定例記者会見(2012年11月6日)結果概要

掲載日:2012年11月7日

発表事項     

(オスプレイの厚木基地使用報道に関する申し入れについて)

 まずはオスプレイについてです。

 オスプレイが厚木基地を使用するという報道がありました。これに対して、本日11時、本県の古尾谷副知事および基地関係11市として、防衛省へ赴きまして、報道内容の事実確認と情報提供を求めました。防衛省古屋地方調整課長からは、次のような答えがありました。「今後のオスプレイの本土における訓練などの運用について、広く本土各地の施設・区域へ飛来すると聞いており、それ以上のことは米側からは聞いていない」「知事会議でキャンプ富士および岩国飛行場に言及しているのは、本年6月に公となった環境レビューにおいて言及されていたこともあり、例示的に挙げているものであります」「米側からいかなる情報提供があったのか、具体的詳細については公表しておらず、お答えを差し控えさせていただくが、今後、自治体には情報提供してまいりたい」ということでありました。

 私は渉外知事会の会長でもありますけれども、その立場、そしてまた神奈川県としてもですね、オスプレイの配備の飛行訓練については、住民がまだまだ不安を抱いていることから、国が責任を持って関係自治体にしっかりと説明すること、そして飛行訓練に対する事前の情報提供、これをしっかりやってもらうように繰り返し求めてきたところであります。こうした中で、厚木基地の使用についての報道があった。報道があったけれども、われわれは報道で初めて知ったということです。関係自治体への情報提供がないこと、報道が先行する事態が生じたこと、これは誠に遺憾でありまして、こういった政府の姿勢には、憤りすら感じるところであります。関係自治体や住民が、オスプレイの厚木基地使用について不安を抱いていることを真摯(しんし)に受け止め、今後とも訓練計画等について、迅速かつ正確に関係自治体に説明することを国に対して強く求めていきたいと考えております。

 

(「職員緊急参集訓練」及び「災害対策本部訓練」の実施について)

 それでは次に、職員緊急参集訓練および災害対策本部訓練の実施についてお知らせいたします。

 勤務時間外における大規模災害の発生を想定しまして職員緊急参集訓練を11月9日金曜日、午前7時から、災害対策本部訓練を午前9時から実施いたします。

 資料の裏面にある通り、今回の特徴は、昨年度実施した訓練の成果を踏まえ、2つの点を変更したところであります。

 1点目は、職員緊急参集訓練の参加対象者の拡大であります。従来の訓練では、原則として自宅から参集先まで徒歩120分以内の職員のみを対象としていましたが、今年度は、警察職員、教職員等を除く全職員を対象として、訓練を実施いたします。

 2点目は、災害対策本部会議の配信です。従来は、本庁の災害対策本部室と各地域県政総合センターを結ぶテレビ会議システムで実施しておりました。しかし、実際の災害時には、幹部職員等が県内の災害状況や、県庁トップの考え方を迅速に把握し、その後の災害対応の参考とする必要があります。そこで、県庁内テレビおよび土木事務所や保健福祉事務所などの出先機関に設置されている衛星系の防災行政通信網に接続した画像モニターに会議の模様を配信することにいたしました。

 昨年同様、私も訓練に参加し、より実践的な訓練となるよう取り組みたいと思っております。

 

知事出席主要行事

 続きまして、知事出席主要行事メモですけれども、11月9日金曜日、15時50分から、ローズホテル横浜におきまして、町村長と意見交換を行います。緊急財政対策とこれからの神奈川県のあり方について、先日市長会とも行いましたけれども、今度は町村長の皆さんと自由な意見交換を行います。当日は取材可能であります。

 

質疑

(ゾマホン・ルフィン駐日ベナン共和国特命全権大使の来庁について)

記者 日程でですね、2点確認させてほしいことがあります。まず1点目は、明後日のゾマホン大使とありますけど、8日木曜日午後3時。これ、大使というのは要するにタレントのゾマホンさんのことだと思うんですけれども、どういう理由で来られるんですか。

知事 これは、ゾマホン・ルフィン駐日ベナン・・・。

記者 ベナン大使ですが、要するにテレビタレント。

知事 タレント。タレントなんですか。知らなかったけど、誰か分かりますか。

知事室長: その大使の方がどういう方かはちょっと承知していないんですが、就任のあいさつということで、神奈川県庁に表敬訪問したいということで、ご連絡を承ってございます。

記者 分かりました。

広報課長: 今おっしゃっているゾマホンさんです。

記者 ですよね。

知事 タレントさんなんですか。

記者 多分、ビートたけしさんの番組とかに出ていた方です。

知事 そうなの、有名な人なの。

記者 タレント活動が評価されて特命大使に任命されたんだと思うんですけれども。

知事 そうですか。それは知りませんでした。

 

(ルース駐日米国大使との面会について)

記者 分かりました。もう1点がですね、先週の金曜日に全国知事会議の前にアメリカ大使館でルース駐日大使とお会いになっていると思うんですけれども、どういう理由で会って、どういうお話をされたのか教えてください。

知事 ルース大使には2日に会ってですね、在日米陸海軍との意見交換会を行ったということの結果について、まずはご報告をいたしました。非常に率直に語り合って、非常にいい会であったと、こういうふうな信頼醸成のための会は続けていきたいんだというふうな話をまず申し上げた。それとともに、9月に実施したビッグレスキューですね。これ、在日米軍の皆さんにも参加していただいたということで、非常に有意義な訓練ができたということに対するお礼を申し上げました。それとともに、米兵によるこの暴行事件。これに対しては多くの米軍の兵士の皆さんが、それこそ「トモダチ作戦」だとか、いろんな形で支援してくださっているという中で、そういうとんでもない米兵が、そういう卑劣な犯罪を犯したということによって、日米全体の信頼関係にひびが入るということについては大変遺憾であると、再発防止対策ということをしっかりやってほしいということを申し上げたわけであります。前から日程調整をずっとしていながら、やっとこの日に調整がついたということでお伺いしたということでありました。

記者 先程、そのオスプレイの関係で渉外知事会の会長という話もありましたけど、その後に知事会があったわけですけど、知事会とは関係ない、単独の訪問ということですね。

知事 そうですね。日程がたまたまその日に合っただけですね。

記者 ルースさんからはどんなお話がありましたか。

知事 ルース大使からもですね。神奈川県と米陸海軍がしっかりとそういう意見、情報交換をやっているということ、それからビックレスキューなどの取組み、こういうことは非常に重要なことであって、そういうことを積極的にやっていってくれている神奈川県に対して、心から感謝したいというお話がありました。それとともに、女性暴行事件については、米側も非常に重く受け止めておって、再発防止に可能なことはすべて行うつもりだ、夜間外出禁止令などというのも既にやっているけれども、今後も全力でそういうことについて取組みを行っていきたいという話がありました。

記者 会談は知事の側から前から要請してたということですか。

知事 そうですね。

 

(オスプレイの厚木基地使用について)

記者 先程のオスプレイの関係なのですけれども、取りあえずは防衛省側としては、報道の事実関係の有無、それから具体的には飛来の時期、それからそれがいつ、どのタイミングで連絡があるのか、そのいずれについても答えることはなかったということでよろしいですか。

知事 そういうことですね。まずオスプレイが厚木基地を使用するという報道があった、本当ですかと言った時に、それが本当かどうかという話はなかったですね。いろんな情報がアメリカ側からあるけれども、その詳細については答えられないという話だけでしたね。ですから、今後、それが本当なのかどうなのかも含めて、情報提供をしっかりとやっていってほしいということを申し入れたということですね。

記者 きょうの森本大臣の閣議後の会見を聞いてもですね、やはり米軍の施設であれば、補給のために立ち寄ることは大いにあり得るんだというような説明の仕方もしているんですけれども、厚木にもやっぱり立ち寄る可能性としてはあるんだというお考えだと思うのですが、これはやはり今までの説明とはかなり違うなという印象をお持ちでいらっしゃいますでしょうか。

知事 いや。オスプレイの配備についてはですね、先程も申し上げました渉外知事会長としてもその配備に関しては、地元に対してしっかりと説明をしてほしいと、安全性についてのしっかりとした説明があるとか、どういう飛行訓練をするのかという、その詳細ですね。そういったことについて丁寧に説明してもらって、きちんとした理解をもらうこと、これが何よりも大事ですということを渉外知事会会長として申し上げてきました。それは、厚木基地でも同じことでありまして、厚木基地は今度は神奈川県知事という立場はありますけれども、しかし全く同じことであって、ちゃんと説明をしてくださいと。今回、遺憾だって言ったのはですね、そういった説明が何もないままに、突然、「厚木でやるよ」っていう話が飛び出してきた、これは冗談じゃないよっていうことですね。その点については、政府の方もその情報は認めてないっていうか、今、はっきりしないわけですね、今の段階ではね。だから、今後、そういうことがあるならば、きちっと説明してくださいと、こういうことですね。

記者 例えば、米軍が作戦運用上、突然立ち寄ることになるとしても、その事前の段階で県に説明があるべきだっていうことでしょうか。

知事 そういうことですね。

記者 関連で、今、知事がおっしゃっていることは、事前の説明をしっかりしてほしいということだったんですけども、米軍が使用している施設ではあるんですけれども、厚木基地に来ることを訓練として使用されること自体については、知事としては容認される、容認されるというか、それは問題ないというお考えなんでしょうか。

知事 いや、それも同じことですね。しっかりと地元の人たちに対して説明をしてもらって、そして、地元の了解、それならやむを得ないなっていうふうなところまでしっかりとやってくれと。やってもらうことがなければ、それは受け入れられませんよということですね。

記者 知事としては、地元の了解さえ得られれば、それは実施することっていうのは問題ないという・・・。

知事 了解さえ得られればっていうわけじゃないですけれども、了解を得ていただくということが、まずは話の第1歩ですということですね。

記者 事前に説明があるべきだということで、防衛省の方に申し入れたとは思うんですが、それに対する答えはどうだったんですか。つまり、知事として、説明をしてほしいというのは分かるんですけれども、それに対してどうする、言えないとかですね、そこへの答えはどうだったんですか。

知事 これ、先程も申し上げたんですが、米側から今までにどんな情報提供があったかということについては、「今、お話はできない、詳細については言えない」と。ただ、今後については、自治体にしっかりと情報提供していくということの返事はありました。

記者 そうすると、今後、厚木の上空を飛ぶ際には、知事としては事前に説明があるものと受け取っているということですか。

知事 そういうことですね。

記者 それがない場合には、また、状況としては変わってくるということですね。

知事 それがない場合には非常に大きな問題になると思いますけどね。

記者 同じ関連で、きょう、防衛省側からは、詳細については言えないと、本当かどうかも含めて言えないというような対応だったということですけれども、まあ、今後については、情報提供と。きょうの防衛省の対応については知事はどういうふうに思ってらっしゃいますか。

知事 そこまでしか言えないのかなっていうことですよね。どういう経緯でこういう報道になったのか、それも今の状況ではよく分からないんですけどね。しかし、こういう対応しかできないということは、やはり私としては遺憾ですよね。知事会に私もいましたから。突然のごとく地名が出てきたわけですね。キャンプ富士だとか、岩国飛行場で、といって話が出たので、その当該県の知事、特に静岡はね、びっくりしていましたけれども、冗談じゃないと言って。そんな話を突然聞かされてということを言っていましたが、その時には、私も、厚木という名前は出ていなかったので、だから、厚木というのは、今はその中には入っていないのかなと思っていましたけどね。でも、もしその時点で厚木ということも候補に入っていたのならばね、それは大臣、あの時は大臣がお話なさったわけですから、大臣はしっかりと言ってもらうべきだったというか。本来ならば、その前にね、地元へ説明していただいた上で発表するということがあってしかるべきだったでしょうけれども、あの場で出ていなかった名前が、報道で後からぴょんと飛び出すというのは、やはりこれは非常に不愉快な出来事ですね。

記者 先程、地元の了解が前提だというお話でしたけれども、知事はこのケースに関して、地元の了解というのはどうすれば得られるという考えで言われたのでしょうか。

知事 どうすればといったら、きちっと説明していただいて、そして、地元の皆さんが、これなら受け入れてやろうというふうな気持ちになっていただくということでしょうね。

記者 今おっしゃったように、大臣、まあその時点でどうだったのかは別ですけど、少なくとも、全国で基地を抱えている知事が集まる場でですね、例示とは言いながらも厚木に関しては触れていなかったということで、そういう意味で国への不信感というものをお持ちだと思うんですが、それを踏まえてですね、今回のこの流れの中で、受け入れられる状況、知事としてあるのかどうかをもう1度伺いたいんですけども。

知事 だから、まだ真相がよく分からないわけですね。厚木というものが、本当に使用することになっているのか、なっていないのかということ、その本当とも分からないわけですから。今の現状としてみれば、こういうふうに報道先行になってきて混乱したということについて、これはおかしいと言っている。今の時点ではそういうことですね。

記者 すみません、多分繰り返しになるんですが、地元の了解という場合の地元というのは、広く一般に言えば、神奈川県というのが一つの地元だと思うのですが、その立場で、同じ質問でありますが、どういう説明が必要だというふうにお考えになっていますでしょうか。

知事 まだ、オスプレイの飛行に関する安全面における不安というのが皆さんあるわけですね。そのことについて、その不安というものを払拭(ふっしょく)するために、どういうことを今やっているのか。かつて事故があったし、その事故の問題点が一体何であって、それをどういうふうに乗り越えてきたのか、それがもう再発防止ということだとするならば、ここまでのレベルに来ているんだとか、そういうようなことをしっかりと情報提供してほしいということ。それとその飛行の仕方というのもあると思うのです。その飛行の仕方、どういうふうなことを配慮するから、それは皆さんの不安にはお応えできるんだというふうなこと、そういうのは、やっぱり誠心誠意、情報を提供して説明してもらわないと、なかなかそう簡単にいいですよというものではないということですね。

記者 オスプレイの件なんですけど、配備の時、渉外知事会の方では、事故原因の説明だったりとか、不安払拭するための情報提供を何度も求めたと思うのですけども、それについては、その要請した都度、国からの返答というものは実際に、打ち返しはあったものなんですか。これまで。

知事 いや、十分には行われていないですね。十分に行われてないまま、その配備の方が進んでいるという事態ではありますね。ですから、われわれは繰り返し、今後の展開においても、しっかりとその説明は必要ですということは繰り返し申し上げているということですね。

 

(被災地の漁網の受入れについて)

記者 漁網の受入れの件なんですけども、一部の報道で23日に、県の方で説明をされるというのが出てますけども、その説明会のその事実関係と、開かれるんであれば、その詳細、そして目的について、あと経緯も含めてですね、ちょっと、そこを教えていただきたいと思います。

知事 これ、11月23日の金曜日ですけども、19時半から21時まで、県立海洋科学高校の体育館を使いまして、私自身も出席しながら、この説明会を行います。内容については、被災地からの漁網の受入れといったことについて、地元の皆さんにしっかりとご説明をするということであります。

記者 この時期になった理由は何でしょう。

知事 あれは7月の末でしたかね、大楠連合町内会の会長さんたち、役員の皆さんたちに対して、新しい提案として、漁網を受け入れたいという話をいたしました。その時に、その話を持ち帰って、地元で皆さんと協議をするという話でありました。そういった流れの中で、もう時間もかなりたちましたので、私の方から直接地元の皆さんにも、きちっとご説明をしたいと。もともとこういうふうに時間も掛かってしまったということの中で、一番最初にね、私自身の対応に不備があったということ。それこそ先程のオスプレイじゃないですけれど、地元の皆さんにしっかりとご説明するということをまず先にして、それから話を進めるべきであったといったことについて、私の対応に非常に問題があったということについて、連合町内会の役員の皆さんにはおわびをいたしました。しかし、地元の皆さんにも直接おわびをしたいと。おわびをした上で、漁網というものをこんな形で受け入れたいんだということを、しっかりとご説明したいということで、今開くことになったということですね。

記者 そうすると、23日におわびと説明をされて、その先の予定としてはどうなるんでしょうか。

知事 まあ、そのときの、皆様の対応がどうなるかでしょうね。先のシナリオが全部決まっているわけではありません。私としては、なるべく早く、なるべく早くってもうずいぶん時間がたっちゃいましたからね。もう1年たっちゃいますからね、漁網の受入れということを皆様にご了承いただきたいという気持ちが非常に強いですね。

記者 じゃ、県側から説明をしたいということで開かれる、ということなんですか。

知事 そうです。

記者 すみません、その関連で、けさ、市民団体の方たちが来られて、知事へ要請文を出されたという発表をこちらでされてたんですけれども、内容の中継をしてほしいみたいなことを、その要請文にはあったんですが、この説明会は地元向けにクローズドでされるんですか、それとも1月の時みたいに公開するんですか。

知事 参加者はですね、地元の方に限りたいと思っています。ただし、皆さんのような取材がですね、できるかどうか、入っていただけるかどうかについては、私としては取材してほしいなと思っておりますけれども。まあ、地元の、町内会の皆さんのお気持ちもあるでしょうから、私としては取材ができる方向で町内会の方々と調整したいと思っています。それとともに、県庁でやっている“対話の広場”Live神奈川のようにね、ネット中継するかどうかということですけれども、私としてはネット中継したいと思っています。そういう方向でこのまま地元の町内会の皆さんと調整していきたいと考えています。まあ、それと同時に、いろんな方からの郵送、メール、ファクス等でいろんなご意見は今も受け付けております。

記者 すみません、漁網の受入れなんですけれども、連合町内会側からの7月の説明に対する回答、持ち帰って検討しますと言った時の回答は今、どういう状況、まだ得られていないのかそれともいつまでに回答するというような期限があったのか、ということと、この町内会の参加についてはもう締め切ってしまっているのかまだ受付中であるのか、その2点をお願いします。

知事 はい、連合町内会長さんたちに私たちの案をご提示して、それで会長さんたちもそれぞれの形で地元の皆さんとの対話というか説明というのを続けてこられてたと思います。なかなかまとまった答えっていうのが出てこない状況なんですね、今のところは。だから私たちはずっと待っていたわけですけれども、まあしかし、町内会長さんだけにそういったことをお任せしているのは、なかなか難しい話なのかもしれないということで、われわれも直接汗をかいてしっかりとお話をしようと思って、こういう会を企画いたしました。締め切ったかどうか、まだですよね、これはね。

資源循環課長: まだ、締め切っておりません。

 

(地方公務員の給与削減について)

記者 すみません、きょうの会見とはちょっと関係ないんですけど、公務員の給与のことで伺いたいんですが。あの、国家公務員と地方公務員の給与格差が、今年、地方公務員の方が国家公務員の給与を上回っているということで、財務省の方が地方公務員の給与削減というのをお願いしたいと、各自治体にお願いしたいという話が出ているんですけれども、県として県職員の給与引き下げについて来年度どのように取り組まれるかという考えがあれば聞かせてください。

知事 はい。この地方公務員の給与水準、いわゆるラスパイレス指数ということですね。今回国が、7.8パーセントでしたかね、減額したということによって、一気に地方公務員の方が高いということが、財務省からの発表等で報道されましたけれども、この点については、この間の全国知事会の席上、総務大臣の方からおわびがありました。権限のない財務省から、突然ああいうふうな数字が出たことによって、大変皆さんに誤解を与えたということについておわびいたしますというふうなことがありました。というのは、県は独自に、これまで人員カットも含め、給与カットというのを実施してきたんですね、ずっとね。国はその間全然してなかったんですね。これまで、平成10年度以降、国や他の都道府県に先駆けて、本県独自の給与カットを実施して、合計で1,100億円を超える減額を実施してきたというところだったわけですね。そんな中で、国家公務員の給与が7.8パーセント減額されるということになって、瞬間的に地方公務員の方が高いっていうふうな見え方になったということであります。まあ、これは今までのことで、じゃあこれからどうするのかということでありますが、皆さんご承知の通り、緊急財政対策というふうなことで取り組んでいる中でね、やはり職員も、自ら身を切る覚悟というものがなければ駄目だということは申し上げてきておりました。来年度以降の財源不足に対応するために、給与カットを実施ということ、この方向性の中で今、組合に提案し、現在交渉しているという、そういうところですね。

 

(平成25年度開設予定大学の不認可について)

記者 きょうの会見には関係ないことなんですが、あと、県政に直接関係ないことなんですが、あの田中真紀子文科相が審議会で決定した3校の決定を白紙に戻したという、まあ、きょう何か一部見直すようなご発言もあったということで聞いておりますけれども、直接文科省とは関係ないんですけど、知事の方が医学部新設を目指すということをおっしゃっておられると思いますが、国が関与してそういった大学の設置を決めていくようなシステム自体、今回の田中大臣のなされようにつきまして、ご感想お願いできますか。

知事 まあ、一言で言って、田中大臣らしいなって思いましたね。文部科学大臣になられてからちょっとこう、静かにされているような感じがあったんですけれども、やはり、ついに本領発揮かなと、そんな印象を持ちました。

 ただ、私自身、彼女が指摘している問題点というか、問題意識というものにはある程度、共有する部分があるんですね。というのは、ああいう政府の審議会で決まったものによって、いろんなことが決定されていくわけですけれども、あの審議会というのは要するに何なのか、ということです。前にもここでお話しましたけれども、私自身も、かつて厚生労働省の予防接種部会のメンバーでもありました。ああいう政府の審議会の中で、予防接種部会のことなんで、一番典型ですけれども、全部厚生労働省が選んだ、そういうメンバーがいて、シナリオ通り進んでいくという、そういうことだったですね。あのとき、私みたいなのがポコッと、たまたま紛れ込んじゃったみたいなところで「何やってんだ」とさまざまな大声をあげたんですけれどもね。その代表がポリオの不活化ワクチンの問題だった。「生ワクチンなんか使い続けるなんておかしいじゃないか、早く不活化ワクチンを変えればいいじゃないか」と言いましたけれども、あそこのメンバーは誰一人として、そうだなって言わないっていうか、鼻で笑われましたからね。素人が何言っているんだという感じで笑われた。こういうふうにして審議会というものがいかにも国民の声を聞くような顔をしながら、規定路線どおり進んでいくのかなといった問題点をしっかりと身に染みて感じたというところがありました。そういった問題に対してメスを入れていくというのは、これはやはり非常に重要なことだと思います。しかし、本当にその思いは分かりますけれども、今回の判断っていうのが、こういう形で、各大学も全部準備を進めているという状況、今の、この段階でそこにいきなり差し込む、決断をするということは果たしてどうなのかな。ここは、田中大臣らしいなっていう感じですね。

記者 田中大臣らしいなっていうのは別の言葉に置き換えると。

知事 皆さんのご想像のままにお任せしますけれども。確かあの人、人のことを「暴走老人」とか言っていましたよね。

  

(以上)

神奈川県

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