更新日:2025年11月20日

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バリアフリーに向けた取組み

バリアフリーに向けた取組み

県内の公共的施設のバリアフリー化を支援するために、神奈川県みんなのバリアフリー街づくり条例に基づき、一級建築士の資格を持つ「バリアフリーアドバイザー」を無料で派遣しています。
「誰にとっても利用しやすい施設」への第一歩として、ぜひご活用ください。

「バリアフリーアドバイザー」とは

「バリアフリーアドバイザー」は、所定の研修を修了した後、神奈川県から委嘱を受けた一級建築士です。
障害者や高齢者をはじめ、だれもが利用しやすい建物に整備するための改修方法の提案及び簡易図面の作成等といった必要な助言を、バリアフリーアドバイザーが直接現地に出向いて行います。

費用

バリアフリーアドバイザーの派遣及び改修方法の提案等の助言等は無料です。

改修について

バリアフリーアドバイザーによる助言を受けた場合、改修を義務づけるものではありませんが、積極的に改修をご検討いただければと思います。どうしたらバリアフリー化できるのかなど、お気軽にご相談ください。

対象となる施設

派遣の対象となる施設は、「神奈川県みんなのバリアフリー街づくり条例」で対象としている既存の公共的施設です。横浜市、川崎市にある建物については個別にご相談ください。

公共的施設とは

学校、図書館等の教育文化施設、医療施設、福祉施設、銀行や店舗といった商業施設、宿泊施設、共同住宅、展示施設等

お問い合わせ

神奈川県福祉子どもみらい局地域福祉課調整グループ 電話045-210-4748(直通)


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既存建築物のバリアフリー化整備ガイドライン作成普及事業

神奈川県では、少子高齢化の進行に伴い、多くの県民が利用する公共的建築物、特にまちの中に多く存在する既存建築物のバリアフリー化を促進する必要性が高まっています。
しかし、既存建築物のバリアフリー化は多種多様であり、整備手法が限定されるなどの課題があります。
そこで、NPO法人との協働により、神奈川県内の店舗(飲食・物販)や銀行等のバリアフリー化事例を収集し、現地調査に障害当事者が同行することで、利用者の利便性の観点から検証・評価しました。その結果を踏まえて「既存建築物のバリアフリー化整備事例集(ガイドライン)」を作成しました。このガイドラインは、既存建築物で段階的なバリアフリー化や部分的なバリアフリー化を行おうとする場合に、参考となる事例や考え方を示していますので、誰もが利用しやすい施設を目指して、このガイドラインをぜひご活用ください。


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カラーバリアフリー色使いのガイドライン・サインマニュアルVer.2

近年、日常生活の様々なところで色を用いた情報提供が多くなされています。こうした色による情報提供は誰にでも分かりやすいと思われがちですが、色覚に障害があるために、色による識別が困難な方々への配慮は十分であるとはいえません。
そこで、本県では、平成16年に、色覚障害とは何か、見分けやすい色使いの方法はどのようなものなのか、色使い以外の工夫・配慮にはどのようなことが考えられるのか、といった内容をまとめた「カラーバリアフリー 色使いのガイドライン」を、平成21年には公共的施設に標識や案内板を設置する際に、カラーバリアフリーに配慮したサイン作成のポイントをまとめた「カラーバリアフリー サインマニュアル」を作成しました。

その後、新しい内容を反映し、2つの冊子の内容を1つにまとめた「カラーバリアフリー 色使いのガイドライン・サインマニュアルVer.2」を作成しましたので、ご活用ください。

さらに、本県では、カラーバリアフリーの取組みを支援する相談事業を行っております。

これらのガイドラインや事業をご活用いただき、色覚障害者をはじめ、誰にも分かりやすい色彩表現を行っていただきたいと思います。


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 宿泊施設のバリアフリー

急速な高齢化の進行、障害者差別解消法の施行、訪日外国人旅行者の増加等を受け、ホテルや旅館を含む建築物には、より一層のバリアフリー対応が求められています。

高齢者、障害者等がより円滑にホテルや旅館を利用できる環境整備にあたっては、施設全体のバリアフリー化はもちろん、魅力ある車椅子使用者用客室や、高齢者、障害者等が利用できるよう配慮した一般客室を整備すること、施設内の情報伝達手段や必要となる設備・備品の貸し出し等の充実等を図ること、加えて従業員等による接遇サービスの向上が求められています。

このような取組みは、高齢者、障害者等のみならず、全ての利用者にとって、ホテルや旅館の安全・安心・快適な利用につながります。

【参考】​​



小学生向けバリアフリー教育用冊子

小学生向けのバリアフリー教育用の教材として、冊子「街も、私たちもバリアフリーになろうよ」を作成しました。

バリアフリーの考え方や、バリアフリーの街にするための身近な「街の工夫」や、私たちにできる「心づかい」を紹介しています。

学校や地域、御家庭でのバリアフリー教育に御活用ください。


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だれにもやさしく快適なまちづくり

施設のバリアフリー化を進めても、その効果が十分に発揮できないことがあります。例えば、次のようなことはありませんか。

車いすマークの駐車区画に駐車していませんか

ドアを全開にしないと自動車への乗降が困難な車椅子使用者の方など、車の乗り降りや移動に配慮が必要な方のために、幅を広くした駐車区画を設置しています。必要な方がいつでも利用できるようご協力ください。

点字ブロック(視聴覚障害者誘導用ブロック)の上に自転車や物を置いていませんか

点字ブロックは、視覚に障害のある方が安心して歩けるように設置しています。ブロックの上や周辺にバイク、自転車を停めたり、物を置いたりすると歩行の妨げになるだけでなく、けがにつながり大変危険です。

車いすの方などエレベーターを必要とする方が利用しにくくなっていませんか

鉄道の駅舎や自由通路では、障害者、高齢者や子ども連れの方等が自由に安全に移動できるようエレベーターの設置が進められています。必要な方がいつでも利用できるよう配慮をお願いします。

誰もが住みよい福祉のまちづくりを推進するためには、施設を整備するだけでなく、一人ひとりがお互いに協力し、助け合うこと、「心のバリア」を取り除くことが大切です。


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車椅子駐車場 必要な人のために空けておこう

障害者用駐車場(障害者等用駐車区画)とは、通常の区画よりも幅が広い区画を必要とする車椅子使用者や、身体の機能上の制限を受ける高齢者、障害者など、車の乗り降りや移動に配慮が必要な方のために建物の出入り口付近に設けられた区画のことです。埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県では、障害者用駐車場(障害者等用駐車区画)の適正利用をより一層推進するため、毎年10月から12月の間、共通の普及啓発リーフレット等を活用した広報活動を実施しています。


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このページに関するお問い合わせ先

このページの所管所属は福祉子どもみらい局 福祉部地域福祉課です。