県のたより3月号
県災害対策課・県消防課より
3.11 あの日を忘れず。その日に、備えて。

東日本大震災から間もなく8年が経過します。被災地の復興は着実に進められていますが、取り組むべきことはまだ多く、県は、被災地への人的支援や県内の避難者への支援等を続けています。災害はいつどこで起こるかわかりません。そこで県は、地震による家屋倒壊、土砂災害による埋没、豪雨による浸水など、さまざまな自然災害現場の再現が可能な全国最大規模となる「災害救助訓練施設」を、県消防学校(厚木市)に新設し、昨年12月1日には緊急消防援助隊関東ブロック合同訓練※で、この施設を活用しました。
※11月30日と12月1日に県内各地で実施
今回、水没車両からの救助など、実際の自然災害現場を再現した施設を利用することで、実践的な訓練にすることができました。今後は、水流装置や送風機を使用し、さらに幅広い訓練が実施できると感じました。また、他県からも「最新式訓練施設を活用して、日ごろできない訓練に取り組むことができ、良い経験となった。」との感想をいただきました。
緊急消防援助隊関東ブロック合同訓練
県実行委員会事務局(厚木会場担当) 厚木市消防本部 消防司令補
外山 康二
全国最大規模の災害救助訓練施設を新設


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