初期公開日:2024年6月7日更新日:2024年6月7日
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産業技術短期大学校校長からご挨拶申し上げます
校長 工藤 伸弘
本校は、地域社会および経済の発展に寄与することを目的に、「高い技能と技術および学識を持つ、創造性豊かな実践技術者」の育成を理念として、神奈川県により1995年に設立された厚生労働省所管の職業能力開発短期大学校です。産業の基盤となる「生産技術科」「制御技術科」「電子技術科」「産業デザイン科」「情報技術科」の5学科で構成されており、設立以来、平均97%以上の高い就職率を保持しています。卒業生はこれまでに4,000名を超え、各分野で中核的な人材として活躍しており、お陰様で、企業の皆様からも高い評価をいただいています。
本校では、2年間で4年制大学に匹敵する単位数を修得し、1人1台の実習設備と少人数制(チューター制度)によるきめ細かな指導により、高度な実践技術者の育成を図っています。資格取得、各種競技会、地域・企業との連携プログラムにも積極的に参加しています。「ものづくり」を学ぶ学校としては女子学生の比率が高いことも特徴の一つで、女性の感性に合った商品開発が求められている中で、「ものづくり」分野での活躍を目指す女子学生のニーズに合った技術力を身に付けることが可能です。また、全国の職業能力開発短期大学校に先駆けて受け入れた外国人留学生は、すでに国内企業に就職して活躍しており、グローバル化が求められている県内企業の人材ニーズの一助となっております。進学を希望する修了生は、職業能力開発大学校の応用課程へ進む道があり、来年度から一部の4年生大学に編入することも可能になります。
いま、ものづくりの世界では、「第4次産業革命」とも呼ばれる大きな波が押し寄せています。IoT、AI、ロボット、ビッグデータの活用などの先進技術がものづくりの現場を変えようとしています。どの分野においても、「ものづくり」を担う若手技術者の活躍の場は広がっており、本校では、ものづくりの基礎知識から最先端の技術まで学び、次世代のものづくりに対応できる実践的な技術者を育成します。多くの皆さんが夢を抱いて、特色ある当校で学び、高度な実践技術者として成長産業の一翼を担っていただくことを心より願っています。