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令和7年12月26日発行

前号

神奈川県 梅毒情報(2025年第3四半期)
~2025年第27週から第39週(2025年6月30日から2025年9月28日)~

梅毒は病原微生物の梅毒トレポネーマが感染して起こる病気です。感染後約3週間で感染部位のしこり、鼠径部のリンパ節腫脹(I期梅毒)、感染後3か月以後に手のひら、足の裏や体全体に赤い発疹が出ることがあります(Ⅱ期梅毒)。治療をしなくても症状は消える場合がありますが、適切な治療をしないと病原菌は消えません。
気になる症状がある時には、症状が改善した場合でも早めに医療機関(泌尿器科、婦人科、皮膚科など)を受診しましょう。また予防のためには、性交渉の際(オーラルセックスを含む)、適切にコンドームを使用することが重要です。詳しくは疾患別情報 梅毒をご参照ください。

神奈川県では、2025年第27週から第39週(2025年6月30日から2025年9月28日)までに210人が梅毒と診断されました。(2025年11月14日時点の感染症発生動向調査より)

[1] 週別報告数の状況

[2]年別報告数の推移

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[3]男女別・年齢階級別の感染者の状況

男性は20歳代から50歳代が中心で、全体の8割以上を占めています。一方女性は10歳代、20歳代が中心で全体の約6割を占めています。

(1)男性(n=141)

(2)女性(n=69)  

[4]男女別・病型別の状況

男性は早期顕症梅毒Ⅰ期が最も多く、全体の5割以上を占めています。一方女性は早期顕症梅毒Ⅱ期が最も多く、全体の半数近くを占めています。第3四半期の届出症例のうち、妊娠中に梅毒と診断されたのは5人です。
先天梅毒の届出は1人でした。

(1)男性(n=141)

(2)女性(n=69)

[5] 推定感染経路(n=209)

184人が性的接触による感染が疑われました。母子感染が1人、不明が24人でした。
※静脈麻酔の使用の報告が1人ありました。
記載漏れが1人でした。

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[6]推定感染地域(n=210)

神奈川県が最多で、全体の5割以上を占めています。

[7]性風俗の利用歴、従事歴

(1)男性の6か月以内の性風俗利用歴(n=141)

6か月以内の性風俗利用歴有が全体の3割を占めています。また6ヵ月以内の性風俗従事歴有は3人でした。

(2)女性の6か月以内の性風俗従事歴(n=69)

6か月以内の性風俗従事歴有りが全体の約2割を占めています。また6か月以内の性風俗利用歴有は2人でした。

【参考リンク】


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