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平成26年2月6日発行

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神奈川県 感染性胃腸炎情報(12)

  • 第5週(1/27~2/2)の定点機関からの患者報告数は2166人(前週2656人)、定点当たり報告数は10.31(前週12.77)と前週よりも減少しました。
    警報レベル終息基準値である12を下回りましたが、引き続き今後の発生動向に注意しましょう。 
  • 感染を予防するために流水、石けんによる手洗いの励行を心がけましょう。

感染性胃腸炎は、県内213ヶ所の小児科定点の医療機関から毎週報告されています。今週報告のあった医療機関は、神奈川県210ヶ所(県73ヶ所、横浜市89ヶ所、川崎市33ヶ所、相模原市15ヶ所)でした。定点当たり報告数とは、その週の報告数を報告医療機関数で割った値であり、1定点医療機関当たりの感染性胃腸炎の報告数をあらわしています。

神奈川県の感染性胃腸炎報告数

 第5週の定点当たり報告数は10.31(前週12.77)と減少しています。

保健所管内別報告数

第5週においては、定点当たり報告数が厚木(16.00)、秦野(13.33)、大和(12.57)保健福祉事務所管内および川崎市(12.00)で多くなっています。

第4週(1/20-1/26)   第5週(1/27-2/2)

警報について 警報レベルとは、大きな流行が発生または継続しつつあることを示し、1週間の定点当たり報告数の値を用います。感染性胃腸炎の警報レベルは、定点当たり報告数が20以上で始まり、12未満で終息します。

年齢群別の累積報告数割合(神奈川県・2014年第1週~5週)

年齢群別では、4歳以下の報告数が42.5%を占めています。

全国におけるウイルスの検出状況(2013年1週~2014年5週)

全国の病原微生物検出情報では、ノロウイルスが多く検出されています。

ノロウイルスの検出状況(2013年36週~2014年5週)

2013年第36週から2014年第5週までに、神奈川県で150件、全国で878件のノロウイルスの検出が報告されています。

(2014年2月5日現在)
(国立感染症研究所感染症情報センター 病原微生物検出情報(IASR)より)外部サイトを別ウィンドウで開きます

神奈川県衛生研究所における感染性胃腸炎患者からの病原体検出状況(微生物部)

2013年1月から2014年1月における感染性胃腸炎患者からのウイルス・細菌検出状況では、ノロウイルスが多く検出されています。

<参考リンク>

ノロウイルスを予防しよう

感染性胃腸炎の原因はいろいろありますが、冬期はノロウイルスなどのウイルス感染が多くなっています。予防方法は、外出後、トイレのあとや食事前などには、ていねいに手を洗うこと、調理器具等の消毒、洗浄を十分におこなうこと、吐物や、便などの処理を適切におこなうことなどが重要です。また、下痢や嘔吐などの症状があるときは、食品を直接取り扱うことは避けるようにしましょう。

ていねいな手洗い方法PDFが別ウインドウで開きます (茅ヶ崎保健福祉事務所資料提供)

汚物の取り扱い方PDFが別ウインドウで開きます (茅ヶ崎保健福祉事務所資料提供)


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