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平成25年12月13日掲載
感染性胃腸炎が県内で増加しており、注意が必要です!! |
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今年も、12月に入り神奈川県における感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数が増加しています(図1)。 |
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2013年12月8日現在(神奈川県感染症情報センター) | ||||
冬期の感染性胃腸炎の主な原因はウイルスです。 |
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ウイルスを原因とする感染性胃腸炎は、例年冬期を中心に流行を起こし、代表的な原因ウイルスがノロウイルスです。ノロウイルスの潜伏期間は1~2日で、主な症状は突発的な吐き気や嘔吐、水様性の下痢、腹痛、発熱です。通常は1~2日で症状は治まります。また、感染しても症状がでない場合や軽症で終わる場合もあります。ただし、高齢者、免疫の低下した人や乳児では重症化することがあります。抗菌薬の効果はなく、吐き気止めや整腸剤による対症療法が一般的です。 |
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(衛生研究所微生物部) | ||||
ノロウイルスについて |
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例年12月から1月に多く発生する、ノロウイルスによる食中毒には注意が必要です(図3)。ノロウイルスによる食中毒は、ウイルスに汚染された二枚貝を生や加熱不足で食べることで発生することもありますが、おもにウイルスに感染した調理従事者などの手指を介して汚染された食品を喫食することにより発生します。 |
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「ノロウイルスによる食中毒発生状況」(厚生労働省)より | ||||
予防対策 |
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ノロウイルスにはワクチンがありません。また、ノロウイルスに対する免疫は持続しないことから、何度も感染する可能性があります。家庭や施設に持ち込まれた場合、感染を予防することは容易ではないため、普段から流水と石けんによる手洗いとうがいをすることが重要です。家族や周囲の人に下痢や嘔吐の症状がある場合はもちろん、ノロウイルスの流行期にはいたる所にノロウイルスが潜んでいる可能性があります。具体的には、以下のことを励行しましょう。
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<参考リンク> |
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