梅毒は病原微生物の梅毒トレポネーマが感染して起こる病気です。感染後約3週間で感染部位のしこり、鼠径部のリンパ節腫脹(I期梅毒)、感染後3か月以後に手のひら、足の裏や体全体に赤い発疹が出ることがあります(Ⅱ期梅毒)。治療をしなくても症状は消える場合がありますが、適切な治療をしないと病原菌は消えません。
気になる症状がある時には、症状が改善した場合でも早めに医療機関(泌尿器科、婦人科、皮膚科など)を受診しましょう。また予防のためには、性交渉の際(オーラルセックスを含む)、適切にコンドームを使用することが重要です。詳しくは疾患別情報 梅毒をご参照ください。
神奈川県では、2026年第1週から第13週(2025年12月29日から2026年3月29日)までに159例の梅毒の届出がありました。(2026年9月4日時点の感染症発生動向調査より)
[1] 週別届出数の状況

[2] 年別届出数の推移

[3] 男女別・年齢階級別の感染者の状況
男性は20歳代から50歳代が中心で、全体の8割以上を占めています。一方女性は10歳代から30歳代が中心で全体の約8割を占めています。
(1)男性(n=104)

(2)女性(n=55)

[4] 男女別・病型別の状況
男性は早期顕症梅毒Ⅰ期が最も多く、全体の4割以上を占めています。一方、女性は無症状病原体保有者が最も多く、全体の約5割を占めています。第1四半期の届出症例のうち、妊娠中に梅毒と診断されたのは5例です。
(1)男性(n=104)

(2)女性(n=55)

[5] 推定感染経路(n=159)
135例が性的接触による感染が疑われました。不明が24例でした。

[6] 推定感染地域(n=159)
神奈川県が最多で、全体の約5割を占めています。

[7] 性風俗の利用歴、従事歴
(1)男性の6か月以内の性風俗利用歴(n=104)
6か月以内の性風俗利用歴有が全体の約4割を占めています。また6ヵ月以内の性風俗従事歴有は1例でした。

(2)女性の6か月以内の性風俗従事歴(n=55)
6か月以内の性風俗従事歴有りが全体の約2割を占めています。また6か月以内の性風俗利用歴有は1例でした。

