ホーム > 神奈川県記者発表資料 > インフルエンザの流行注意報を発令します!
初期公開日:2025年10月30日更新日:2025年10月30日
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神奈川県内では第43週(10月20日から10月26日まで)のインフルエンザの定点当たり報告数が「11.88」となり、流行注意報の基準である「10.0」を超えました。
インフルエンザの感染予防と感染拡大防止のため、手洗い、咳エチケットを徹底するとともに、インフルエンザワクチンの接種を検討しましょう。

注記1(参考)流行注意報等の基準について
インフルエンザについては、県が指定した約240の定点医療機関から週1回患者数が報告されますが、令和7年第15週(4月7日から4月13日)からの定点医療機関の減少等に伴い、「流行開始」「注意報」「警報」について、従前の基準値を直ちに当てはめることが出来なくなりました。そのため、国が取扱いを検討することとしています。取扱いが示されるまでの間、本県では、従前の基準で「流行開始」「注意報」「警報」を発出する運用とします。
神奈川県内では、2024/2025シーズン(注記2)は、第44週(10月28日から11月3日まで)に報告数が「1.11」になり流行開始となり、第50週(12月9日から12月15日まで)に報告数が「19.98」になり従来の流行注意報の基準を超え、第51週(12月16日から12月22日まで)に報告数が「48.56」となり、従来の流行警報の基準を超えました。
また、2025/2026シーズンは、第39週(9月22日から9月28日まで)に報告数が「1.24」になり流行開始となりました。

インフルエンザの流行状況を把握し、情報提供を行うための区切りであるインフルエンザシーズンは、毎年第36週から翌年第35週までを1年としています。
手洗いは、感染予防の基本です。外から帰った時など、流水・石鹸でこまめに手洗いをしましょう。
インフルエンザワクチンの接種は、感染後に発症する可能性を下げる効果と、インフルエンザにかかった場合の重症化を防止する効果があると報告されています。
ワクチン接種による効果が現れるまでに2週間程度要することから、接種を希望する方はこの期間を考慮してください。
乾燥を避けて、適度な湿度(50~60%)を保ちましょう。
十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を心がけましょう。
人混みへの外出の際はマスクの着用や手指衛生を心がけましょう。
咳・くしゃみが出る時は、他の人にうつさないためにマスクを着用しましょう。
マスクを持っていない場合は、咳エチケットを心がけましょう。
高齢者や基礎疾患などのリスク因子を有する方は、抗ウイルス薬による治療が好ましいため、症状発現から2日以内に受診してください。
インフルエンザと診断されたら、安静にして休養をとり十分に水分補給をしましょう。
【参考ホームページ】
疾患別情報 インフルエンザ(神奈川県衛生研究所 感染症情報センター)https://www.pref.kanagawa.jp/sys/eiken/003_center/0006_disease/0006_influenza.html
インフルエンザ施設別発生状況(健康危機・感染症対策課)
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/ga4/cnt/f500373/index.html
インフルエンザについて(健康危機・感染症対策課)
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/ga4/cnt/f430628/index.html
神奈川県健康医療局保健医療部
感染症対策担当課長 由利
電話045-285-0848
健康危機・感染症対策課感染症対策連携グループ 横山
電話045-285-0776
神奈川県衛生研究所
企画情報部長 関戸
電話0467-83-4400(内線2100)
このページの所管所属は健康医療局 保健医療部健康危機・感染症対策課です。