定例記者会見(2012年10月12日)結果概要

掲載日:2012年10月15日

発表事項   

(平成24年度第61回神奈川文化賞の決定について)

 まずはじめに、第61回神奈川文化賞の決定についてであります。

 神奈川文化賞は、文化の向上発展に尽力され、その功績が顕著な個人又は団体に贈呈するものでありまして、昭和27年からスタートして、今年で61回目を迎えます。このたび、今年の神奈川文化賞、神奈川文化賞未来賞の受賞者が決まりましたので、発表いたします。

 まず、文化賞では、学術の分野で、海洋生命科学者の塚本勝巳さん、文学の分野で、作家の高橋源一郎さん、芸術の分野で、版画家の加納光於(かのう・みつお)さん、無形文化財の分野で、義太夫節浄瑠璃の上田悦子さん、芸名竹本駒之助さん、以上の4名に決定いたしました。

 高橋源一郎さんは、小説家、文芸評論家として旺盛な執筆活動を続けられまして、2012年8月に「さよならクリストファー・ロビン」により第48回谷崎潤一郎賞を受賞されております。

 また、今後の活躍が大いに期待される若い世代を対象とした文化賞未来賞につきましては、画家の淺井裕介さん、バレリーナの菅井円加(すがい・まどか)さんに決定いたしました。

 菅井円加さんは、2012年2月に若手バレエダンサーの登竜門として知られます、ローザンヌ国際バレエコンクールで1位となりました。現在はドイツ・ハンブルグへ留学し、ナショナル・ユース・バレエのゲスト・ダンサーとして、世界の舞台で活躍されております。なお、毎年、神奈川文化賞とともに贈呈されますスポーツ賞、各賞受賞者につきましては、現在、スポーツ賞小委員会において審査しておりますので、改めて発表させていただきます。

 各賞の贈呈式は、11月3日、文化の日に神奈川県民ホールで行い、併せて、県民の皆さんとともに受賞者の功績をたたえ、神奈川フィルハーモニー管弦楽団によります祝賀演奏を行います。

 

(第20回(平成24年度)神奈川県介護賞及び第1回(平成24年度)かながわ福祉みらい賞の受賞者の決定について)

 それでは続きまして、第20回神奈川県介護賞および第1回かながわ福祉みらい賞の受賞者が決定しましたのでお知らせいたします。

 神奈川県介護賞の概要ですけれども、福祉の第一線で介護等直接支援業務に多年にわたりかかわり、その業績が特に優れた方々を表彰するもので、今回が20回目となります。今回の受賞者は6名。お名前や勤務先等はお手元の資料に記載の通りであります。受賞された方の中からお一人をご紹介させていただきたいと思います。

 横浜にある児童養護施設の中里学園で児童指導員としてご活躍されています白石典子さん、52歳です。白石さんは、生活支援員や児童指導員として、障害者支援施設や児童養護施設で29年間働いてこられました。白石さんが指導員となって3年目に担当した重度の知的障害のある女性利用者の方は、施設生活が窮屈で悲鳴を上げていたのでしょうか、次々と困った行動を起こしていました。そこで、その方が好きな食べ物の写真を雑誌から切り抜き、専用料理図鑑を作成したり、安心して過ごせるよう専用コーナーを用意したりして、落ち着いて過ごせる工夫を重ねました。

 その結果、こだわりの強かったその方も、徐々に落ち着きを取り戻し、白石さんと二人で外出できるまでになりました。この女性利用者の方との出会いは、利用者の方と真摯(しんし)に向き合うことの大切さを白石さんに教えてくれたということであります。

 その後、26年たった今でも、毎年ご家族の方からこの女性利用者の方が元気で過ごされているとお便りを頂いているそうであります。白石さんも、多くの利用者の方々との出会いを大切にし、利用者ご本人やご家族の気持ちに寄り添った温かい支援に力を注いでいらっしゃいます。

 次は、かながわ福祉みらい賞です。この表彰は、未来の神奈川県の福祉の担い手となります若い福祉従事者の励みとしていただくことを目的に、今年度新たに創設いたしました。そのため、表彰の対象は、社会福祉施設で介護等の直接支援業務に就いている30歳代の方でありまして、研究発表大会等で他の社会福祉施設の模範となるような研究発表を行うなど、対外的にも顕著な功績があった方としております。

 この賞の栄えある最初の受賞者は、特別養護老人ホームの横須賀老人ホームで介護職員として勤務されてます鈴木健之(すずき・たけゆき)さんです。鈴木さんは、今年7月にパシフィコ横浜会議センターで開催されました研究大会において、「利用者を深く理解するためのフェースシート作り~利用者の人生をみつめ、利用者中心のケアをすすめる~」という発表をされました。フェースシートは、利用者の氏名・年齢、食事や排せつ・日常生活の状況などを記載したもので、ケアに役立てるためのものであります。

 鈴木さんは、働いている施設で、フェースシート作成のため、記入項目についての全職員へのアンケート、分かりやすいフェースシートの作成、利用者を理解し、適切な記載内容にするための認知症やケアについての職場内研修、活用後の感想・評価や今後の課題、改善点についての全職員へのアンケートに取り組んできました。この取組みは、単にフェースシートの作成にとどまらず、その作成を通じて施設職員全体の意識改革をもたらした総合的な取組みと言うことができると思います。

 また、鈴木さんは、県内の介護施設の職員を対象とした認知症の研修講師を務めるなど、介護人材の育成に力を注いでおられます。こうしたことが評価されました。

 今回受賞された皆さんには、今後も神奈川の福祉の担い手として大いに頑張っていただきたいと思うところであります。

 これら二つの賞の贈呈式は、今月18日に、県立音楽堂で開催されます第61回神奈川県社会福祉大会において行なわれます。

 

(日中友好国際交流コンサートの開催について)

 続きまして、日中友好国際交流コンサートの開催についてであります。

 日中国交正常化40周年を記念して、神奈川フィルハーモニー管弦楽団は、10月に中国・広東省において国際交流コンサートの開催を予定しておりました。しかし、国際情勢の悪化から開催を延期することとなりました。神奈川県には、約17万人の外国籍県民が在住されております。とりわけ中国籍の方々は約5万6,000人。多文化共生社会・神奈川の一員としてさまざまな活動をされています。また、多くの民間の方々が中国との交流を長年続けています。

 今後も地域におけるこういった国際交流を展開することはとても大切であります。このたび、中国公演に替えまして、地元神奈川において、横浜華僑総会、神奈川フィル、県の3者が主催して、日中友好国際交流コンサートを開催することにいたしました。開催日時は、10月21日日曜日の13時から、場所は、横浜山手中華学校の体育館であります。

 神奈川フィル常任指揮者、金聖響(きむ・せいきょう)さんが指揮し、本格的なオーケストラの演奏を行うほか、中国の民族楽器、二胡(にこ)の演奏も交え、音楽による国際交流を進め、友好の輪を広げたいと考えております。入場無料でありますので、ぜひ、大勢の皆様にご来場いただきたいと思います。

 

(「あいかわ・つくい次世代エネルギーパーク」の認定について)

 続きまして、先週10月5日に記者発表をいたしましたが、あいかわ・つくい次世代エネルギーパークが資源エネルギー庁により認定されましたので、改めてお知らせいたします。次世代エネルギーパークとは、再生可能エネルギーをはじめとした次世代のエネルギーに関する理解の増進を図るために、国が認定するものであります。

 このフリップをご覧いただきたいと思いますが、あいかわ・つくい次世代エネルギーパークでありますけれども、この愛川・津久井地区、現在企業庁が建設中のメガソーラー、約2メガでありますけれども、これがネーミングライツパートナーによりまして「愛川ソーラーパーク“さんてらすTOBISHIMA(とびしま)”」という形になっております。それ以外にもですね、この水力発電所、これが津久井の発電所、愛川第一発電所、相模発電所、こういったものがあります。この近くに全部ありますね。それとこの城山発電所というのは揚水式の発電所ですね。で、この城山には城山ソーラーガーデンがあります。このように新しいエネルギー、ここに全部そろっているんですね。これを神奈川の再生可能エネルギーの導入の取組みを皆さんにご理解いただけるような、一つの観光の拠点にしていきたいと思っています。

 今後、この宮ヶ瀬にあります体験型学習施設の宮ヶ瀬ダム・水とエネルギー館いったものとあわせまして、愛川・津久井地区というものを、次世代のエネルギーを体感して学習していただく拠点に、楽しみながら学んでいけるそういう拠点にしていきたいと思っているところであります。

 

(神奈川県は、ユニー株式会社が開催する「エコ博」に出展します!!)

 次に、すでにご案内しているところでありますけれども、あす、10月13日と14日、ユニー株式会社のアピタ長津田店で開催されるエコ博に県が出展しますのでお知らせいたします。

 このエコ博は、ユニー株式会社が環境に対する取組みに力を入れている中で、お客様参加型の環境イベントとして開催するものです。ユニー株式会社からのこのイベントの出展についてお誘いを頂いたので、県の環境関係の取組みをPRする場として参加することにいたしました。2日間にわたりまして、店内に設けられた複数の会場において「水のさと かながわ」のPRや太陽光発電の相談、電気自動車の試乗会など、幅広いテーマと趣向を凝らした内容で出展いたしますので、ぜひ、多くの方にお越しいただきたいと思います。

 なお、県とユニー株式会社は、このイベントを機に、11月には、連携と協力に関する包括協定を締結する予定になっております。

 

知事出席主要行事

 知事出席主要行事メモは、お手元にお配りした通りですが、その中で、一つコメントさせていただきます。10月15日、14時30分から15時30分まで、「水のさと かながわ」に関するトークショーを行います。

 このトークショーは、現在、県と株式会社そごう・西武の連携と協力に関する包括協定に基づき開催されています、「第3回神奈川・横浜Discover Weeks」の関連イベントとして行われるものであります。今回の「神奈川・横浜Discover Weeks」は「水のさと かながわ」をテーマに開催されることをきっかけに企画されたものでありまして、私と県内在住の冒険写真家、豊田直之さんが、「かながわの水」ということをテーマに、その魅力や水の大切さなどについて語り合います。

 当日は、トークショーに先駆け、各フロアの視察も行いたいと思っております。

 

質疑

(日中友好国際交流コンサートの開催について)

記者 ちょっと素朴な疑問なんですけど、日中友好国際交流コンサートなんですが、入場無料ということで、事業費はどう捻出(ねんしゅつ)されるんですか。

文化課長: 事業費の関係ですけれども、神奈川フィルハーモニー管弦楽団は、今、ブルーダル基金を集めるために、基本的にボランティアのような形でですね、さまざまな所で基金コンサートをやっておりますけれども、今回もそういったような形での開催になります。

知事 会場では、ブルーダル基金を集めるということにしております。

 

(田中慶秋法相兼拉致問題担当相の進退問題について)

記者 それとですね、先日、組閣の折に、知事、田中慶秋さん、拉致担当就任で期待を込めたコメントをされていたんですけれども、今回、週刊誌報道等ありまして、まあご本人は続けるというご意思のようなんですが、進退を問う声も出ているところなんですけれども、その辺の所感をお聞きできればと。

知事 私自身も、この事実関係を把握できてませんからね。その報道、週刊誌等の報道を見るだけでありますから、何ともコメントできないですね。ご本人がどういうふうにそれを弁明されるのか。そして、野田総理はどういうふうに判断されるのかということを、今の段階としては、見守るしかないなと思ってます。

記者 来月、拉致の関係で、署名活動、県としても参加されると聞いてるんですけど、こういうごたごたがあると何となく拉致の取組みにも影響しないかなという気もするんですが。

知事 大臣がどうだこうだということによって拉致問題の取組みが鈍るとかそういうことはないと思いますけどね。神奈川県としては拉致問題担当の理事も設けているところですから、これは全面的にやっていきたいと思います。

 

(山中教授のノーベル医学生理学賞受賞と国際総合戦略特区について)

記者 きょうの発表とは関係ないんですが、先日、京都大学の山中教授がですね、ノーベル賞を受賞されて、それに対するご感想とですね、それが国際総合戦略特区へ与える効果とか影響とか、その辺についてちょっとお聞かせいただけますでしょうか。

知事 はい。山中教授のノーベル賞というのは、本当にこう何かうれしいニュースだなあと思いました。特に今までのノーベル賞というのは、研究成果を出してから何十年もたってから賞を頂くなんてことが多かったんでしょうけれども、つい最近の研究が評価されてノーベル賞をもらったということ、これは本当に画期的なことだと思います。それとともに、これまで日本人でノーベル賞を頂いた中で、医学生理学賞、これは二人目。やっと二人目が出たなというところですけれども、実はメディカルドクターは初めてですね。つまり、医療の分野で、これだけ、世界的にはそれなりのレベルの医療を達成している日本でありながら、ノーベル賞を取れないという状況がずっと続いてきた中で、今回取れたということは、非常に大きな、これからの希望の光を見せているんじゃないのかなと思います。まさに、われわれが真剣に取り組んでいますライフイノベーション国際戦略総合特区、ここの大きな課題の1つが再生医療であります。現時点でも、この特区にかかわっている再生医療、iPS細胞を使った再生医療の研究というものも、実際もう始めているところでありまして、この山中教授のノーベル賞受賞によって、世界から目が向いてくるんじゃないのかなと。再生医療というのは、日本の新しい技術なんじゃないかなということで、目が向いてくるということ、これを大いに期待したいと思っています。そういった、目が向いてくるということを、うまく使いながら、追い風としながら、ライフイノベーション国際戦略総合特区の姿を一気に形作っていきたいと思っています。

 

(1級建築士を詐称した者に対する告発について)

記者 きょうの発表とは関係ないんですけど、先日、相模原市の偽1級建築士問題ですね、県の方でも刑事告発に踏み切ったということなんですが、今後、行政処分の見通しとですね、再発防止に向けての新たな取組みだとか、そういったことをお考えでしたら伺いたいのですが。

知事 このね、今回の建築士の資格詐称事件、多くの県民の皆さんに、建築物の安全性に対する不安を抱かせることになったということは、誠に遺憾に思っております。建築士の資格制度そのものを揺るがす重大な犯罪であることから、資格を詐称した者に対する厳重な処罰を求めるため、今回告発を指示したものであります。今回と同様な事件が発覚した場合にも、建築士の資格を詐称した者に対しては、告発を含む厳格な態度で臨んでいきたいと思っています。発覚時から、県警とですね、調整しながらこのタイミングを図っていたわけであります。県が告発を公表することで、県警の捜査、県の調査に支障が及ばないという時期でありますので、この捜査の進展を見極めながら、このたび告発を行ったものであります。今後のことについてはどうですか。

建築安全課長: 1点、行政処分というお話もございました。まず、そちらの方からお話をさせていただきます。今回、県の告発をもとに逮捕に至ったと、そういう経緯でございますけれども、まだ裁判での結果が出ておりません。有罪か無罪かと、そういうものもきちんと判断した段階で、県としては行政処分に向かっていくということで考えてございます。現在のところ、われわれの方は調査、それから県警の方は捜査ということで、事実関係を積み上げてまいりました。そういった事実関係の中では、現在、県での設計事務所の取り消し等の処分はできる段階にはございます。それをいつやるかということでございますね。

 それから、再発防止というお話がございました。平成23年4月から、建築行政のデータベースが稼動してございます。今までは、建築士のデータと、われわれの確認した結果のデータがリンクしてございませんでした。すでに23年4月から稼動してございますので、それが、再発防止、こういったものにかなりの力になるというふうに考えております。以上でございます。

記者 すみません、今の関連で、ちょっと今もはっきりしなかったんで、事務所の取り消し等の行政処分について「いつするかということでございます」って言うときに、いつするかどうかはっきりしなかったんですけど、知事としてはどういうふうにお考えでしょうか。近々にやりたいのか、それとも裁判の結果を待つのか。

知事 取りあえずは裁判の結果を待つということだと思いますが。

 

(この半年を振り返って)

記者 10月に入りまして、今年度も上半期が終わって、今年度も折り返しなんですが、年頭とか年度初めに、「アグレッシブに今年はいく」というようなお話もありましたが、半年間を振り返って、ご自身でどういうふうに思われますか。

知事 そうですね、今この半年間を振り返ってみると、やはり緊急財政対策というものをどのように進めていくのかということ、これが私にとって最大の課題でありましたね。神奈川臨調の方からは、非常に厳しい内容を突き付けられた形でありまして、県有施設を3年以内に全廃だとか、全部の補助金を一時凍結とかっていうこと、それを受けながら、やっぱりわれわれも全部見直してみたということでありました。そんな中で、もともと、神奈川臨調というのは最初、非常に短い時間の中でやると。かつての土光臨調なんていうのは長い時間かけてやったんだけども、こんな短い時間でできるのかというような、もともと議会でのご指摘もありましたが、しかしスピード感を持って今回やらなければいけないという中で、その短い時間にできるところまでやっていくという中で、メンバーからも言われたのは、とにかく細部を1個1個見て判断する時間はないから、全体像を見ながら、この大きな話だけを私たちはしますから、その後それを受け止めて県の中でどうやっていくかを考えてくださいということでありました。ですから、県有施設の全廃ということも含めて、これは1個1個委員の皆さんが精査した話ではないですね。だから、「全廃」と言った、で、それを受けてわれわれは、全部検討したわけでありますが、「全部全廃」と言いながら、九つしかないじゃないかみたいな言われ方をかなりされましたけども、私は前から言っている通り、そうは思っていなくて、これ、一つ一つ見直していくという作業の中で、結果、この大きな再編が起きてくるということですね。無駄というものをこの中で全部洗い出していく、そして、議論のあり方も全部見直していくということにつながっていくということ、この具体策がこれから始まってくるということです。今、半年でと聞かれましたけれども、これは途中経過に過ぎないわけですね。これをだから、一つ一つの補助金なら補助金、施設なら施設ということについて、いろんな意見を積み重ねながら、一つのゴールにたどりついていかなければいけない。大変な作業が待っているということですから、今、こう振り返って、この時点でというのは、もう本当、途中の、その通過点にすぎないのだという、そんな感じです。なんとかして、「なるほどな、そこまでやったんだな」というゴールにたどりつくように頑張っていきたいと思う次第であります。

記者 今、臨調の話がありましたけども、同時に、今年は県民に実感を感じてもらう年にしたいというようなお言葉もあったと思うのですが、今のと絡めるとちょっと微妙かもしれませんけども、どの辺でこう財政再建を実感、県民として実感できたなというのは、やっぱり今年示したいようなお考えはお持ちですか。

知事 財政再建をですか。

記者 緊急財政対策の結果をね。

知事 結果を今年実感していただくのは、なかなか難しいでしょうね。

記者 他に何かありますでしょうか。県民に実感、半年終わって、この辺は県民にちょっと実感してもらえたかなというものがありましたら。

知事 いのち輝くマグネット神奈川を実感してもらいたいという話をしましたけれども、今すぐにこう実感できる形、まだまだゴールに来ていないというのが正直なところでしょうね。しかし、大きなその方向性というものは、だんだん浸透してきているのではないかなと思います。つまり、私が繰り返している「いのち」、「いのち」という言葉ですね。それから、「医食農同源」なんていう言葉、皆さんが普通に語るようになってきました。「医食農同源」というのは、実は造語なんですね。「医食同源」という言葉はありますけど、「医食農同源」という言葉は造語ですね。農業のあり方も一緒に考えていこうということですから、そういった言葉を私自身が県内いろんな所に行っても普通に皆さん使われるようになってきたということですね。だからその大きな方向性としてはですね、「未病対策」という、元気な老人を増やしていこうという大きな方向性を示してますけど、そういうことに対する意識って今、どんどん広がってきているなということは一つ実感は私はしてますけどね。皆さんがそういうことを自然に話をしてくださるということ自体が、私としては一つの皆さん自身がある程度方向性を実感してくださっているのかなというふうに解釈はしています。まあしかし、これからですね。

 

(“対話の広場”地域版について)

記者 今の関連で、14日の“対話の広場”、これテーマは「マグネット地域」となってますけれども、今臨調の結果、緊急財政対策というところでいろんなところから反発の声も上がってますが、この“対話の広場”でもそういった話は意見交換される予定はあるんですか。

知事 はい、これ、時間の中でかなりの時間を裂いて、第一部はマグネット地域を目指そうということで地元の皆さんからプレゼンテーションを頂きながら皆さんとともに新しい神奈川のあり方を議論します。で、後半の部分で緊急財政対策についての討論、私がこういうことでやろうとしていますということをお話をして、そして皆さんからのご質問にお答えすると。こういう形にしております。

 去年も何か両方やったことありましたよね。がれきだったかな。後半でがれきの分だけちょっとだけやります、本格的なやつはまた別にやりますけれども、せっかくの場ですからと言って別途、別のテーマでやった。そういう形式を取りたいと思っています。

 

(マイカルテ・モデル事業について)

記者 きょうのテーマとちょっとまた関係ないんですが、知事の目玉政策のうちのマイカルテなんですが、ちょっと当初の予定より、スケジュールより少し遅れている感があるのですが、その辺知事これからどういうふうに中期的に進めていかれようと思ってるのかというところを、ちょっと改めてお伺いしたいのですが。

知事 マイカルテっていうのは、ちょっと仕切り直しをしたのでね、ちょっと何か遅れているように見えていると思いますけれども、今一気に遅れを取り戻すべくみんな頑張っています。これまで積み上げてきた電子カルテのいろんな議論もあるわけですね。それとの整合性の中で皆さんがいろんな思いを持っていたというところの、その調整部分がちょっと時間が掛かったということだと思います。しかし今私が目指しているものは、なるべくお金を掛けないで、そして低いハードルで、みんな入りやすくて利便性をみんなが感じて、そしてそれが広がっていって、広がってきたらトータルとしては皆さんの利益につながるという、こういうことを考えているというわけですね。一時ちょっと修正したのは、そのお金を掛けないでっていう部分が、私が早く早くとあまりにも言ったもんで、お金を掛ける方向にいきかけたので、それはちょっとやめよう、ということでちょっと軌道修正して、お金を掛けないでやっていく、その流れで軌道修正しました。まあ、着実に前にいっている。

 一番大事なことはやっぱり、使ってくださった皆さんが、「あっ、これいいな」ということを実感してくださることが大事だと思うんですね。で、上から「やるんですよ」とキャンペーン的にこれをやるということでなくて、皆さんが、「これはいいよな」「これだったら便利だよな」、その思いで広がってくるのが1番強いんじゃないかなと思っているので、そういう流れを早く作っていきたいと思っております。

記者 それは参加する民間事業者が出てこないといけないんですが、その辺のめどとかどうでしょうか。

知事 それはもう、幾つも候補があります。

記者 幾つか候補がある。

知事 はい。どういう形でやっていくか、全体の制度設計を含めて今やっている最中です。

記者 年度内には民間事業者も決まって、ある程度の枠組みも決まるというスケジュールですか。

知事 それぐらいの時間感覚で目指していきたいと思いますけれどね。

記者 お薬手帳から出発するというところは、そこはもう変わらず。

知事 そうです。一番入りやすいという、すでに紙版のお薬手帳がありますからね。それが電子版にある。それとともにやっぱり、時代の動きもだんだんそっちの方向に向いてきているんですね。政府の方もそういう方向性で動き始めてきてますから、政府の方も電子版お薬手帳を作ろうと動き始めてきてますね、今。その動きをうまく見据えながら、いい形で連動していこうということで考えています。

記者 例えば、県西地域のモデル地域じゃなくて、全県的に最初からやっていくという、今のところイメージですか。

知事 その辺の具合というのは、あるモデル地域は特別こんなことをやってみるというのはある。それはあり得ますけれども、なるべくこう早く、幅広く、ここだけを限定して一つのこと集中的にやっているイメージよりも、こう、パパパパパパッと広がってくるようなイメージを考えています。

 

(「水のさと かながわ」について)

知事 「水のさと かながわ」で、こんな取材を受けました。「ダイバー」という雑誌で取材、インタビューを受けました。この間のテレビ神奈川の40周年で葉山の海に潜りましたけれども。こんなダイビングの雑誌で取材されたのは初めてということでありまして、これは「水のさと かながわ」をアピールするためにはちょうどよかったかなと思います。何かやってみるもんですね。今度、そごうで「水のさと かながわ」でやりたいと申し上げたらもう、そごう全体が「水のさと かながわ」ってなってますからね。結構あれは、波及効果期待できるんじゃないかと思います。ぜひ、遊びにいらしてください。

 

(以上)

 

神奈川県

このページの所管所属は 知事室 です。