写真で見る!「黒岩日記」 2013年5月5日から5月11日
このページでは、知事が出席した行事の中から、主な活動を写真とともにご紹介しています。
平成25年5月5日(日曜)から5月11日(土曜) 米国訪問
ライフイノベーションの実現の加速へ向けた本県の取組みを強くアピールするとともに関係者とのパイプを築くため、5月5日から11日にかけて、米国を訪問しました。今回の訪米では、今後の本県の取組に、非常に強い手ごたえを感じました。
【5月6日 ニューヨーク日本クラブ講演】(ニューヨーク)
超高齢社会に対応した新たな医療のあり方と、特区における取組をアピールしました。100名近い方が参加されるなど、本県によるライフイノベーションの取組に対する関心の高さがうかがえました。
【5月7日 マサチューセッツ工科大学ホワイトヘッド研究所訪問】(マサチューセッツ州)
最新のライフサイエンスに関する研究について説明を受けるとともに、私からは特区における取組をアピールし、今後の研究分野における連携に向けた意見交換を行いました。
【5月7日 ハーバード大学講演】(マサチューセッツ州)
ヘルスケアに関する研究者が40人くらい集まってくれました。冒頭、神奈川の人口ピラミッドのグラフをお見せしました。1970年はまさに人口ピラミッドだったものが、今から40年後には全く逆の形になるという実態を話しました。そうした中、日本を引っ張っていく神奈川モデルをつくっていくんだという話をしました。皆さんの関心が非常に高く、質問も活発で、大変有意義な会になりました。
【5月8日 メリーランド州にて企業誘致セミナー】(メリーランド州)
メリーランド州やワシントンDCなどに本拠を置くライフサイエンス関連企業等に対し、特区における取組、特にGCC(ライフイノベーション国際協働センター)と連携するメリットをアピールするなど積極的なトップセールスを行いました。
【5月8日 IOM(インスティチュート・オブ・メディスン)訪問】(ワシントンDC)
連邦政府に対して政策提言を行うシンクタンク、IOMを訪問しました。私の正面にいる方は、元ハーバード大学学長の、ハーベイ・ファインバーグ代表です。私から、「最先端のライフサイエンスの技術を駆使した新しい医療のあり方や、未病対策というアプローチ、この二つができるような医療人材を育てる教育をつくる必要がある」という話をしました。彼自身も今のアメリカの医学教育ではこれからの超高齢社会に対応できないという認識をもっていて、そういう新しい教育を一緒につくっていこうという話が出ました。
今後、特区の中で、どこにもない新たな医学教育をつくっていくという挑戦ができる可能性も見えてきたと思いました。
【5月8日 NIH(米国国立衛生研究所)視察】(メリーランド州)
最近、わが国でも政府が主導で日本版NIHをつくるという話が出ています。そうした、今話題の米国国立衛生研究所を視察しました。日本からも300人くらいドクターが行っています。様々な最先端の医療の研究が行われている素晴らしい施設でした。
【5月8日 フランクヤングFDA(米国食品医薬品局)元長官との会談】(メリーランド州)
FDAの前で取った写真です。右端がGCC(ライフイノベーション国際協働センター)のアドバイザーをしていただいているジョン・ノリス氏です。去年から今年にかけて5回にわたって来日し、日本の企業も精力的にまわっていただくなど、京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区のプロジェクトに対して、大変な思い入れをしてくださっている、元FDAの次官です。
握手している相手がFDA元長官フランク・ヤング氏です。この方も我々の心意気や目的に共感をしてくださり、全面的に協力していきたいという約束をしてくださいました。ヤング氏の言葉の中で時々「バイオテロ」という言葉が出てくるので、私自身がこの問題について97年から取り組んできたという話をしたところ、彼から「これは不思議な縁だ。その流れをつくったのは私なんですよ」という話になり、一気に意気投合しました。FDAとの太いパイプをつくることができたと思っています。
【5月9日 メリーランド州知事訪問】(メリーランド州)
バイオ関連の研究機関や企業が多く立地するメリーランド州のオマリー知事と、30分間話をすることができました。彼は神奈川の抱える問題、それを乗り越えていく神奈川モデル、特に食生活の中から病気にならなくする「未病を治す」という考え方について、大変深い関心を示してくれました。メリーランド州と神奈川県は友好提携を結んでいますので、そういった面でもコラボレーションしていこうということになりました。
【5月9日 ヘリテージ財団講演】(ワシントンDC)
超高齢社会に対する神奈川の取組みという内容の講演をしました。参加者の方からは、一つの日本の県がこういうモデルをつくって、それを発信するという話というのは聞いたことがないと言われました。
私からは、神奈川がつくるモデルこそが、将来のアメリカにとっても非常に有意義であると思うので、注目しておいて欲しいと訴えました。かなり好意的に受け止められたと感じました。
その際の動画もあわせてご覧ください。⇒ 動画のURL:http://www.youtube.com/embed/ccQNJwJAIXI
【5月9日 ノーマン・ミネタ氏(元米国商務長官)との会談】
前の商務長官や運輸長官を務められたノーマン・ミネタ氏です。グローバル・コラボレーション・センター構想を成功させるために、一緒に協力していくことを確認しました。