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臼井 スミ子

女性農業者紹介 Case.08 臼井 スミ子 臼井農産 厚木市

みなさんに喜んで食べてもらいたい。
いいものを作るため、新しいこと(手法や品種など)に挑戦することが好きです。

  • 豆類
  • 農産加工品

農業経営の概要

夫と二人三脚でゼロから始めた養豚業、1977年には母豚300頭規模の一貫経営になりました。(一貫経営=母豚に子供を産ませて大きくし、肥育豚として出荷する経営)
現在では、厚木市内に母豚500頭規模と150頭規模の養豚場が2か所ありますが、養豚経営は息子に任せ、今、私は「津久井在来大豆」をはじめ、米やお茶などの作物を作っています。
「津久井在来大豆」の栽培は、2000年から地域の女性部の仲間と一緒に始めました。
昨年の作付面積は200アールになり、自分の畑だけで4tの大豆を出荷しています。
厚木市農協の中に「大豆部会」(2018年現在32名)を発足させ、栽培のための機械化も進めました。大豆等の栽培をする傍ら、自宅に加工所を設置して、仲間と一緒に自分達で育てた大豆と手作りの米麹で味噌作りを始め、JAあつぎの2か所の直売所で販売しています。また、我が農場で育てた豚肉を、この味噌で漬け込んで、「あつぎ豚のとん漬け」として販売しています。全てが手作りで、美味しいと言っていただいています。加工品作りもどんどん広がり、今では味噌の他、野菜のピクルスや福神漬け、夏ミカンのジュレや団子なども作っています。
また、県の「ふるさとの生活技術指導士」の認定をいただいて、JAの教室、地域のPTAや母親クラブなどで、味噌作りや豚肉を使った料理などを紹介し、食べることの大切さや農業のすばらしさなどを、今後も伝えていきたいです。

臼井 スミ子の写真

主な作目はなんですか?

豚、大豆

就農の経緯をお聞かせください

もともと南足柄市の主にミカン栽培をする農家の家に生まれ、農業をするのが当たり前で、高校を卒業すると、すぐに就農しました。養豚業に携わるようになったのは、1962年に、「これから大規模な養豚を始めるぞ」という夫に嫁いでからです。

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農業におけるやりがいはなんですか

「農業が生きがいそのもの!!」
作物や豚が育つのが楽しみ。手を掛ければ、必ず答えてくれるからです。

農業におけるこだわりはありますか

みなさんに喜んで食べてもらいたい。
いいものを作るため、新しいこと(手法や品種など)に挑戦することが好きです。

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今後の目標ややりたいことについて教えてください

農業をいかに次の世代にバトンタッチするか。
門戸を開いて、農業を伝えていきたいです。

農業で働くことを考える女性へ(メッセージ)

「農業は裏切らない!」だから、苦しいこともあるけど、頑張って。

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