

(1)漁業取締船「たちばな」の基地が新しくなりました。

漁業取締船「たちばな」の基地である浮桟橋が令和6年6月に竣工しました。先代の浮桟橋は昭和41年に建造され、老朽化を理由に57年間の役目を終えました。先代の浮桟橋は全長15mしかなく、現在の5代目たちばなの全長22.51mを係留するには無理がありました。新しい浮桟橋は全長25mと長くなったことにより安心して「たちばな」を係留できるようになりました。

浮桟橋

漁業取締船たちばな浮桟橋

 

(2)漁業取締船「たちばな」を一般公開しました。

令和7年11月23日に開催された、三崎港町祭りで漁業取締船「たちばな」を一般公開しました。
当日は、たくさんの方にお越しいただきありがとうございました。

一般公開

三崎港町祭り一般公開

 

 

 

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