ホーム > 健康・福祉・子育て > 未病改善・心身の健康 > 未病改善・健康づくり > 高校における健康・未病学習 > コラム1「依存症」は「病気」です!
更新日:2025年4月15日
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神奈川県『健康・未病学習教材(高校生用副教材)』第四版
特定の物質や行為に心を奪われ、「やめたくても、やめられない」または「ほどほどにできない」状態を「依存症」といいます。ゲーム、アルコール、薬物やギャンブル等、心を奪われるものは人それぞれで、いずれも依存症になる可能性があります。
こころが物質や行為に奪われ、生活に必要な優先順位を狂わせてしまいます。例えば、学校にいてもゲームの続きが気になって集中できないなど、健康や生活リズム、人間関係等にも影響をおよぼします。
誰でもなる可能性があります。「意思が弱い人」「だらしのない人」がなると思われていますが、性格や意思の問題ではありません。ごく普通の人が、ふとしたことから陥ってしまう可能性があります。
過去1年のことについてチェックしましょう。
Kirāiy O et al.Addictive Behaviors,2017 訳:久里浜医療センター改編
チェック項目が5点以上だった場合は、依存の可能性が高いので、まずは相談を!(※9個目と10個目の設問は、どちらか一方でも「はい」であれば、1点と数えます)
依存症は、徐々に進行していく病気です。本人が行為や物質の使用をコントロールできないので、症状の悪化や深刻なトラブルを招くことになります。「本人が自覚しにくい」ことも特徴です。
自分が「依存症かな?」と不安に感じたら、専門的な窓口に迷わず相談しましょう。何より一人で悩まず、周囲の人や専門的な窓口に相談し、抱え込まないことが大切です。
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監修:神奈川県精神保健福祉センター
参考:依存症についてもっと知りたい方へ(厚生労働省)、スマホゲーム依存症/内外出版社/樋口進著
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