更新日:2025年4月28日
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「聴覚障がい者の働く場見学会」(令和7年1月29日(水曜日)開催)のお知らせです。
聴覚障がい者の雇用を検討している企業の経営者や人事担当者の皆さまを対象に、聴覚障がい者雇用の経験豊富な企業による雇用事例の紹介や、様々な配慮がなされた職場を見学する聴覚障がい者の働く場見学会を開催します。ぜひご参加下さい。
※聴覚障がい者の働く場見学会は、終了しました。
本見学会は、終了いたしました。ご参加いただき、ありがとうございました。
当日の概要を掲載しました。
県立平塚ろう学校による学校紹介
はじめに、平塚ろう学校の概要(⽣徒数、設置学科、教育課程、卒業後の進路等について)や聴覚障害のこと、きこえについてお話をいただきました。
また、ろう学校では生徒が卒業した後も、就労援助センターの協力もありながら、3年間アフターフォローに入り継続的なフォローを行うというお話もいただきました。
先⽣からは、「ろう学校では、社会の中で豊かに⽣きるために必要なコミュニケーション能⼒を育むための指導を⾏っている。聴⼒やきこえ⽅は⼈それぞれで、加えてその場の環境によってもきこえ⽅が変わる。単⼑直⼊に「きこえますか︖」ときくのではなく、どのような配慮が必要か、本⼈から直接⾔ってもらえるようなきき⽅や環境づくりをお願いしたい。」とアドバイスをいただきました。
神奈川県聴覚障害者福祉センターによるミニセミナー
手話通訳者の派遣や聴覚障がい当事者からの相談事業、情報機器の貸出等を⾏う神奈川県聴覚障害者福祉センターより、企業向けに⾏っているコミュニケーション⽀援研修や聴覚障がい者の方が実際に働かれてる動画(インタビュー・コミュニケーションを行うにあたっての工夫等)についてご紹介いただきました。
また、「企業向けコミュニケーション⽀援研修では、職場の担当者との打合せや当事者との⾯談を⾏った上で、適切な配慮やコミュニケーション⽅法など、企業のお困りごとに合わせた個別の内容を提案している。気軽に相談してほしい。」とお話をいただきました。
【質疑応答】(一部紹介)
Q:コミュニケーションについて、どの様に当事者と向き合っていけばいいのか
A:・当事者の方の配慮事項については十人十色であるため、ご本人にまずは確認をし、お互いを
知るところから始める
先輩企業の雇用事例紹介
先輩企業の雇用事例紹介
・先輩企業:アマノ株式会社相模原事業所(製造業)
・聴覚障がい者:12名
・当事者従事業務:部品出庫業務、製品組立業務、製品検査業務、製品梱包業務
企業の担当者から、取り組み内容や職場環境、業務内容などについてご紹介いただきました。
担当者の方からは、新型コロナウイルスでマスク必着となり、当事者とのコミュニケーションが中々難しい状況となった際、一人一人が充実して働くことができるよう、音声認識ツールの導入に加え、筆談や実際に手話を用いるなど、様々な工夫をおこない、職場環境が改善され、当事者とのコミュニケーションが取れるようになったとのご説明をいただきました。
また、朝礼や会議を積極的に行い、当事者の方とのコミュニケーションを欠かさず行うことで、現場での課題を見つけ、職場環境をより良くしているとのお話をいただきました。
【アマノ株式会社相模原事業所への質疑応答(一部紹介)】
Q:聴覚障がい者の方とのコミュニケーション、業務説明はどのように行ってい
るのかを是非、教えてほしい。
A:業務の指示は基本的には職場の工程リーダー及び職場長が担当しており、図
面(作業手順書)、作業指示支援システムを用いて作業説明をしている。
また、手順書を見せながら一つ一つの工程を丁寧に伝え、理解度を確認しながら指導を行っている。
職場見学
当事者職場見学:アマノ株式会社相模原事業所
アマノ株式会社相模原事業所を見学させていただきました。
担当者の方より、「部品出庫業務、製品組立業務、製品検査業務、製品梱包業務」の作業を現場でご説明いただき、当事者とのコミュニケーションの方法も実演いただきました。
プログラムを通じ、参加企業から「大変参考になった。自社でも雇用する際、ツール等導入したい。」等のお声をいただき、大盛況となりました。
電話 045-210-5871
このページの所管所属は産業労働局 労働部雇用労政課です。