取組事例

電気代・ガス代0円の
ソーラークッキング

神奈川県地球温暖化防止活動推進員
狩野 光子 様

20年以上に渡り、神奈川県地球温暖化防止活動推進員を務めるとともに、太陽光を集めて熱に変換し調理する器具「ソーラークッカー」について、地域での講座や勉強会の開催、県内の環境イベントへの出展等を行い、地球温暖化対策の必要性について普及啓発されている狩野光子様。2024年には「かながわ脱炭素大賞」普及・促進部門を受賞されました。ごみ問題への危機感から始まったというその活動の根底にある思いと、未来へのメッセージを伺いました。

地球温暖化対策に関する活動を始めたきっかけを教えてください。

子供たちの未来を案じた
ごみ問題との出会いが原点

1990年代に、私の故郷である岩手県と青森県の県境で大量の廃棄物が捨てられている現場を目にしました。当時、都心で出たごみが地方へ運ばれ、日本中で数多くの場所がごみ捨て場になっていたことを知り、「このままでは未来の子供たちが生きていけなくなるのではないか」と不安になり、「子供たちが生きていける環境を残したい」という思いで活動を始めました。

捨てられたごみを掘り出している様子
出典:青森・岩手県境産廃不法投棄事案に関する環境学習用資料

神奈川県地球温暖化防止活動推進員になったきっかけを教えてください。

県との連携で広がる活動の輪

環境問題に取り組む中で神奈川県はいつも理解者であり、県の取組も真摯であることが感じられました。私自身も、神奈川県で開催された「環境学習リーダー養成講座」の7期生として、素晴らしい先生方から横断的に環境問題を学ぶ機会に恵まれ、「一人一人が自分の生活を変えることが大事」だと思い至りました。このような経験から、神奈川県地球温暖化防止活動推進員の活動を始めるとともに、環境に不安を感じる若い世代の人たちには、神奈川県地球温暖化防止活動推進員になることを勧めてきました。

脱炭素につながる、おすすめの取組を教えてください。

「台所から」始める脱炭素

ソーラークッカーで太陽光を集めて熱に変えて調理をするソーラークッキングをお勧めします。カレーやケーキなどの様々なものを作ることができますし、低温調理も得意です。お天気が良い日には何品も作り、常備菜をストックして置くと便利です。電気やガスを使わないため、電気代・ガス代の節約になるだけでなく、CO2排出量も削減できます。「台所から」地球温暖化対策について知り、地球という奇跡の星に感謝するきっかけになると考えています。

昨年は厚木市で、小さなソーラークッカー「ひまわり」を使用して様々な料理を作るイベントを開催し、大成功を収めました。今年もソーラークッキングを学びたいと望む声が届いています。ソーラークッカーは、調理できるだけでなく、電気やガスを使わずタオルを温めることもできるなど、防災の観点からも有効であり、地域でさらに広まっていくことを期待しています。

脱炭素について、県民の皆さんへメッセージをお願いします。

一人一人の行動が
未来の希望に

まだまだ本気になれば省エネできることはたくさんあると思います。私たち大人が、子供たちが命をつなげる環境を未来に残していきましょう。一人一人が「自分ごと」として脱炭素に取り組むことが、きっと未来に希望を与えてくれると信じています。

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