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更新日:2024年1月30日

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平成27年度黒岩知事との”対話の広場”地域版 横須賀三浦会場 開催結果

平成27年度黒岩知事との“対話の広場”地域版 横須賀三浦会場

黒岩知事との”対話の広場”地域版とは

“対話の広場”地域版は、知事が県内の各会場で県民の皆さんと直接意見交換をする場です。

全体の概要はこちらから(情報公開広聴課のホームページへ)

横須賀三浦会場 開催結果概要

横須賀三浦会場では、神奈川県立保健福祉大学 リビングラボラトリーの佐藤茉登佳さんから三浦を元気にするリビングラボラトリー」の取組みについて、お母さん大学プロジェクト お母さん業界新聞横須賀版編集長の田中 清美さんからお母さん大学プロジェクトの取組みについてお話しいただき、その後、会場の皆さんと「三ツ星(☆☆☆)のまちづくり」というテーマについて意見交換が行われました。

 
テーマ マグネット地域
地域テーマ 三ツ星(☆☆☆)のまちづくりとは
日時 平成27年11月24日(火曜) 18時30分から20時00分
会場 ヨコスカ・ベイサイド・ポケット
内容

知事あいさつ

事例発表

佐藤 茉登佳 氏

(神奈川県立保健福祉大学 リビングラボラトリー)

田中 清美 氏

(お母さん大学プロジェクト お母さん業界新聞横須賀版編集長)

意見交換

知事によるまとめ

参加者数 129名

実施結果

知事のあいさつ

黒岩知事あいさつ1

黒岩知事あいさつ2

 知事

 こんばんは。ようこそおいでくださいました。神奈川県知事の黒岩祐治です。

こういった県民との“対話の広場”というのをずっと繰り返しています。色々な地域に回って、地域ごとの課題でお話しするものもありますし、県庁本庁舎でも定期的にやっておりまして、自由に意見交換をするという場であります。これまで7,000人以上の方に参加していただきました。

ここでお話ししている中で、とても良いご提案があれば、すぐやろうと言って、すぐに政策に反映したこともいっぱいあります。ですから今日はどんどん意見を言ってください。“対話の広場”ですから、皆さんが黙っていると何も話が始まりません。

それぞれの地域でテーマを選んでいるんですけど、ここで今回選んだテーマは「三ツ星のまちづくりとは」ということであります。「三ツ星のまちづくり」と言ったら、一体どんなイメージでしょうかね。皆さんもよくご存じでしょうけど、横須賀市は残念ながら人口がすごく減っています。全国で一番たくさん減っているということですね。三浦半島全体を見ても、人口がどんどんいなくなって消えてしまうのではないかと言われているまちもあるという、そういう状況。

本当に三浦半島全体、この横須賀市を含め、そんなに魅力がないんでしょうか。でも、この問題をなんとかしないといけませんよね。そういった中で、皆さんとともに議論しながら、その方向性を探っていきたいということであります。

実は、今日午前中に石破大臣に会ってきました。横須賀市の吉田市長と一緒に会ってきました。何を言いに行ったかというと、今、日本国内全体で進んでいる話が、地方創生ということです。地方創生のために、実はこんな話が1つあるんです。政府関係機関を東京圏から地方にどんどん移転させようという話なんです。

その中で、神奈川県にある8つの政府関係機関、それから今後神奈川に来ることが予定されている機関も含めて、全国25の府県が手を挙げて神奈川から来てくれという話をしているんです。それを政府が主導してやっているんです。そのことについて、冗談じゃないと言いに行ったんです。横須賀にたくさんその施設があるんですね。防衛大学校も入っているんです。防衛大学校も地方に持って行こうと言っています。

それで皆さん大丈夫ですか。それで、冗談じゃないという中で、もう一つ大きな政府の方針が成長戦略。経済のエンジンを回していかないといけないだろう。我々が今やろうとしていることは、成長戦略を回そうと神奈川県全体でやっているんですよ、という話をした。例えば、政府関係機関の中に理化学研究所がありますね。

これは今、神奈川県全体で、ヘルスケア・ニューフロンティアという取組みを進めていますけども、これは超高齢社会を乗り越えるためのモデルをつくろうということで、理化学研究所も一体となって、そのプランを練っているわけですね。超高齢社会を乗り越えるモデルをつくるプロセスによって、経済のエンジンを回していこうということで、ずっと準備をして、神奈川県全体で国家戦略特区も取って進めているわけです。その理化学研究所を、地方創生だからって地方に持って行くことになったら、それは経済のエンジンそのものを政府自らが潰すことになるだろう。そのことをちゃんと理解してほしいという話をしました。吉田市長も必死で言っていました。

防衛大学は地元と一体になっているんだと。地元と一体となっていることを、石破さんは防衛大臣をやっていたんだからよく知っているでしょう。それを持って行くとはどうなるんだと。それでなくても、どんどん人口が減っているという中で、そんなことをしたらまちが潰れてしまいますよと必死の思いをぶつけてきました。石破大臣もやはり、地方移転というのは国全体の利益になるかどうかという視点が必要だということから判断したい、とおっしゃっていました。ですから、我々の訴えがそのまま受け入れられたと判断しました。

地方創生の政策の中では、恐ろしいことにこの三浦半島は地方に入れられないんですよ。東京圏と見られて、むしり取られる側に入るんですよ。だから我々は、我々の地域はこうするのだと、どんどん発信しないと、もう気が付いた時には手遅れになってしまう。 だからこそみんなで知恵を絞って「三ツ星のまちづくり」を目指していきたいということであります。

いろんな視点がありますけれども、お2人の方にまずプレゼンテーションをしていただいて、その話を元にしながら自由に意見交換したいと思います。それでは最後までよろしくお願いします。ありがとうございました。

事例発表

 事例発表(佐藤茉登佳氏)1事例発表(佐藤茉登佳氏)2

佐藤 茉登佳 氏(神奈川県立保健福祉大学 リビングラボラトリー)

よろしくお願いいたします。まず自己紹介をさせてください。私は、これまで管理栄養士として、病院に5年勤務していました。現在は、神奈川県横須賀市平成町にあります神奈川県立保健福祉大学大学院の保健福祉学科の栄養領域で勉強しています。

現在、私が勤務している株式会社風の谷プロジェクトについてご説明いたします。風の谷プロジェクトは、平成26年8月1日に設立された新しい企業です。現在は三浦市を拠点として、お年寄りが長年住みなれた場所で楽しく豊かな人生を過ごせるように、介護が必要になったお年寄りの生活を地域で支援するシステムを構築することを目的に、さまざまな事業をしています。このような事業をしています。

介護保険事業のリハビリデイサービスです。こちらも三浦市にあります。ここでは理学療法士による身体機能トレーニング、日常生活に必要な動作を実践的にトレーニングするために、生活空間を再現して動作練習を行ったり、ご家族の方へ介護方法の指導を行っております。利用者の身体状況にあわせたオーダーメイドのサービスを提供しています。

風の谷リハビリデイサービスの仕事の中で見えてきた高齢者の実情として、高齢者が抱える栄養問題が多岐に渡っていることが分かりました。ここに表示されているような問題だけではなく、さまざまな問題が絡み合っていたり、ここに表示されている問題以外のことも大きく影響していることが分かりました。糖尿病の方や高血圧の方は特に低栄養になりやすい状況が見えてきまして、それ以外にも買い物や調理のできない方はどうしても低栄養になりやすいという問題が見えてきました。そして、三浦市においてはこれと同時に、人口の高齢化と経済基盤の弱体化という2つの問題が表裏一体となって、地域力を衰退させる要因になっていることも分かりました。

そこで、私たちはリビングラボラトリー事業を発足させました。リビングラボラトリー事業とは、製品の開発の新しい枠組みとして注目を集めています。製品やサービスの開発を構築する基盤のことです。高齢者を対象とした生活支援や介護事業、企業の製品開発などの高齢者の市場は、マーケットの潜在力の大きさや産業としての裾野の広さから、成長産業として期待されています。高齢化率が35%になろうとしている三浦市は、こうした高齢者を対象とした新しい製品やサービスを創出するための拠点となる強みを有していると考えました。

我々が三浦市につくろうとしているリビングラボラトリーの構図を示しています。現在、リビングラボラトリーの影響を図で示しています。神奈川県立保健福祉大学を始め、風の谷プロジェクトや三浦市、三浦市の社会福祉協議会がこのように提携を結び、リビングラボラトリーの事業を進めています。

リビングラボラトリー事業が進めている内容です。まずは食生活の改善のための課題に対する取組みです。低栄養予防のための食生活支援システムの開発、食生活サポートナビというものがあります。ICTを使った栄養管理、食品アクセス問題解決のためのシステムの開発、これらを目的としています。さまざまな組織がこの取組みに協力しています。

続いて、転倒ゼロを目指す取組みです。24時間転倒リスクモニタリングシステムの開発。転倒リスクを計測するための評価手法の開発。転倒予防のための効果的な介入方法の開発。これらを活用した未病にアプローチするためのビジネスモデルの構築。こういったことを目的に取り組んでいます。

ここからは、リビングラボラトリー事業としての今までの活動をご紹介します。こちらは、三浦市民健康大学というものを健康推進事業として行っていたのですが、その中の栄養プログラムの一部です。このプログラムは未病にアプローチするための方法として、受講者の健康増進、未病対策としての役割。また、三浦市の食生活支援情報を共有するためのマップを市民同士が意見交換する中で作成し、地域資源のデータベースを作っています。受講者は地域のロールモデルとなって、地域の健康を支えるリーダーとしての役割を担っていけるようなプログラムにしています。実際、このような感じで、とても和やかに行われました。今後は転倒予防や低栄養予防などの改善を図るための手段の標準化を行って、今回の市民健康大学の評価をして、次年度に向けて課題調整をしていきます。

次に、未病へアプローチするための方法として、先ほどの市民健康大学のプログラムでも活用した低栄養予防のための食生活支援システムについてです。これは加齢に伴うさまざまな身体機能の変化及び食事の摂取量が減少することによって起こる低栄養に起因する疾病のリスクを推測していくシステムになっています。地域を選択し、そこから現在の利用者、このサービスを利用する方の身体状況や食生活に関する質問に答えるだけで、総合的な判断をして、低栄養のリスクをこのように分かりやすく表示するようなシステムです。個人に合った支援サービスや栄養に関する資料を印刷することもできます。これはインターネット上にあって、誰でも無料で使うことができます。

このように食生活サポートナビというものが、個人の食生活状況に応じて必要な地域資源やサービスをコーディネートする機能を持っているため、利用者である地域の高齢者と食生活支援サービス提供サイドを結びつけることができます。このシステムは地域資源をネットワークに埋め込んでつくるため、地域創生にもつながると考えています。先ほど紹介した市民健康大学でも、参加した高齢者の方々に地域資源のマップとデータベースをつくってもらい、健康増進事業と食生活サポートナビを相互で支えるようなプログラムにしました。

次に、食品アクセス問題解決のためのシステム開発についてご紹介します。このシステムははじめに、近所にお住まいの高齢者や介護保険事業所を利用している高齢者が、介護保険事業所に来て食材を一括で注文します。事業所にいる栄養士は栄養相談を高齢者から受けることで、注文する食材についてアドバイスを行い、地域在住の高齢者の栄養管理をサポートできるシステムづくりを目指しています。

企業の方は、一括で個人宅ではなく介護保険事業所に食材を配達することができるため、負担が少ないというメリットもあります。現在はICTを用いない状態で基盤づくりをしていますが、地元企業2社と連携して具現化していく作業を行っています。今後はICTに入れ込んで、高齢者向けの買い物支援システムを普及させるために、高齢者と商店をつなぐだけでなく、栄養指導、運動指導、高齢者へのサービスを使いやすくするようなコンシェルジュの役割を果たす機能も付けていきたいと考えています。

次に介護・リハビリロボットの研究開発についてです。神奈川県版のオープンイノベーション開発促進事業の業務委託を受けて、電動自在座面付きの車椅子ロボットの開発を行っています。この車椅子は2人介助で日常動作を行っている方を1人で介助できるようにする支援のロボットです。介護現場は人手不足が深刻な問題であるため、全介助レベルの方でもスタッフ1人で安全に移乗することができると、業務効率も向上し、介助される方の満足度も向上すると思われます。現在、開発途中ではありますが、年明けには実装試験を行っていく予定です。また、高齢者の転倒リスクを24時間監視する小型加速度センサーの開発研究も、簡易的な加速度センサーを付けたまま生活空間を自由に歩いていただき、転倒につながる大きな加速度変化が検出できるかどうかを検証している段階になります。三次元動作解析装置を使うと、転倒につながる加速度変化を正確に記録することができますが、日常生活場面での測定は難しいです。そのため、このような加速度センサーを開発して転倒リスクを評価する解析システムについて検討しています。

そして、未病を治す取組み事業も計画しています。この事業では、同じく三浦市で実施していく予定です。未病へアプローチして、今後の介護保険料の増加抑制も期待される事業だと考えています。

今後はデイサービスの勤務の中で分かった高齢者の食生活の実態や、健康増進事業として行った市民健康大学など、これまでの実践例を評価して学術的に検討し研究を進めていきたいと考えています。特に地域の各食生活支援サービスの連携とコミュニティ形成に関する研究はまだ数が少ないため、今後はこのような事業を多角的な視点を持って評価できるよう研究を進めていきたいと思っています。以上です。ありがとうございました。

 事例発表(田中清美氏)1事例発表(田中清美氏)2

田中 清美 氏(お母さん大学プロジェクト お母さん業界新聞横須賀版編集長)

皆さん、こんばんは。お母さん大学横須賀支部代表、お母さん業界新聞横須賀版編集長の田中清美です。今日は「百万母力!お母さんのパワー全開で、子育てが楽しめる横須賀を目指して」というお話をさせていただきたいと思います。

まずは自己紹介をしたいと思います。神戸出身で、神戸で看護師をしているときに阪神・淡路大震災に遭いました。その翌年に結婚して、横須賀市に来ました。夫は、海上自衛隊です。子どもは4人で、現在高2、中2、小6、小3です。10年間専業主婦で子育てを経て、現在はパートで看護師をしています。子育てを10年間している間、横須賀へ来た当初は、知り合いもいなくて本当に不安で孤独な日々を送っていました。子どもが生まれてからも大変で、夫は仕事でいないし、実家も遠く、頼る友達もいなく、切羽詰まる思いになって子どもと一緒に泣いたこともあります。その中で、子育て中に横須賀市母親クラブ連絡会というものに出会いました。それは横須賀市で子育て支援のお手伝いのボランティアをする団体ですが、そこで10年ほど子育てをしながら子育て支援のボランティアをしてきました。その中で横須賀市の行政に関わる審議会にも参加させていただきまして、行政ではこんなに良いサービスを提供しているのに、私たちお母さんにはなぜ届かないのだろうかと気付きました。どうにかお母さんたちに伝える方法はないのかなと思っているところで、お母さん大学というものに出会いました。

お母さん大学のご紹介をしたいと思います。お母さん大学は、キャンパスは家庭、先生は子どもで「お母さんはスゴイ!」ということを伝えています。お母さん大学は形のない大学です。大学と言っても、講義を受けるわけでもテストがあるわけでもなく、何もありません。それは、お母さん一人ひとりの中にある学びの場で、キャンパスは家庭、先生は子どもというスタンスで、Web上で発信しています。子どもの言動の1つ1つを感じ取り、お母さんの力がどんどん蓄えられていく。子育ては楽しいことばかりでない、つらいことも悲しいことも腹立たしいことも、いろんな感情が混ざり合って、その環境の中で、お母さんがお母さんでいることが素晴らしいと思うことができる。家庭の中には無料の素敵な大学がある。そういうことを全国のお母さんがWeb上で発信しています。

お母さんへの情報発信が何かできないかなというところで、私は「お母さん業界新聞横須賀版」を発行することにしました。平成23年1月1日に創刊し、毎月の発行で現在46号になりました。これはその新聞の一部です。家庭で味噌作りをしたり、講演会を聞きに行ったときのお話を書いたり、選挙や健康診断などについてもお母さんたちに情報発信してきました。「すかりぶ」という横須賀市が結婚世代、子育て世代への応援サイトをつくっているのですが、その開設当初からも関わらせてもらいました。活動の中では、朗読劇「ハッピーバースデー」横須賀公演が行われたときに、実行委員会の一員として、横須賀市の市長表敬訪問にも参加させていただき、声優の野村道子さんともお話をすることができました。あと、子育て中のママとシニア世代の交換塾というのも開催しました。異世代交流を経て、お互いに悩みや問題などを共有しあうという会を開催しました。

これは、お母さん業界新聞横須賀版でいろいろお話を聞いたシニア世代の方たちです。皆さん子育てを応援したいという気持ちがいっぱいで、子どもたちに関わることをされています。横須賀市の生涯現役プロジェクトの中で、「育じいのススメ」というのも開催しています。これはおじいちゃんが子育てに参加するというものです。

現在、横須賀では市を盛り上げるためにいろいろな団体、企業、行政が頑張っています。その中で、横須賀に住んでいるお母さんたちのために何かできないかということで、お母さんの視点って大事なんじゃないかなというところから、横須賀商工会議所で実施している新生・横須賀実践フォーラムに実行委員として参加して、お母さんミーティングというものを開催しています。普段生活しているからこそ分かるお母さんの目線はとても重要だと思います。生活感丸出しだからこそお母さんのアイデアはすごいのだと、そのお母さんミーティングの中で発見し、商店街や企業、行政と一緒に、何か横須賀ならではの企画をつくりだしていきたいと考えています。

また、子育て中のお母さんには、子どもの世話で働けない、技術がなくて仕事がない、技術はあるけれど就業時間が生活に合わないなど、仕事をしたくても働けないお母さんがたくさんいます。また、私も感じたのですが、専業主婦になり社会から切り離され疎外感を感じているお母さんも多いと思います。今、働き方の一つとして、都合の良い時間と場所で自分のペースでインターネットを活用した21世紀の新しい働き方があります。クラウドソーシングです。クラウドソーシングは、基本的には1人で自宅で行うものですが、今回、お母さん大学横須賀支部では、子育て中のお母さんたちにすき間時間を利用した新しい働き方で、仕事をしながら楽しく活動できる仲間をつくり、お母さんたちのサポートをしていきたいと考えています。

この写真の様子は、今年7月から7名が横須賀商工会議所のふるさとテレワーカーズプロジェクトに参加し、講義を受け、実際に仕事を始めている様子です。7名のうち2名は以前からパソコンの仕事をしていたということもあり、スムーズに仕事を始められましたが、あとの5名はパソコンの操作から四苦八苦というところで、上の左の図のように一から詳しく教えてもらえるという仕組みになっています。一緒に仕事をするということは、お母さん同士でお互いに分からないことを教え合ったり、子育ての相談などをしながら、楽しく仕事ができる。また、私にはできないと思っていた方たちも、やってみると意外とできるかもというように、お互いに分からないことを相談したり教え合ったりすることで仲間意識も出てきたり、仲間がいると思うと安心だし楽しいと思うようになりました。

このお母さんの輪を、障害児を持つお母さんや介護で大変なお母さん、いろいろな環境のお母さんにもっともっと広げていきたいと思っています。そして将来、このお母さんチームのスキルも向上させたいなと思っています。

これが、横須賀商工会議所が行っているふるさとテレワーカーズプロジェクトの組織図です。お母さん大学は参加者の一員としてのスタンスですが、お母さんのネットワークづくりというところでサポートしていきたいと思っています。

私はこの横須賀で子育てができて本当に良かったと思っています。海や山の自然がすぐそばにあり、美術館や観音崎公園などにもよく行きました。横須賀市内には、学ぶ施設や歴史的建造物が身近にあり、都心にも近く本当に子育てしやすいまちだと思っています。この子どもと一緒に過ごした横須賀は、私の子どもたちにはふるさとになります。将来、子どもたちが大人になったとき、横須賀で育ってよかったな、横須賀って素敵なまちなんだよ、と胸を張って言えるような、そんな横須賀にしていきたいと思っています。もっともっと、百万母力、お母さんのパワー全開で、頑張りたいと思います。

私が子育てしやすいまちとして考えているのは、お母さんのネットワーク、まずはお母さん同士がつながり、お母さん目線で発信すること。地域ぐるみの子育て、地域で子どもを育てる環境をつくるとともに、子どもにも役割があるということを考えていくこと。お母さんを応援する仕組み、子ども・子育てなどのキーワードで活動する団体はたくさんあり、そのネットワークをつくること、これが子育てしやすいまち横須賀になるんじゃないかなと考えています。横須賀は市民活動がとても盛んだと思います。この市民力を活かしたネットワークをつくることが「三ツ星のまちづくり」の鍵になると思います。ありがとうございました。これで私の発表を終わります。

  

意見交換

意見交換1

意見交換2

知事

よろしくお願いします。今話を聞いていてどうでしたか。びっくりしましたね。すごいことを実践されていて、そういう動きにつながるんだという。これはすごいなと思いました。だから、三ツ星のまちになる可能性はすごくあるんだなと実感しました。

みなさんから話を聞く前に、私から補足で質問させていただいて良いですか。佐藤さん。今取り組まれているプロセスですけど、これからどうなっていくのか。例えば、ICTを活用した栄養診断システムの更なる活用とおっしゃっていますが、恐らく皆さんあまりイメージできていないと思います。具体的にどんなことなんでしょうね。

佐藤 茉登佳 氏(神奈川県立保健福祉大学 リビングラボラトリー)

今考えているのは、先ほど紹介した食生活サポートナビというものがありますが、それを更にICTを使って、例えば栄養相談を対面でやりたいと思います。いろんな方のお話を聞いていると、どうしてもICTを使うと冷たいイメージがあって、インターネット上で機械だけのやり取りと思われています。そこにコミュニケーションを入れ込んで、利用者と栄養士が顔を合わせて、その場にいなくてもコミュニケーションできるようなシステムをつくりあげたいと思っています。今つくっている食生活サポートナビでは、診断はできますが、まだ顔を合わせて栄養相談をするというところまではできていないので、地域の情報とその方それぞれのニーズをマッチングさせるということをしているんですけど、もう少しそういうところを進めたいと思っています。

知事

利用者はどこにいる人なんですか。お年寄りの人でしょ。お年寄りはどこに行けばパソコンにつながるのかなと思って。

佐藤 茉登佳 氏(神奈川県立保健福祉大学 リビングラボラトリー)

そうですね。なので使いやすいものが大事だと思います。例えば、ボタンを少し大きくしたり、赤色が見やすかったら赤のボタンで大きくして、ここを押せばつながるとか。実際使ってみるということが、リビングラボラトリーです。実際使ったときにいろんな問題が起きてきて、それを1つ1つ解決していって本当に使いやすいものを見つけていくというシステム自体を今つくりあげようとしています。

知事

そのパソコンはどこにあるんですか。

佐藤 茉登佳 氏(神奈川県立保健福祉大学 リビングラボラトリー)

今は介護保険事業所にありますが、今後は、ご自宅にも設置していきたいです。

知事

一般の方がパソコンを使って相談したいというときはどこに行けば良いですか。

佐藤 茉登佳 氏(神奈川県立保健福祉大学 リビングラボラトリー)

家にパソコンがあれば、その方はご自宅で大丈夫です。

知事

ちょっと厳しいですね。もうちょっとみんながやりやすいところにあった方が良いんじゃないですかね。例えばスーパーの一角に立ち寄ると、栄養士につながってアドバイスが受けられるのであれば、皆さんできるでしょうけど。皆さんの自宅のパソコンでやってくださいと言われてできますか。できませんよね。

佐藤 茉登佳 氏(神奈川県立保健福祉大学 リビングラボラトリー)

今の段階では、どうしてもボタンも小さいしマウスも動かさないといけないし、今のパソコンのイメージが大きいですけれども、それをどうやってわかりやすくするか。例えば、1個のボタンを押すだけとか画面にタッチするだけとか、これなら使えるというところまで持って行くことが、リビングラボラトリーです。

知事

分かりました。皆さんが使いやすいような、いつでもすぐにできるようなものを目指していただきたいと思います。

もう1つのお母さん業界新聞、これまたすごいですよね。話を今聞いていて、一人何役やっているんですか。今もナースをやっているんですよね。ナースとして働きながら、4人のお子さんを子育て中なんでしょう。それでしかも新聞を発行されている。いつ寝ているんですか。そのパワーは一体どこから出てくるんですか。

田中 清美 氏(お母さん大学プロジェクト お母さん業界新聞横須賀版編集長)

本当にこのまちが大好きになって、それはやはり自然の中で子育てをしていく中で、子どもとの思い出がすごくつまったまちなんです。なので本当に横須賀のまちを魅力的にしたいし、それに1つ何か私の力が加わればいいなというところから、パワーが出てくるのではないでしょうか。

知事

神戸出身っておっしゃいましたけど、私も神戸出身だから同郷なんですよね。今の話からすると、外から横須賀へ住んでみて、こんな素晴らしいところだと思ったということですね。逆にいうと、横須賀に住む前、外からはそう見えてなかったってことですよね。

田中 清美 氏(お母さん大学プロジェクト お母さん業界新聞横須賀版編集長)

そうですね。初めて横須賀に来たときは、なんとしけたまちなんだと思いました。子育てをして、まちがだんだんきれいに整備されていく中で、本当に横須賀は行政も頑張っていると思います。私も審議会などで行政の中に入ったことがあったりして、良いサービスがあってもほとんど活かされていないと感じておりまして、それがもっともっと活かされる場づくりをすれば、横須賀市はすごく魅力的なまちになると感じています。なので、何か私から発信して、そこから皆さんがそれを感じてくれればと思い活動をしています。

知事

今、現実問題として横須賀市は人口がどんどん減っているんですね。日本で一番減っている。なぜだと思いますか。

田中 清美 氏(お母さん大学プロジェクト お母さん業界新聞横須賀版編集長)

横須賀の人が、横須賀は良いよって言わないからじゃないでしょうか。

知事

謙虚なんですね。だから、外からはなかなかそう見えてないところがあるかもしれないですね。

ちなみに佐藤さんは、ご出身はどちらですか。

佐藤 茉登佳 氏(神奈川県立保健福祉大学 リビングラボラトリー)

秋田です。

知事

秋田ですか。横須賀はいつから住んでいるんですか。

佐藤 茉登佳 氏(神奈川県立保健福祉大学 リビングラボラトリー)

大学院に入ってからなので、4月からです。

知事

来たばかりですか。横須賀ってどんなイメージですか。

佐藤 茉登佳 氏(神奈川県立保健福祉大学 リビングラボラトリー)

横須賀は、海軍カレーのイメージです。なんとなく格好いいイメージがあります。

知事

格好いい。しけたというのと随分違いますね(笑)。格好いいイメージはあるんですね。では、どうして人口が減少していると思いますか。

佐藤 茉登佳 氏(神奈川県立保健福祉大学 リビングラボラトリー)

もしかしたら、格好いいという感じがちょっと少なくなっているかもしれないです。

知事

格好よかったけど、だんだんしけてきたということですか。この辺り、外からどう見えているかという問題もあるし、どれだけ情報発信できているのかという問題もある。現実問題として、この横須賀は住んでみてとても魅力的なまちで素晴らしいと実感しているのに、人口がどんどん減少している。さあ、どうすれば良いのかということを、皆さんとともに議論していきたいと思います。

ここから先は、シナリオはありません。唯一決まっているのは8時に終わるということだけです。質問でもいいし、自分はこんなことをやっているんだというアピールでもいいし、意見でも、何でもいいです。ただし、このテーマに沿った形でどんどんご発言ください。それではまいります。どうぞ。

発言者1(横須賀市・女性)

こんばんは。私は横須賀生まれ、横須賀育ちで、田中さんと同じように4人の子育てをしているところです。中学2年生、中学1年生、小学校4年生、今年5歳になる娘の子育てをしている母です。4番目の娘が、遺伝子疾患の知的と身体の障害を持つ娘です。

先ほど田中さんの話にすごく感動しました。田中さんは子育てという形で横須賀で頑張っていて、情報発信をしていますが、私は横須賀に住んでいる障害児の家族と親のために、これから4月オープン予定で情報サイトを運営しようと準備中です。それは、健常のお子さんの情報もそうですが、それ以上に、障害児の子育てをするお母さんにまったく県や市がやっていることの情報が入ってきていないのが現実なんです。知事もご存じかと思うんですけど、県ではKANACという支援センターがあります。KANACは、障害者の支援をしているところですが、実際、横須賀で障害児を育てている親御さんがKANACという施設があることをどれだけ知っているかというと、本当に数パーセントしか知らないという。そんなふうに相談できるところがあることも知らないというのが現状です。

私も田中さんと同じように、折角サービスや支援があっても、お母さんに届いていないのでは、まったく意味がないと思います。なので、本当にそういった意味で、田中さんが思うように、私は障害児の親に関して、もっと情報を広めていかなければならないと思って、今、活動しています。いろんな障害団体の会議や教育分科会に出席して勉強している最中です。

やはり、障害児と健常児との隔たりもたくさんあって、私たち障害者の親がもっと表に出て行かないと広がっていかないんだろうなと、ものすごく切実に感じています。田中さんとも力を合わせて、同じような形で情報発信をこれからしていきたいと思っています。それがやはり、障害児だろうが健常児だろうが関係なく、安心して情報を得られて、楽しく子育てできるということが、「三ツ星のまちづくり」だと感じています。

知事

ありがとうございます。素晴らしい志を持った方がたくさんいらっしゃるんですね。

田中さんの新聞で障害児を持つお母さん方へのメッセージを書いたことはありますか。

田中 清美 氏(お母さん大学プロジェクト お母さん業界新聞横須賀版編集長)

あります。横須賀YMCAで障害児の支援をされている先生にコラムを書いてもらいました。私も、障害があろうがなかろうがお母さんは一緒だと思っていて、そういうお母さんの思いを共有したいなと常々思っているので、本当に今、発言された彼女の意見は嬉しいと思います。

知事

いっそのこと、一緒にやったらどうですか。

田中 清美 氏(お母さん大学プロジェクト お母さん業界新聞横須賀版編集長)

一緒にやります。

発言者1(横須賀市・女性)

子どもがちょうど同じ中学です。

知事

同じ中学のお母さんですか。では話が早いじゃないですか。じゃあ、一緒に是非。サイトはサイトで始めて、新聞ももっと広がりますよね。素晴らしいですね

発言者1(横須賀市・女性)

是非知事も、サイトにも新聞にも光をあてていただけるとありがたいです。

知事

そうですね。折角良いことを県も市もやっているのに、それが必要な人に届いていないことは、“対話の広場”あちこちでやってきていつも出てくる課題なんですね。これはしっかりやらないといけないな。いろんな形で広報をやっているんですけどね、必要な人に届いていないことがよくあります。届けたい人は、かなり厳しい状況にいる方が非常に多かったりするんですね。例えば、子どもの貧困問題でこういう議論をしたこともありました。この前は、外国から来ている方、いろんな生活困窮に陥っている方、こういった問題もずっと話をしてきましたが、そういう人に限ってなかなか情報が届かない、知らない。こちらは支援策がたくさんあるのですが、全然知らなかったという話がいっぱいありました。これは、我々は不断の努力を続けないといけないと改めて思いました。

発言者2(男性)

知事、今日はご苦労様です。知事へのお願いは、各部署の職員の方が現場に出て、現場の様子をよく見て行動をお願いしたい。

今、2人の方から話を聞いた中で、自分が脳梗塞を起こしてから9年目になりました。三浦半島が温暖で自然の環境が良いところを三浦も横須賀もともに活かされていない。三浦は農産物があるので、それをもっと活かしたまちづくりをやる。鎌倉に来ている2,000万人の観光を三浦半島に回して、三浦で食事して横須賀の軍港を巡るコースを行政が考えたら面白いと思います。

知事

 ありがとうございます。これは非常にいいご提案ですね。今、実はそういう準備をやろうと思っているんですよ。2020年には東京オリンピック・パラリンピックがあります。神奈川県には江の島にセーリングがきます。これもあるけども、1年前の2019年にはラグビーワールドカップが日本で開催され、しかもその決勝戦は横浜国際総合競技場で行われます。この前ロンドンであったラグビーワールドカップの決勝戦を見てきました。もうすごい大イベントなんですね。我々が想像する以上に巨大なイベントです。どのくらい外国のお客さんが来るのかというと、横浜国際総合競技場には7万2,000人入りますが、そこに最低でも3万6,000人は海外からの観戦者だそうです。なぜならば、ラグビーの国際競技団体が3万6,000席を持っていて、それを世界中で売ってくるので、少なくとも3万6,000人は海外観戦者。もしかすると4万人くらい来るかもしれません。

しかも、ラクビーのお客さんは金持ちが多いそうです。来ると長く滞在するそうで、平均20日以上滞在するそうです。ですから、4年後の2019年の横浜の決勝戦には4万人くらいの人が、20日間来るのです。この人たちは毎日ラグビーの試合を見ているわけではない、毎日試合はないですからね。空いている時間があるわけですね。その人たちに徹底的に神奈川県の中を見て回ってもらおうという作戦を今考えています。今おっしゃったように三浦のいろんな魅力をツアーにして、全部味わっていただく。そういうことを準備しているところです。

発言者2(男性)

横須賀に住んでいる人たちも、横須賀の良さがわかっていない。自分はここに住んで良かったという障害者の立場から提案。

先日、横須賀駅に行ったら、横須賀は全国でもバリアフリーの駅。来年の10月に、全日本脳卒中の友の会、400から500人くらいの人数が、神奈川大会の横須賀会場にやって来ます。それに県も協力してもらいたいです。

今、横須賀は、子育てをやっていますが、子どもの立場からと親の立場からの違いは、子どもの能力を活かしたことをやれば、もっと子育てが向いてくるのかな。

横須賀がいいなというアピールを市民がやれば、観光と両方出来ると思います。

知事

どうもありがとうございました。

いろんな視点からの課題があります。みんながハッピーだな、横須賀っていいなと思うような地域にするように、我々も市と協力してやっていきたいと思いました。

発言者3(三浦市・女性)

今回のテーマは「三ツ星のまちづくり」ということですが、お2人の話を聞いていて、住んでいる方の立場の三ツ星なのかなと思いました。私が考える三ツ星は、来てもらう人。

先ほどのラグビーの大会やオリンピックがあるという話で、観光客がこれから来る。その際に、宿泊する受入れ先が三浦・横須賀には少ないのではないか。ということで、私は三浦半島、三浦市に住んでいるのですが、そこでゲストハウスをやろうと考えています。

そのために、今、国家戦略特区などいろいろありますが、市街化調整区域という用途地域がネックになっていて、申請に手こずっているところなんです。市街化調整区域というのは、資源や自然を保護するために設けている地域だとは思うんです。やはりそういったところが三浦・横須賀の魅力だと思うので、農家民宿とか、そういったところなどを始める人たちが、用途地域のせいで始められなくなってしまうのは残念でもったいないと思うので、農家民宿のガイドラインを今後作ってほしいという要望を、今回言わせてもらいます。

知事

ありがとうございました。これは非常に重要な課題なんです。さっき言ったように4万人が20日間も来て、どこに泊まってもらうのか。しかもラグビーのワールドカップに来るお客さんというのは、大体ヨーロッパやオーストラリア、ニュージーランド、そういう人たちです。今、日本に来ているのは中国などのアジアの人が多い。今来ている人たちではない人たちがたくさんやって来る。そうすると、単純な話どこに泊まってもらうのかということがあるわけですよね。早く整備をしなければいけないのはまさにおっしゃったとおり。神奈川県は全県で国家戦略特区であるわけですから、これを使って規制緩和をして普通の家でも宿泊できるように準備を進めています。ですから是非ご協力いただきたい。

また横須賀では、空き家対策という難しいテーマもあります。人口がどんどん減少していって、人がいなくなって空き家になってしまっている。空き家がどんどん増えてくると、三ツ星と言うには遠くなってきますよね。物騒になってきますよね。この空き家をうまく活用して、例えば外国から来たお客さんに泊まってもらえるように整備をする。これは地元の皆さんのご理解が必要です。外国人がうちの隣に来てなんかやっているのは困るよと言っていると前に進みませんけど、その中でやはり合意を取っていくことは必要です。今のご意見は神奈川としてもやろうとしていることなので、ご協力いただきたい。

発言者4(横須賀市・女性)

横須賀市のグリーンハイツから来ました。私はこの前風の谷プロジェクトにお邪魔しまして、石井慎一郎先生に今日のお誘いを受けて、メンバー6名で来ました。石井先生にお聞きしなければ、今日のこの情報は全然引っかからなかったんですね。ですから、自分たちは常に情報に注意していないと大変良いチャンスを逃してしまうんだなと感じました。

私たちは今、グリーンハイツの「ゆいの広場」という、高齢者や障害者に向けて、私たちが何かお手伝いできることをやっていきましょうということで、生活支援の有償ボランティアサービスを3年前に立ち上げまして、横須賀市の市民協働推進補助金をいただきながら活動しています。田中清美さんはその審査員でもあるんですね。本当にパワー全開で、私たちもできるだけ地域だけでなくもっと幅広い視野で手をつなぎあいながらやっていければいいなと思っています。

この前新聞で、風の谷プロジェクトの記事を読んで、風の谷ってどんなところだろう、見学に行こうよと言ってお邪魔しに行きましたら、熱い思いの石井先生が一生懸命語ってくださいました。私たちはこういうことをやっていますということを話したら、石井先生は、是非グリーンハイツに行きたいということですぐに来てくれました。12月2日には、石井先生にゆいの広場に来てもらい、グリーンハイツの住民と話をして相談にのってもらいたいと思っていまして、今日もチラシを持ってきました。

本当に今、自分たちから何かをしよう、行政は頼らないでやろうという時代になっていると思います。私たちは今、団地に住んでいるので、すごくやりやすいです。周りともつながりやすいし、活動も活発です。おとといはプロの人を呼んで寄席をやって100人近くに聞いてもらったり、映画をやったり、いろんなことをやって地域住民とつながりあっています。こういう小さな単位でみんなが意識を持ってやっていけば、活気が出ると思います。やはりこれは、住民の意識かなと思います。高齢化に向けて、住民の意識をどのように高揚させればいいのかなというのを日々考えながら、みんなに刺激を与えて、活動をしています。

知事

  ありがとうございます。いろんな活動されている方がいらっしゃるわけですね。石井先生のお話を聞きたくなりました。石井先生はどちらですか。一言コメントをいただきたいと思います。

発言者5(神奈川県立保健福祉大学 石井慎一郎教授)

ありがとうございます。長沢のグリーンハイツは高齢化が進んでいる地域です。高齢化問題は非常にネガティブなイメージがあって、高齢化が進むとまちがだんだん元気がなくなって経済基盤も弱体化していって、非常に大変なことになるというイメージがすごくあります。

実際にこの前グリーンハイツにお伺いして、そんなことないじゃないのかな。今の高齢者は高度経済成長を支えた世代の方々で、高齢化が進むとかえって元気になるんじゃないかな、うちの学生たちよりもよほど元気だと思いました。この方々は、行政に頼らず自分たちの生活を自分たちでなんとかしていこうという意識は、三浦も含めて、非常に高いです。この人たちのエネルギーを1つにまとめるようなことができると、かなり良いまちができるんじゃないかと思います。

三浦・横須賀は人口高齢化率が高いですけども、逆に人口高齢化率が40パーセントに達しても元気でピンピンしているまちを、それこそ2020年のオリンピックで海外に発信して、海外からそのまちを見に来るようにする。それが新たな三浦・横須賀の最大の魅力じゃないかと思います。自然も良いし、海もあって、食べ物もおいしいというのもあるんですけど、高齢者が多いというのも三浦・横須賀の最大の魅力じゃないかと思います。そのことに、我々も大学を挙げて、風の谷プロジェクトも含めてお手伝いできれば、と思います。

知事

ありがとうございます。石井先生はどちらの大学ですか。

発言者5(神奈川県立保健福祉大学 石井慎一郎教授)

神奈川県立保健福祉大学です。

知事

あ、うちの大学ですね。そうですか。

今のことは、まさにそのとおりだと思いますね。実は、おとといまで、ヨーロッパに行っていました。ロンドンとジュネーブに行きました。今、神奈川県が取り組んでいるヘルスケア・ニューフロンティアという取組みですね。超高齢社会を乗り越える神奈川モデルをつくろうという取組みをアピールしました。そのために、それが皆さんに届いているかどうか、改めて聞いてみたいです。

今、一生懸命「未病を治す」と言っているんです。これからものすごい超高齢社会ですよ。神奈川県の進み方はどこよりも速いんですね。それだけの速いスピードで超高齢社会に進む中で、病気を治しているのでは間に合わない。お年寄りになったら病気になるとか介護を必要になるという状況がこのまま続いていくと、病院は崩壊します。病院にお年寄りがみんな押し寄せたら、診てもらえないですよね。今の国民健康皆保険制度、世界に冠たる制度ですよ。健康保険証1枚あれば、いつでも誰でもどこでも病院にかかれる医療。こんな制度は世界中にないですよ。これも維持できない。そうすると全部崩壊する。だから早くしないといけない。

病気になってから治すのでは間に合わないから、未病のうちから治す。未病とは何だと言ったら、真っ白な健康があって、真っ赤な病気があるというのではなくて、未病は白からどんどん赤くなる、グラデーションで変化する。病気と健康の間は、変化し続けている。どこにいるか分かった上で、白い方に少しでも持っていくように努力をしましょう。そのために大事なことは、食、運動習慣、社会参加。こういったことが大事だと言って、これを最先端のテクノロジーと一緒になってやっていきたいということを今進めていて、「未病」という言葉を世界に広めようと思いました。

この間10月末に、箱根で、未病サミットをしました。未病サミットって英語でなんて言うか知っていますか。“ME-BYO Summit”なんですよ。もう勝手に決めちゃったんですよ。未病は元々中国の言葉で、病気になる前に治していこうという発想ですね。これを科学的に今、神奈川発でやっていこうということで未病、未病と言っている。そこで、この前、WHO(世界保健機関)、世界の健康を守ろうという機関ですけれども、そこにアピールに行きました。去年の秋にも行きました。すごく共感してくれて、神奈川県と一緒にやりましょうと言って、未病サミットにもWHOから担当官が2日間まるまる来てくれました。その担当官は、未病は素晴らしいコンセプトだとWHOに帰り、みんなに広めたら、何を言っているのか、洗脳されたのか?と言われたそうです。そこで、私がまた行ったわけですよ。WHOの高齢担当の専門の方をみんな集めてくれて、そこで未病がコンセプトだとお話ししたら、みんな未病、未病になってしまいました。最後に記念写真を撮るときに、皆さん“ME-BYO”ですよと声をかけて、写真を撮りました(笑)。それくらい未病と言いました。

WHOから見れば、世界全体の保健医療問題で今まで一番重要課題だったのは、感染症対策でした。エボラ出血熱やMERS(中東呼吸器症候群)、SARS(重症急性呼吸器症候群)、新型インフルエンザ、デング熱などありましたね。これをどうするかが一番の課題であったけれども、なんとかそれを退治してきました。WHOは、次なる課題は超高齢社会ということに気付き、なんとかしなくてはいけないと思い始めたばかりのところです。そんな中で神奈川県は世界でも高齢化の進み方が最も速いエリアです。そこでモデルをつくろうとしているので、WHOは最も関心を持ちました。

先ほどの先生のお話のとおり、この三浦半島では高齢化が進んでくるし、人口も減少しているので、危機ですよね。逆に、危機を乗り越えることはモデルをつくるチャンスなんですよ。ここでモデルができたら、WHOに直結するので、世界にとんでいきます。どうやって克服したのかと、世界中から見に来ますよ。行政に頼らないという話もあったけれども、これは素晴らしいと思いますね。行政があれこれやっても、910万人もいたら届かないですよ。たとえ届いたとしても、県や市が何かやってくれると思っていたら、絶対にうまくいかない。なんとか自分たちでというところから始めないと。

私は「再生」について興味があって、知事になる前からいろいろ調べていました。どうやって地域は再生するのか、どうやって企業は再生するのかと言ったときに、一番の出発点はどこにあるのか。それは危機感なんですよ。本物の危機感に立ったときから再生する。それまでは、文句ばかり言っています。もう見事なものですよ、地方に行ったって。地方が衰退してきているのは国が悪いからだ、国が景気対策をしっかりやらないからだ、高速道路をちゃんと通さないからだ、新幹線の駅がないからだとか、そんなことを言っているときは絶対に再生しない。もうここまでいったら、まちが潰れるかもしれないとみんなが気付いたときに、一体となって再生モデルに入っていくという1つの共通パターンがあります。

だからこの三浦・横須賀で、人口が減少し高齢化が進んでいて、どこかに何かないかなと思っていたら、いろんなところで、なんとか自分でやってみようと動き始めた人がいるわけです。これがチャンスですよ。これが形になって成果につながったら、世界中からみんな見に来ます。それをやりたいんですよ。

まだまだ時間があります。締めくくりに入ったような感じになっていますけども、これらを踏まえて後半の議論をしていきたいと思います。

発言者6(女性)

食育指導士の会です。未病の件に関して、一生懸命やっています。オレンジ色の未病のチラシがありますね。あれがなぜ横須賀には回ってなかったのか。私は、神奈川県からたくさんもらって配りましたが、他では見ていません。折角知事がいろいろ力を入れて、知事が子どもさんと向き合っている水色のチラシもありましたよね。それからオレンジ色のミビョーナ、ミビョーネのチラシも、横須賀の市役所に行ったらなかったんです。私は県に電話してたくさんいただいて配っているんですけど、折角これだけ知事が発信しているのにその情報が伝わっていないというのが、いつも私としては、本気なのかなと疑ってしまいます。

それからもう1つ。前はパンフレットをたくさんいただけたんですね。ところが今はダウンロードしてくださいと言われる。そうすると、会で集まったみなさんに配るのに自分で印刷しないといけないので、すごく負担です。そういう一番大事な、チラシを配りたい、発信したい、広報したいというところで、本気でやるのかなと、私は時々思ってしまいます。広報の仕方を考えてほしいです。

知事

それだけ思い入れがあってやってくださって、本当にありがたいです。

市役所に置いてないですかね。市役所にはまったく置いていない?県政総合センターの所長です。

横須賀三浦地域県政総合センター所長

未病については、11月2日の三浦半島サミットで市町長が集まり、「未病を治す半島宣言」をしてもらいました。市長、町長は非常に関心が高いです。

ただ、リーフレットが、窓口に十分届いているかどうかとなりますと、私ども一生懸命配布しておりますけども、限界があります。頂いたご意見を元に、十分に行き渡るように努めたいです。

知事

これはもう増やしましょう。すぐに用意しましょう。配ってくださるという方がいるのですから、ありがたいですね。

発言者6(女性)

200部くらい県からもらってあちこちに配っている。

知事

本当にありがとうございます。頭が下がりますね。

いろいろなイベントを仕掛けたりしているんですね。未病サミットは箱根でやって、世界中からお客さんが来ました。そのためのポスターもあったんですね。ご覧になったのは、子どもと向き合っているように見えますが、あの子どもは「かながわキンタロウ」なんです。そのポスターも作りました。あと、電車の中での動画もやりました。それくらい、伝えようとはしているんですけどね。

発言者6(女性)

そのチラシが私の元に来たのは、期限が切れる1週間前でした。

知事

そうですか、分かりました。チラシをいっぱい作りましょう。

発言者7(横須賀市・男性)

横須賀に住んで41年目になります。

横須賀といえば三浦半島ということで、そのイメージでお話をさせていただきます。人口減少の中、やはり若い人を呼んでいかないといけない。先ほど知事が田中さんと佐藤さんにお聞きしていましたが、イメージはとても大事だと思います。例えば、茅ヶ崎はサーフィンでおしゃれなまち。東京だと、吉祥寺が住みやすいと言われます。横須賀に私は住んでいてすごく好きで、嫁は練馬出身だったんですけど、絶対に横須賀に住め、それが結婚の条件だというくらいに結婚したものですから、やはりそういったイメージが大事だと思うんです。環境が良いからというので人が来るかというと、これは個人の考えですが、「住めば都」ということで、住んでいるとなかなか離れる人も少ないと思うんですよ。

その中で私個人はトライアスロンをしていて、スポーツが盛んな半島だと思っています。海が多くて海岸線がすごく長い。サーフィンができたり、市内のプールもたくさんある。トライアスロンの練習場所には事欠かない。自転車で三浦半島1周というのを漫画やネットでネタにしている人もいらっしゃいますから、やはりスポーツというのも1つのアピールポイントです。ウィンドサーフィンが好きな方の中には、ウィンドサーフィンをしたいからという理由で茅ヶ崎に移住する人もいると聞いたことがあります。少数派になってしまうかもしれないですけど、そういったアピールで。全国的にもスポーツが盛んな町というのはあまり聞いたことがないので、そういうアピール方法もあるのではないかと思います。

知事

すごくいいアイデアですね。三浦半島が今いい感じで来ているなと思うのは、市長さん、町長さんがみんな集まって三浦半島サミットをしています。この人たちは独自で三浦半島を何とかしようという危機感に燃えて、いろいろアイデアを出されているんですね。

そんな中で今、サイクリングの話もありましたけども、三浦半島は交通渋滞もありますが、一度に解決するのはなかなか難しいです。やろうとはしていますけども、すぐにはできない。そこで、三浦半島を自転車で回れるような場所にしていこうではないかということで、それぞれの市長、町長が集まって、そのような提言をしています。それならば県もサポートしていこうという流れができあがってきているんですね。さっきご紹介がありましたけども、三浦半島全体で「未病を治す半島宣言」。これも私が言って強制したのではありません。市長さん、町長さんが自分たちの思いの中でどうやって三浦半島全体を活性化するかということで宣言したんです。

未病を治すときに何が大事か。さっき3つ言いました。食、運動習慣、社会参加。この3つはとても深くて、WHOに行ったときも反応を見て、いかに重大なことを言っているかがわかりました。三浦半島は、食の宝庫です。地産地消も大事です。自分の近くでとれたものを食べる。それは未病を治すために一番いいことです。生活のすぐ近くに豊かな農作物があり、いろんな種類があって新鮮なものが食べられる。これは未病を治すための食の要素です。また「運動」。三浦半島の大自然をいろんな形で使っていくと、いろんな運動の可能性が出てくる。海もいっぱいある。海の魅力をいっぱい使えるし、自転車もいける。これでどんどんやっていこうという中で「社会参加」。ここは重要です。地域のふれあいを皆さんで地道につくっていかないとできない。これらは融合してきますよね。スポーツをみんなで始めることによって、絆や社会参加が生まれてくる。そういったことが、今求められていると思います。

発言者8(男性)

未病について感じていることを話します。私は今筋肉痛で整形外科に通っています。そこに行くと、たくさんの方が来ています。未病という観点で考えますと、そのときになってから整形外科に行っても、もう遅いと思います。それはなぜかというと、学校の理科室に骸骨や骨の構造があります。あれは筋肉でつながっているから保たれているわけです。その筋肉がこわばってくると緊張して、年寄りになってくると歩行困難が起きます。私は、個人的なことですが、ハンディ型のバイブレーターを使って自分でマッサージをして楽になることを体験しています。もう1つは、小さなゴムのボールを骨盤の裏に置いて横になり、体をごろごろ動かす。整形外科でもそういうボールを用意していますが、100円ショップでも売っています。未病という観点からすれば、各家庭が100円ショップで購入すれば気楽に家庭で運動ができます。それを私は実践して、いい感じだなということで友達にも勧めています。

知事

ありがとうございます。まさにそのとおりですね。未病と言ったときに、白からグラデーションになる。考えてみてください。白が健康で赤は病気というとき、腰が痛いのは、どれが病気か。椎間板ヘルニアで手術するというのは病気で、あとは健康かというと、そうではないですよね。なんとなく痛いとか、なんとなく具合が悪くなってきたとか、兆候は始まっているわけです。だからグラデーションです。なるべく早い段階で良くするために、さまざまな運動をやります。そういう運動を日頃やるのは大事です。

佐藤さんは、風の谷プロジェクトの中でそういうことをやっているんでしょう。

佐藤 茉登佳 氏(神奈川県立保健福祉大学 リビングラボラトリー)

未病に対する取組みという中で、理学療法士がその方に合った体操やストレッチを説明して、併せて指導をします。食事の方でも、管理栄養士が個別に食事相談をやっています。

知事

各地域で介護予防体操や介護予防ダンスなど、みなさん工夫されてやっていらっしゃいます。これを一堂に会してイベントをやったことがあります。見事なものです。地域力ってすごいですね。

未病を治すための一番の問題は何かというと、関心がある人は一生懸命やりますが、関心がない人は、一切見向きもしないんですよ。問題を起こすのは関心のない人ですよね。関心がない人をいかに巻き込むか、これが一番の課題だといつも思います。是非そういう運動を続けて、未病を治して健康になってください。

発言者9(葉山町・男性)

葉山からまいりました。月、火、水、土、日の週5日間、海と森で子どもの体験活動をして、また大学では海洋スポーツで教鞭をとっています。

三ツ星で輝くということは、人のことを中心にしています。人間に対してが多かったです。自然が美しく感動的であることも同時に必要ですし、相関関係があると思います。

子どもだけではなく、シニア世代が自然体験で森、海に行くと、皆さん元気になります。とても輝きます。障害者の方々の海の体験活動もしています。本当にサーフボードに乗っても大丈夫か。今流行しているスタンドアップパドルボードも、ちゃんと立って漕げるのか。知的障害の子どもたちには心配でしょうが、でもやり出すと夢中です。こんな楽しいことはないと夢中になってやります。そんな素晴らしい自然があるのが三浦半島の良さだと思います。

しかし、私は葉山に育って60年経ちますが、子どものときから比べると、やはり近隣に自然は少なくなりました。私が葉山小学校に行くまでの2kmほど、以前は田んぼと畑がほとんどでしたが、今は家ばかりです。健康のためには野良作業は非常に良くて、認知症の方も野良作業で元気を取り戻している。三浦半島は素晴らしい食材を提供できる畑や農業があるので、これを体験プログラムにするとか。あるいは未病のための健康増進プログラムにするとか。またそれを磨いて、観光にしていく。恐らく海外の人には日本の古い農家や農村、里の風景もすごく魅力的だと思うのですが、残念なことに三浦半島ではこの風景が非常に減少しています。なので、景観保全、環境保全も併せて重要なんじゃないかなということで、この方面も同時に進めていただければと思います。

知事

本当に三浦半島の魅力ですよね。海もあれば、山もあれば、豊かな農作物もある。そういったことを体験しながら未病を治していこう。そういうわけで、「未病を治す半島宣言」が出されたのだと思いますけど、そういうことが実は観光になったりするという。まさにそのとおりです。観光は観光で考える、農業は農業で考える、健康は健康で考える、病気は病気で考える、教育は教育で考える。こういうことではなく、全部一体で考えようという姿勢で進めています。

今日はあっという間に時間が来てしまいました。改めて感じましたね。三浦半島ははっきり言って、危機だと思ってください。このままいくと潰れてしまいますよ。今から何とかしないといけないという思いの中で、すでに始めていらっしゃる方がいます。ですから我々は、その始めている方々をしっかりとつないでサポートしていくことが行政の仕事だと思っています。今日はいろんな話を聞かせていただきましたから、これをうまくつなげていくことに全力を注いでいきたいと思います。そういう意味で、目標を掲げましょうよ。危機から脱してまさに、三ツ星の三浦半島。高齢者がみんな元気で生き生きのびのびと暮らす最高の半島にして、世界からどうやったのか見に来るようなまちに、是非みなさんとともにしたいです。

今日は最後までおつきあいいただき、まことにありがとうございました。

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