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更新日:2024年3月21日

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神奈川県のクロマグロ資源管理について

神奈川県のクロマグロ漁業と遊漁について

神奈川県のクロマグロ資源管理の概要

 平成30年7月1日より、クロマグロが海洋生物資源の保存及び管理に関する法律(通称:TAC法)の対象となり、同法に基づく数量管理が行われることになりました。

 現在、神奈川県の漁業者が漁獲するクロマグロ(農林水産大臣が許可する漁業を除く)については、「漁業法」、「神奈川県資源管理方針」、「神奈川県特定水産資源の採捕の停止に関する規則」「漁業法第32条第2項の規定に基づき知事が行う助言、指導又は勧告に関する運用指針」及び「漁業法第16条第1項の規定に基づく知事管理漁獲可能量」の規定等に基づき、管理を実施しています。具体的には、魚体サイズ別、漁業種類別、期間別に割当量(漁獲することができる数量)が定められ、この数量を超えるおそれがあると認める場合は、漁獲量等を公表し、漁獲抑制の取り組みを実施します。また、さらに著しく大きく超えるおそれがあると認める場合は、採捕の停止命令を発出します。

クロマグロの漁獲状況について

小型魚(30kg未満)

令和6年3月21日現在 速報値

漁船漁業(定置以外)

 
知事管理区分  割当量   漁獲量   消化率 

令和5年4月1日から6月30日

1.0トン

0.96トン

95.7%

令和5年7月1日から9月30日

0.4トン 0.31トン 77.0%

令和5年10月1日から12月31日

2.2トン

2.16トン

98.3%

令和6年1月1日から3月31日

9.4トン 8.56トン 91.1%
合計 13.0トン 11.99トン 92.2%

定置漁業

知事管理区分  割当量   漁獲量   消化率 

令和5年4月1日から6月30日

2.6トン

2.54トン

97.6%

令和5年7月1日から9月30日

9.1トン 9.0トン

99.0%

令和5年10月1日から12月31日

6.9トン 6.88トン

99.7%

令和6年1月1日から3月31日

17.6トン 5.31トン 30.2%
合計 36.2トン 23.73トン 65.6%

大型魚(30kg以上)

令和6年3月21日現在 速報値

 
漁業種類 割当量 漁獲量 消化率
全漁業種類

15.5トン

14.8トン

95.3%

 ※割当量は、令和5管理年度(令和5年4月1日から令和6年3月31日)通期

クロマグロ資源管理の実施状況

令和6年3月21日現在 

 

実施状況(漁獲抑制の取り組み、採捕停止命令の発出状況等)

小型魚(30kg未満)  漁船漁業 

1.5キログラム未満の小型魚を再放流する。

1週間に1日以上の休漁を行う

定置漁業

1.5キログラム未満の小型魚を再放流する。

大型魚(30kg以上)

採捕停止命令発令中(令和6年3月20日~同年3月31日)

 

クロマグロの遊漁について

 クロマグロについては漁業者が厳格な数量管理を実施しており、資源管理の実効性を確保するために遊漁者も一定の管理を行う必要が生じたことから、令和3年6月1日から広域漁業調整員会指示による規制が導入されています。基本的にはクロマグロ小型魚(30kg未満)の採捕が禁止、大型魚(30kg以上)については、水産庁への採捕実績の報告が必要です。

 ただし、遊漁により想定を上回る数量が採捕され、資源管理に支障を来すおそれがある場合は、クロマグロの採捕を禁止する措置が発動されますので、詳しくは水産庁のホームページを確認していただき(水産庁:クロマグロを対象とする遊漁者・遊漁専業者の皆様へ)、遵守をお願いいたします。

 また、遊漁船業者の皆様には、遊漁者への周知についてご協力をお願いします。

 

 

このページに関するお問い合わせ先

環境農政局 農水産部水産課

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漁業調整・資源管理グループ

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内線:4549

ファクシミリ:045-210-8853

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